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クリスマスイブまで楽しみな24日間
ノルウェーではクリスマスイブまでの24日間がアドベント(待降節)にあたり、12月に入る前に多くの子どもたちがアドベントカレンダーをもらいます。アドベントカレンダーには24日分の小さなポケットがあり、なかに入れられたチョコレートやちいさなプレゼントを毎日一つずつ開き、24日のクリスマスイブが来るのを楽しみに待ちます。24本のクローブを刺したオレンジを準備して、毎日1本ずつ引き抜いてカウントダウンをする人もいます。
家の中を隅々まで掃除し、クリスマスの飾り付けを済ませ、7種類の異なるケーキやクッキーを焼くのが、伝統的なアドベントの過ごし方でした。
ノルウェーではクリスマスツリーの飾り付けをするのはクリスマスイブの前日で、この日はリトル・クリスマスイブとして知られています。このリトル・クリスマスイブに作られるのがジンジャーブレッドハウスです。欧米でも人気のある、このクリスマスの名物は、地域ごとでさまざまな名前があります。ノルウェーの西岸にある都市ベルゲンでは、毎年「Pepperkakebyen」といわれる、ジンジャーブレッドハウスのお披露目会が行われます。子供たちが作った数百個のジンジャーブレッドハウスが並ぶ光景は壮観です。ノルウェーではこのジンジャーブレッドハウスを家で、親と子供たちで作るのが伝統となっています。今年のクリスマスイブは家族みんなで可愛らしいジンジャーブレッドハウスを作って、北欧のクリスマスの雰囲気を感じてみてはいかがですか?
親子で楽しみたい、ジンジャーブレッドハウスの作りかた!
ジンジャーブレッドハウスはエリアによって様々な呼び方があります。サイズも大きなものから小さいものまで様々!今回ご紹介するのは、波型のクッキー型で作る片手サイズの可愛い、ジンジャーブレッドハウス!クッキー生地はフードプロセッサーで簡単に!クッキーは厚めに焼くので安定感があって、サイズも小さく初めてでも簡単に作れます!憧れのお菓子のお家、中にはジンジャーマンやキャンディーなどお好きなお菓子を入れてプレゼントにもどうですか?
ジンジャーブレッドハウス(ヘクセンハウス)のレシピ
■材料:3人分
・よつ葉 デイリースプレッド(又は無塩バター)150g
・卵白10g
・グラニュー糖50g
・粉糖70g
・卵黄1個
・デコれーとペン(ピンク・ブルー・グリーン・イエロー)
・薄力粉180g
・クリスマスピック(柊)3枚
・アーモンドプードル20g
・クリスマスベーキングココット(ホワイティココット)3枚
■作り方
1:フードプロセッサーに小さく切ったよつ葉DS・グラニュー糖・卵黄を入れて、細かくプッシュしながら、クリーム状にする。あればバニラオイルを数滴入れる。薄力粉・アーモンドプードルを加え、混ざれば取り出してまとめ、ラップに包み、一晩冷蔵庫で寝かせる。
2:生地は、5~6mmに伸ばす。波型(6.5cmx4.5cm)4枚、波型(5.3cmx3.6cm)2枚、星形1枚で、一軒分。3軒分型抜きする。お弁当グッズで、波の型があれば、大きいサイズの方に、屋根の瓦模様を付ける。(1軒で2枚)
3:170度に予熱をしたオーブンで15~17分しっかりと焼く。
4:アイシングを作る。固めに作る。卵白10gに粉糖70gを入れ、スプーンでよく混ぜる。
絞り袋に入れる。
5:枠と屋根をアイシングで接着する。しっかり固まるまで待つ。枠の小さい方(低い方)
にもアイシングを塗っておく。屋根が固まれば、枠に乗せ、少し押さえる。
6:一晩置いておくと、しっかり付きます。アイシングで氷柱を書く。星のクッキーを付ける。
7:デコレートペンでドアや窓・星を書く。ピックを飾る。
8:ラッピングをしてプレゼント!ベーキングカップにのせて、透明袋に入れ、シリカゲルを入れてリボンを結ぶ。
■コツやポイント
波型がなければ、厚紙で長方形の型を作り、ナイフでカットしても出来ます。
アイシングはたっぷりと塗って接着。枠と屋根がきちんと固まってから、屋根を乗せれば崩れません。
屋根をココア生地で作っても可愛いです!
この製菓用のグラニュー糖は非常に目の細かく、ダマにならず、冷たい液体にも簡単に溶けるので、クリームや生地作りも短時間でなめらかな口当たりに仕上げられます。
※こちらのお菓子のレシピはお菓子パン材料のcottaでご覧いただけます。
【世界のXmasスイーツ】
明日(12/11)はハンガリーのクリスマススイーツをご紹介します。
※掲載情報は 2014/12/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ノルウェー王国大使館
長く複雑な海岸線を持つノルウェーは、古くから漁業国として発展してきました。海は冬でも凍らず水温は安定しています。美しいフィヨルドは、山から溶け出す雪が冷たく澄んだ海に混じり、魚を育てる絶好の塩分濃度を保ちます。理想的な自然環境に加え、水揚げから輸送まで、最新技術を駆使し徹底した品質管理が行われています。サーモン、サーモントラウト、サバ、ししゃもなどは、日本でも人気の食材です。
大自然の恩恵を受けているのはシーフードばかりではありません。夏の白夜の太陽のもと、野菜、果物やベリー類はゆっくりと熟し、滋味あふれる味わいとなります。水分をたっぷり含んだ草を食んだ動物の肉も豊かな風味を持ちます。 伝統的なノルウェー料理は、季節の特色を生かし、素材の持ち味を生かすシンプルかつ効果的な方法で調理します。
ノルウェー料理は、本質を保ちながらも、他国の食や嗜好に影響されながら洗練を重ねてきました。現在では多くの意欲的なシェフが地域の特性を活かしながら変革を探求する「新北欧料理」の担い手として世界中の料理人にインスピレーションを与えています。また、近年はノルウェーのコーヒー文化が注目を集めています。