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ドイツのクリスマスには、なくてはならない味
ドイツのクリスマスには、シュトレンと呼ばれるラム酒などに浸けておいたドライフルーツとナッツを、たっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いたパンを食べるのが一般的です。
表面を砂糖でコーティングしているので、表面が真っ白で、雪に包まれるクリスマスに食べるのにふさわしいパンです。
シュトレンは「アドベント(待降節)」と呼ばれるクリスマス4週間前から作られる事が多く、クリスマスまでに少しずつスライスしたものを食べます。ドライフルーツやナッツの甘みが徐々にパンに浸透していくので、作ってから時間がたつほど、味に深みが出てきます。また、日持ちもよく一般的には3週間~4週間もつのも特徴的です。
シュトレンにもさまざまな種類があり、各家庭やお店でも味が違います。ドイツ旅行に行く際には色々なお店でシュトレンの味の違いを楽しむのもいいかもしれませんね。
クリスマスに向けてシュトレンをおうちで作るのであればこのレシピ!
今回ご紹介するのは、これからクリスマスに向けて、本格的なものよりも少しバター控えめ、柔らかめに仕上げられるシュトレンです。ラム酒漬けのドライフルーツもたっぷりと入れました。少しずつ食べならが、クリスマスまでのカウントダウンを愉しみましょう。
■材料
・中種用:準強力粉50g
・中種用:ドライイースト(サフ・金)3g
・中種用:水30g
・ライ麦粉25g
・準強力粉175g
・砂糖20g
・塩3g
・シナモンパウダー小さじ1/2
・卵黄1個
・牛乳50g
・無塩バター70g
★バターの代わりに最上級のハイコンパウンド「cotta ネオナチュレ」を使っても作れます!
・マジパン40g
・ラム酒漬けドライフルーツミックス150g
・仕上げ用:無塩バター50g
・仕上げ用:粉砂糖 適量
■作り方
1: 中種を作る。ボウルに準強力粉とイーストを入れ、人肌に温めた水をイーストめがけて入れてゴムベラなどで均一になるまで混ぜる。ラップをして常温で1時間置く。
2: 別のボウルにライ麦粉、準強力粉、塩、砂糖、シナモンパウダーを加えてざっと混ぜる。角切りにしたバター(もしくはハイコンパウンド)とマジパンを加え、カードで切るように混ぜる。
3: ある程度バターが小さくなったら、両手をこすり合わせるようにしてポロポロのそぼろ状になるまで混ぜる。
4: 中種の生地を小さくちぎって入れ、卵黄、人肌に温めた牛乳を加えて生地が均一になるくらいまで混ぜる。記事がまとまってきたら台に出して5分程こねる。
5: 生地を四角くのばし、フルーツミックスを広げて手前から巻き、なじませるように混ぜ込んでいく。ひとまとめにしてボウルに入れ、ラップをして常温で1時間程1次発酵する。
6: 生地を2等分にして丸める。10分おく。(ベンチタイム)
7: とじ目を上にして生地を置き、手のひら大の縦長の楕円形に伸ばす。中央にめん棒をぐっと押しつけてへこませ、少しずらして半分に折る。(縦長に仕上げる)
オーブンシートを敷いた天板にのせ、常温で1時間2次発酵する。
8: 180℃に予熱したオーブンで20~25分焼く。熱いうちに網にのせ、仕上げ用のバターを表面に塗る。(溶かしバターにして刷毛で塗っても可。)
フォークなどで刺して表面に染み込ませるように塗るといいですよ。
9: 冷めたらラップをして一晩置く。
10: 粉砂糖をたっぷりふりかける。11:スライスして少しずついただきます。
■ポイント
ドライフルーツを混ぜ込む時は、あまりもみ込み過ぎないように。フルーツが崩れると、生地がベタついて扱いにくくなってしまいます。
仕上げ用の粉砂糖は溶けにくいタイプのものを使うと、時間がたっても砂糖がなきません。
※こちらのお菓子のレシピはお菓子パン材料のcottaでご覧いただけます。
※掲載情報は 2014/12/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ドイツ連邦共和国大使館
駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。