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百年の歴史を持つ醸造設備で造る渾身のビール
岩手・盛岡の中心街からやや外れた場所にあるベアレン醸造所。そこには、静かに時を刻むような味わい深い銅のビールの仕込釜があります。この醸造所は、創業時にドイツですでに百年は醸造し続けたという仕込釜などの醸造設備を取り寄せ、2003 年に本格的なドイツスタイルのビール造りをスタートしました。以来、まさに「“地”ビール」として、地元岩手すべての市町村でビールイベントを開催するなど、地元とともに歩み続け、愛されている醸造所です。
そんなベアレン醸造所が、2017年父の日に向けて醸造したのが『百年麦酒』です。このビールの醸造にはおそらく国内で現存稼働する最古の醸造設備「クールシップ(麦汁冷却層)」を使用し、かつて世界4大ラガービールと評されたウィーンラガーというビアスタイルを再現。まるで醸造所の銅釜のような深い琥珀色のビールが出来上がりました。
パッケージにも嬉しい工夫が満載です
父の日専用のパッケージには、ぐるりと360度に家族の温かさが感じられるイラストが施されています。これは、岩手を代表する人気イラストレーター、オガサワラユウダイさんによって描かれています。
箱からのぞき見えるビールのラベルにワクワクしながら早速箱の蓋を開けると、まず目に飛び込んできたのが可愛いカード!お父さんへサプライズなメッセージを伝えます。
そのカードに下に、『百年麦酒』が2本、『クラシック』が1本の計3本が入っています。
大人だからこそ楽しめる味わいのストーリー
『百年麦酒』をグラスに注ぐと、きめ細やかな白い泡とモルトウイスキーを彷彿させるような色。待ちきれずにグラスを口元に運ぶと、まずカラメル麦芽の香ばしさやほのかな蜜の香りが鼻をくすぐります。いよいよゴクリ。すると、想像以上に麦芽の深く濃い麦芽の甘さが口の中に広がります。その深く柔らかい味わいをゆっくりと楽しむうちに、追いかけるように上質な苦味が全体をぐっと引き締めてゆきます。流れるように変化する味わいのストーリーは、この一杯の中に詰まった百年の歴史に迷い込んだよう。飲み終えた後もどこか切ない別れのようなささやかな余韻が残ります。
“ああ、大人でよかった” ……。そんな贅沢な体験のあるビールです。
この『百年麦酒』と一緒にセットされている『クラシック』はベアレン醸造所のフラッグシップビール。ペアレン醸造所が創業時から造るこの定番中の定番ビールは、2015年の日本外国特派員協会主催する「世界に伝えたい日本のクラフトビールコンテスト」で、一時選考、二次選考を経て、200余りの日本のブルワリーから8ブルワリーに絞られ、最終選考の会場にいる日本外国特派員協会メンバー及び一般参加者約160名による試飲投票で見事グランプリを獲得した自慢のビールです。
お父さんと最近いつ話をしましたか?きっと、お父さんがこのビールをゴクリとひと口飲めば、この素晴らしいこの味わいが、普段なかなか口にできないお父さんへのあなたの感謝の思いとして伝えてくれるに違いありません。「おとうさん、いつもありがとう」
こんな上質でおいしい感謝の気持ち、今年こそ贈ってみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2017/06/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ビアジャーナリスト/パンコーディネーター
宮原佐研子
日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。