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なかなか予約が取れない名店のちょっとしたエッセンスだけでも自宅で感じられる一品
「料理屋植むら」は、港町神戸の山手にある情緒あふれる北野坂に面した場所にあり、ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011、ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012、ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2013、ミシュランガイド関西2014、ミシュランガイド関西2015、ミシュランガイド関西2016にも掲載をされています。(※)
私自身、私が作った「江戸切子」を色々な料理屋さんに納めている関係から、いろいろなところで、料理をいただく機会が多くなってきたのですが、「植むら」さんは、そのなかでもずば抜けたセンスを感じるお店です。
なぜなら、自分は料理に関して、素人なのですが、素人でもとても分かりやすい美味しさを提供されているからなのです。例えば、知人から「すごく美味しいよ。」と言われたお店に行ってみても、「あぁ、こういうのが美味しいんだ。」とプロの方には評価が高くても、一般の方からすると、深すぎてよく分からないこともあります。「植むら」はそんなことがなく、プロの方にも一般の方にも評価が高いお店で、とても楽しめる名店です。
今回紹介するねぎ味噌ですが、ねぎ味噌自体は、もともと美味しいものだけど、植むらが考えて作られたものだけに、納得の美味しさです。
「植むら」とは、約8年くらい前に出会いましたが、「ねぎ味噌」は、2年くらい前に知りました。頻繁に取り寄せているというわけではありませんが、なかなか予約が取れない名店のちょっとしたエッセンスだけでも自宅で感じられるのが幸せなのです。
金山寺味噌に白ネギと鰹節を混ぜ合わせた「おかず味噌」ですので、 その深い味わいは温かいご飯はもちろん、様々な素材との相性がバツグンです。
1箱756円(税込)という値段もうれしいところ。ぜひ、名店の味をお試しください。
※
ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011にて1つ星として掲載
ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2012にて1つ星として掲載
ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2013にて1つ星として掲載
ミシュランガイド関西2014にて2つ星として掲載
ミシュランガイド関西2015にて2つ星として掲載
ミシュランガイド関西2016にて2つ星として掲載
※掲載情報は 2017/07/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
江戸切子職人
三代秀石 堀口徹
三代秀石 堀口徹 Toru HORIGUCHI,SHUSEKI,the third 江戸切子作家/株式会社堀口切子 代表
1976年東京生まれ。青山学院大学経済学部卒。1995年(株)堀口硝子に入社。二代目秀石須田富雄(江東区無形文化財)に江戸切子を師事。
2008年三代秀石を継承し、堀口切子を立ち上げる。2012年、日本の伝統工芸士(江戸切子)に認定される。
江戸切子協同組合理事。日本ガラス工芸学会会員。
工芸の枠にとらわれず、時流を意識した創作活動で海外での出品なども展開している。
江戸切子の持つ可能性の幅を広げるべく、デイリーユースの器はもとより、アートの世界でも活動の場を広げる。