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成田空港至近ホテル発のオリジナルパウンドケーキ
成田空港周辺のホテルは、国際空港周辺というロケーションも手伝ってかクオリティ高きホテルが多い。一方で、経年感のあるホテルもある中、近年秀逸なリニューアルで人気を博するホテルが注目されている。
その筆頭がホテル日航成田だ。従前の同ホテルを知る者ならば、ロビーに入った瞬間アッと驚くこと間違いない。ハイセンスでエキゾチック、リゾート感も高く素敵なホテルライフを予感させる。
客室のリニューアルで注目なのが、成田地区では珍しい和洋室(4名利用)だ。上質な布団で眠る「和洋室 J-Styleファミリールーム」は、ファミリー向けの客室は意外に少ない成田のホテルにあって注目すべきトピックと言えるだろう。
ホテル日航成田はグルメホテルでもある。「カジュアル・リゾート・ダイニング セリーナ」は、味覚や視覚、香りや音までも演出するオープンキッチンが印象的なカジュアルレストラン。開放感と導線の秀逸さは充実のグルメ時間を約束する。
スイーツもグルメホテルならではの逸品が揃う。コーヒーショップで数量限定にて発売されているのが「ホテル日航成田オリジナルパウンドケーキ」だ。「和栗のパウンドケーキ」「ドライフルーツのパウンドケーキ」「パイナップルのパウンドケーキ」といった3つのバリエーション。
和栗のパウンドケーキは京都産宇治抹茶のみを使用。口に含むと香り高い抹茶としっとりとした生地で質感の高さを感じる。更に贅沢に使用した和栗の食感がたまらない。インターナショナルなホテルにあって“和”をリスペクトするスイーツだ。
ドライフルーツのパウンドケーキは、5種類のフルーツ(オレンジ・レーズン・チェリー・アップル・パイン)を砂糖と洋酒で長時間漬け込み、フルーツの甘み・酸味・香りをパウンドケーキに閉じ込めた一品。パイナップルのパウンドケーキは、パイナップルをチェリーで作った洋酒に漬け込み、パイナップルの甘さと洋酒の芳醇な香りを十分に味わえるパウンドケーキ。いずれも大人のスイーツといった上質な雰囲気を纏う。
進化を続けるホテルにはいつも新たな発見がある。それはホスピタリティマインドすら感じるスイーツにも現れる。
※掲載情報は 2017/07/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。