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カナダにとって2017年7月1日は特別な日で、連邦結成150周年を迎えました。この節目の年を迎え、カナダ本国ではもちろん、ここ日本でも盛大にこの記念すべき日を祝おうと今回は、カナダ大使公邸にて特別なレセプションを開催致しました。カナダは多民族国家として現在世界各国から年間約30万人の移民を受け入れています。人種の多様化によって、経済、文化も多様化しています。それはカナダにとって強みでもあります。今回の150周年の４つのメインテーマのひとつである「多様性と共生」が少しでも伝わるように、さまざまな催しや料理を用意致しました。
カナダ大使公邸は1933年に完成し、初代駐日カナダ公使ハーバート・マーラー卿の名にちなんで「マーラーハウス」と名づけられました。帝国ホテルをはじめとする建物で最もよく知られるチェコ生まれの建築家アントニン・レイモンドによって設計されました。
西洋建築の公邸の庭園は日本式と西洋式の造園を見事に調和させたものです。草花や入念に剪定された植木や鯉の泳ぐ池、石灯籠など伝統的な日本庭園の多くの要素を取り入れています。
今回のウェルカムドリンクには、ジン、ビール、ワインなどカナダに纏わるものを多くご用意致しました。特に近年、カナダ産のワインは世界中で注目を集めており、その恵まれた環境から世界中の醸造家がカナダへ移住してくるほどです。日本市場へも既に輸入されており、ソムリエやワイン専門家の方々から高い評価を頂いています。
パーティーの始まりに際しまして、駐日カナダ大使のイアン・バーニーより皆様にご挨拶をさせて頂きました。カナダが建国150周年を迎えるにあたり、日本との関係性の強化やこれから国際社会の中で、カナダが果たすべき役割についてお話させていただきました。
カナダデーには、石原伸晃 経済再生担当大臣、小田原潔 外務大臣政務官にもご参加を頂きました。
今回のレセプションで皆様に振舞う料理は、カナダのスターシェフとしてメディアでも大活躍中のジョナサン・コレッキ氏。カナダ国内で2店舗を展開しています。現在は、期間限定ではありますが、カナダ大使公邸専属のシェフとして活躍しています。そんな彼が創作する料理を今回はゲストの皆さんに楽しんでいただきました。今回は、コレッキシェフのメニューをご紹介します!
カナダ大西洋産ロブスターロール レモン風味のアイオリ、タラゴン、セロリを添えて
カナダ産ロブスターは、日本でも馴染み深い食材です。ロブスターロールは、カナダの食生活では欠かせない存在。ロブスターのぷりっとした食感とバターの香りが豊かな柔らかいパンの相性はバツグンです
カナダ産ポークリブのハニースモーク ディルとコールスローを添えて
日本で消費される豚肉の約半分は輸入ポークで、その2割以上はカナダポークという事をご存知でしたか。きめ細かい赤身とうまみがたっぷりの脂身が特徴のカナダポークは、年々、日本への輸入量を増やしています。日本をハニースモークした今回の一品。とても柔らかく口の中でとろけていきます。
カナダ産ビーフ・ストリップロインのグリル チュミチョリとスウィートオニオンのピクルスを添えて
カナダの夏の楽しみは、何といってもバーベキューです。ビーフストリップロインは、カナダの夏のバーベキューには欠かせません。軽やかなハーブドレッシングとレタスでヘルシーな一品に仕上げています。
カナダ太平洋産銀ダラ メープルシロップと共にワイルドライス、生姜、スナップエンドウを添えて
濃厚な銀ダラにケベック州産のメープルシロップのキャラメリゼ、ワイルドライスを添えて華やかにか挙げた一品。
今回のイベントでは、デザートに150周年アニバーサリー・ケーキもご用意致しました。イベントは、終始なごやかな雰囲気の中、ゲストの皆様にはカナダの食材をふんだんに使用したお料理を楽しんで頂きました。カナダ食材を使用したカナダ人シェフによる料理の数々にゲストの皆様には、とても満足して頂けました。150周年の節目を迎え、今後ますます日本との関係性が深まっていきます。そんな中で、より多くの人達にカナダの食材や料理の魅力を知ってもらえるように今後も、さまざまなイベントを計画していきたいと考えています。
※掲載情報は 2017/07/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
カナダ大使館
世界で2番目に大きな国土のカナダ。カナダは三方を太平洋・大西洋・北極海に囲まれ、きれいな淡水の湖が点在し、広大で変化に富んだ景色が広がります。このカナダの大自然と、彩り豊かな季節の中で、実にいろいろなおいしい農産品・食品が育まれています。
またカナダは移民も多く多民族の国。さまざまな民族のそれぞれの伝統や調理法や味が、カナダの食文化の多様性を生み出しています。「カナダ料理ってどのような料理ですか？」と尋ねられると、私たちは「世界中のおいしいレシピをもとにカナダで育った新鮮、安全で高品質な食材で作った料理です」と答えます。
カナダ産の農産品・食品はたくさん日本に入ってきています。日本は世界で三番目に大きな輸出先です。皆さんが毎日食べているものにもカナダ産食材・食品が多く使われているのです。
カナダの大自然が育むおいしさ、そして多様な食文化についてお届けします。
