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オーストラリアで語り継がれるビーフジャーキーの逸話
いまや世界中で愛されるおつまみ「ビーフジャーキー」。皆さんは、ビーフジャーキーの
起源をご存知でしょうか。諸説ありますが、オーストラリアがビーフジャーキーの起源とする言い伝えも残されています。その昔、オーストラリアがまだ荒地だった頃、家畜を飼育してアウトバック(内陸部)で暮らす「ブッシュマン」と呼ばれる狩猟民族がいました。その中に、ジェームス・マクレガーというならず者がいました。警察に追われる彼は、妻が作る乾燥肉を携え、一度も警察に捕まる事なく逃げ続けました。彼は、仲間たちに妻が作った乾燥肉のおかげで逃げ切る事ができたと話していたそうです。これが、今のビーフジャーキーの原型とも言われています。彼と妻はその後、オーストラリアで尊敬される牧畜業者になったと言われています。
プレミアム・ジャーキーにふさわしい食感
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドは、ビーフジャーキーの3大原産国として知られています。アメリカやニュージーランドのジャーキーはハードタイプなものが多いのに対して、オーストラリアのジャーキーはソフトな食感が特徴的です。オーストラリア最大のビーフジャーキーメーカー、マリアーニのトップブランド、「ローカルレジェンド」は、肥育ホルモンなどを一切使用せずに、ビーフジャーキーに最も適した赤身を作り出します。そして、慎重に吟味したスパイスで“プレミアム・ジャーキー”の名にふさわしい味わいに仕上がっています。アウトバックの精神と伝説を受けついだ逸品です。
※掲載情報は 2017/07/26 時点のものとなります。
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キュレーター情報
オーストラリア大使館
オーストラリアには北部の熱帯から南部の温帯へと大陸を縦断して多様な気候があります。広大な土地と豊かな自然環境を生かして、畜肉、大麦、小麦、野菜や果物、チーズやバター、アイスクリーム、魚介類、菓子、ジュース、ビール、ワインなど生産しています。日本とは季節が真反対の為、時期によって日本国内で調達することが難しい産品も供給可能です。更に、日豪経済連携協定により肉やワインなど多くの産品の関税が撤廃もしくは削減されお求め安くなりました。特殊な地理的条件と豊富な原材料、食品の安全性や品質保証に関する厳格な基準や制度、高度な加工技術により、高品質な産品を世界各国へ安定供給してきたオーストラリアは、クリーンで安全な食料輸出国として認知され国際的に評価されています。また、多民族・異種文化が共存するオーストラリアには、それぞれのニーズに合った食品を幅広く供給する独特な基盤があります。食品認証制度・基準のHACCPやISOは勿論のこと、オーガニック、バイオダイナミック、コーシャーやハラールなど特定の条件を持つ製品にも対応し、最近では、グルテンフリー・アレルギーフリー食品や機能性食品なども多く生産しています。