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「育てるから、食べるまで」。私達の口に入る瞬間まで、一貫したこだわりを持つ宮崎県の大森淡水の鰻。なんと、国産うなぎの取扱量はトップクラス。有名な鰻の老舗店にも数多く鰻を卸しています。その鰻の美味しさは、お子様からご年配の方まで大人気。さらには、芸能人の間でも評判になるほど。
大森淡水の鰻を食べる為にわざわざ宮崎市にあるレストラン「鰻楽」に訪れているようです。テイクアウトにお取り寄せもできる自慢の鰻。間もなく迎える7月25日「土用丑の日」に是非とも宮崎の鰻をご賞味ください。
生産者から「焼き」までこだわり尽くした一品
宮崎市にあるレストラン「鰻楽」。広い駐車場に大きな建物。その奥には養鰻場・加工工場が続いています。立派なレストランの建物は、新潟県の古民家3軒分の木材を取り寄せて創られたとか。今年の6月で丸9年を迎えたというこの建物は、風格があり、大きな梁が安定感を与える落ち着いた雰囲気です。
入り口を入ったところに立てかけてある、女優・深田恭子さんの「土用丑の日」の書も名物の一つ。実際に「鰻楽」へ訪れた際にこちらで書かれたそうです。書を囲んで写真撮影するお客様のお姿も拝見することができました。
選び抜かれた信頼のおける宮崎県・鹿児島県の養鰻家との提携により、100%の国産うなぎを大切に育てている大森淡水。美味しい鰻をお客様に提供する為に、何度も試食を繰り返しているそうです。そんな鰻のなかからレストラン「鰻楽」の西口真料理長の目で選ばれ、腕によってさばかれた後、炭火で焼き上げられた蒲焼きが登場。こちらは一番人気の「上うな重」(2,580円・税込)。肝吸いと香の物がついています。蒲焼きの色・艶・香り、ともに食欲をそそられます。
素材にこだわって丹念に作り上げられたタレ。ツヤツヤとして鰻全体を飴色に輝かせています。蒲焼きの仕上がりを決めるのは「焼き」。焼いたうなぎを割いて鉄串を打ち、直火で焼く関西流の地焼きは、炭火の熱を伝える鉄串によって鰻の中と外の両方からじっくりと焼き上げます。また、鉄串を動かす「こなし」と呼ばれる鰻を柔軟に踊らせるような技により、ふっくらとした身に。炙り出された脂は鰻の身をじわじわと焼き上げ、表面はパリっとした仕上がりに。いただいてみると、「パリッ、ふわっ」の食感とともに、甘過ぎずサッパリとしたタレが至福の時間を運んできてくれます。そして、何より鰻特有の泥臭さをまるで感じることのない絶品。蒲焼きに合わせるお米は新潟のコシヒカリを使っています。年齢を問わず人気があるのも頷けますね。
一膳で四度美味しい「ひつまデラックス」
こちらは、上に約1匹分の蒲焼きが乗り、さらにはご飯の間に3切れの蒲焼きが入っているという”ひまぶし”のスペシャルバージョン「ひつまデラックス」(4,940円・税込)。食べ方は、おひつの中を四等分にして、お茶碗に移してそのままで。次は添えられた大葉やわさび・ネギ・海苔などの薬味をお好みでのせて。
次は出汁を掛けてサラサラといただく出汁茶漬けで。そして、最後は一番お好みだった食べ方でもう一度味わいながら、心行くまで鰻を堪能できます。鰻の蒲焼きに出汁を掛けていただくなんて、なんて贅沢な食べ方なんでしょう。ボリュームのある「ひつまデラックス」だからこそ、いろんな食べ方を一度に楽しめます。この夏のスタミナ食に、パワーアップ間違いなしです。しかも、鰻のクセがなく、タレもサッパリしているから、食べ過ぎたかなと思っても胃にモタれる感じがないのです。翌日もスッキリ。次の日にも食べたくなっちゃう鰻って結構凄い。満足度の高い一品です。
また、地元の宮崎県の子供達に嬉しい特典もある「鰻楽」。宮崎県が発行している「子育て応援カード」の提示で、お子様に「ミニうな丼」を無料で提供しています。大人の分を分けなくても大丈夫。とっても有り難い特典です。未来の子供達に、とっても優しいレストラン「鰻楽」なのでした。
今年の7月25日「土用丑の日」のレストラン「鰻楽」の営業はお昼のみ。予約にて受け付けている蒲焼きのテイクアウトは現在200匹を予定しているそうです。毎年、行列が出来てしまうという「鰻楽」の鰻。今年こそは宮崎の最高の鰻に舌鼓を打ち、猛暑の季節を健やかに乗切ってください。また、全国からのお取り寄せもできるそうです。大切なあの方への贈り物にもオススメします。
※掲載情報は 2017/07/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
MC・フードコーディネーター
岩切あけみ
宮崎県生まれ。現在、宮崎県を中心に式典・イベント・パーティ等のMCとして活動中。テレビ・ラジオのパーソナリティ時代に「食のレポーター」として活動したことがキッカケで「食」の世界に興味を持ち「トータルフードコーディネーター」の資格を取得。フードコーディネーターとして宮崎食材に係るレストランイベントやプロモーションに参加。コーディネートから司会までトータルで手掛け、宮崎や東京の料理人たちと繋がりながら、独自のコーディネート・スタイルを確立中。その他、サービス接遇・ビジネス検定・秘書検定・医療事務等の資格を持ち、講師として教壇に立つことも。まだまだ「好奇心」が止まらない宮崎県人。【主な仕事】MC / フードコーディネーター / 百貨店等のアドバイザー / スーパー等の店舗インテリアコーディネート 等