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最近は家に調味料がなくても、どうにか食事が出来る環境のようです。便利なことに、大体のものに調味料が小分けにして入っているので、用意をしなくても不便はないかも知れない。今どこの家にもあるだろうと思われている、醤油や味噌までもが必要がないという時代。
これら基本調味料の消費量がどんどん減っているのは、味に変化をつけたりお出しが入っていたり、何かを添加していないと価値のないもののように扱われてはいないだろうか。
本当に食材そのものを味わうなら、調味料もシンプルで良いはずです。素材に適量の調味料を使えば好みの味となるし、その日の体調に合わせて、調味料を加減することが出来るのが料理することの意味だろうと思います。また、本来こうあるべきもの「本醸造」とか「純正」とかと言った商品はとても高級な希少価値のあるものになっていますが、本物が当たり前になってほしいし、素材が良いものや、体に良いものが身近に手に入る環境ができれば良いなと思います。
今回ご紹介するのは高橋ソースさんの「カントリーハーヴェストシリーズ」の3種類のソース「とんかつ」「中濃」「ウスター」です。このソースは埼玉県本庄市にある高橋ソースさんが30年も前に「カラメルや添加物を一切使わないソースを作ろう」と安全な農作物を作っている農家さんの協力のもと出来た商品だそうです。
ソースの主原料は「りんご」と「トマト」です。その原料から吟味し、長野県の契約農家さんと手を組み、特別栽培されたものを使っています。また、砂糖は喜界島の粗糖を使っているそうです。
私も30年とは言いません、が10年位前からこのソースを使っています。価格は少し高めですが充分納得できるソースですし、スーパーなどでも取り扱っています。カラメルを使用してないので、他のメーカーのものより色が少し薄めですが、りんごやトマトの味がしっかりと感じられます。私は出来上がった料理に直接かける他に、調味料として使うことの方が多いのですが、安心していただけます。カントリーハーヴェストソースの誕生については、高橋ソースさんのホームページで詳しくご紹介していますので、ホームページもぜひご覧になってください。
※掲載情報は 2017/07/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パンシェルジュ
石野衣絵子
パンと菜食料理教室「る・くりま」主宰。各種天然酵母で作るパンとゆるいマクロビをベースにした菜食料理が得意。日々作るパンや料理は、美味しくそして安全であるべきだと考えています。素材選びと素材が持つ力を信じて、引き算で作る工夫がいっぱいのレシピが好評。料理教室やパン教室に通うのが趣味だったのですが、気が付いたら教える立場になっていました。教室運営の傍ら、企業向け講師・区民講座・レシピ開発・調理指導委託業務。リマ・クッキングスクール師範科卒業。みそソムリエ。調理師。
