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和菓子屋さんの店先に並ぶ、可愛らしい姿。老若男女に喜ばれる和菓子は、手土産とは別に自分用にもついつい買ってしまいます。とくにに大福など、あんこの和菓子はお財布にも優しいお値段で大きさもお手頃。お餅とあんこの組み合わせってずるいですよね。和菓子は何も和菓子屋さんにしかないわけではないのです。街で手に入る手軽なものももちろん嬉しいですが、たまには自分のためにちょっと遠出をして、美味しいあんこのお菓子を探してみませんか?
1:老舗蕎麦屋の限定苺大福
宮崎の有名なお蕎麦屋さん「そばや哲心」の二代目、小田哲さんが毎朝その日の分を一つ一つ丁寧に手作りしているという「おとなの苺大福」。苺の王様と呼ばれる「あまおう」をシンプルに大胆に。毎日仕入れる「あまおう」は大きさが日によって違うので自然にお任せの大きさです。そして、あんこには北海道と丹波で作られている白小豆を100%使っています。1日限定20個、1個400円。テイクアウトもできるので、特別なお土産にもいかがですか?
2:夏はくずまんじゅう!豆大福の有名店の生菓子
創業明治23年、歴史は100年ある「出町ふたば」は、京都一有名な豆大福のお店といっても過言ではありません。京都では駅前のデパートでも買い求めることができ、京都土産の定番となっていますが、本店では豆大福以外も買うことができるのが魅力です。この「くずまんじゅう」は、本葛の粘り気と純度を感じる皮と、自家製のこし餡とのバランスが絶妙で大変夏らしい和菓子です。滋賀県岩間山より湧いている舌に美味しい水「甜水」を使っているのも美味しさの理由の一つです。
3:定番赤福はぜひ出来立てを!
現代でも年中参拝客が絶えることのない「伊勢神宮」。内宮門前町「おはらい町」にある「赤福本店」は、創業700年を誇る老舗甘味処です。三重県伊勢市の名物として名の知れた「赤福餅」は、真心をつくすことで素直に他人の幸せを喜ぶことができる「赤心慶福」に由来して名付けられました。柔らかくモチモチっとした餅と、あっさりとした上品な甘さのこし餡は、食べ出したら止まりません。季節限定では、夏季限定「赤福氷」や冬季限定「赤福ぜんざい」もあります。
4:繊細な栗の和菓子で至福の時を!
和紙に包まれた、きっちり正方形で端正な佇まい。周りの黄身しぐれ部分は卵黄と白餡を程よく調和させた、「大吾」さん独自の黄味羽二重時雨餡です。崩れないように口に入れると、はらはらと解けるような口触り。品のよい甘さ、黄味餡、こし餡、栗のそれぞれの旨味が絶妙なバランスです。抹茶やお煎茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合うので、シーンを選ばないのも嬉しいところです。甘さが控えめでさらっとした食感は、和菓子が苦手な方でも美味しく召し上がっていただけますよ。
5:金沢が生んだ職人技の絶品こし餡
金沢の観光名所の一つが武家屋敷跡。この場所はどこにいっても観光客の多い金沢の中で、ゆったりとした雰囲気と、昔ながらの水路がある風景を残した穴場でもあります。こちら「村上」さんでは手土産はもちろん、武家屋敷や水路を眺めながら、外でお抹茶セットがいただけます。「ふくさ餅」には、春は桜餡、夏は抹茶餡、秋冬は栗餡といった季節限定の商品もありますが、定番は「黒糖ふくさ餅」です。黒糖風味がほんのり香るふかふかの焼き皮。中にはこし餡と求肥餅が入っています。
6:見た目に釘付け!和菓子の宝石箱
お伽草子は、室町時代から江戸時代にかけて作られた短い物語のことをいいます。京都「吉廼家」の銘菓「おとぎ草子」は、古くから伝わる掌編にちなんで作られており、その色とりどりでなんとも可愛らしい一口サイズの上生菓子は、箱を開いた瞬間釘付けになります。全てが違うデザインで、それらは一つ一つ手作りされています。羊羹やお饅頭、寒天、練り切りなど季節によって内容が変わるので、その季節に合わせて華やかなお菓子を楽しむことができます。
7:旅の疲れを癒す和菓子
江戸時代、駿河の三大名物と言えは、「安倍川餅」「追分羊かん」、そしてここで紹介する「うさぎ餅」。名前の由来は、店先にうさぎが飼われていたからだそうで、満月をモチーフにした焼印と白い部分がうさぎに見立てられた素朴で可愛い和菓子です。薄皮の餅にたっぷりのこし餡が包まれ、やわらかい大福のよう。きめ細やかな餡に焦がした薄皮の香ばしさが絶妙です。東海道を歩いてきた江戸の旅人たちは、このやわらかい「うさぎ餅」の甘さに長旅の疲れも癒えたのでしょう。「うさぎ餅」をいただきながら、300年もの昔に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
8:料亭のデザート!はったい粉でいただくわらび餅
享保元年創業で、約300年の歴史を誇る老舗料亭「京懐石美濃吉本店 竹茂楼」が作る「京わらびもち」です。普通のわらび餅は、きな粉をかけることが多いですが、このわらび餅は「はったい粉」をかけていただくのが特徴の一つ。はったい粉とは、大麦を炒って挽いた粉のことで、大豆を挽いて作るきな粉にはない、香ばしさと甘みがあります。料亭のお客様を魅了し続けている、はんなり、もっちりとした食感。冷やしても温めても美味しいです。
9:夏目漱石も愛したコロンと可愛らしい銘菓
銀座にある和菓子店「空也」が製造、販売している最中です。楕円形で真ん中あたりが少しくびれた形で小ぶり。皮は焦がし皮で香ばしさを感じます。文豪を中心に多くの人から愛され続けている銘菓というのも興味深く、夏目漱石、林芙美子の小説にも登場しています。銀座という最先端の街で、安くて美味しく、時代に流されない、体に優しい安全なお菓子作りにこだわる店主の精神。お店でしか購入できないというその味は、、足を運んで良かったと思わせてくれること間違いなしです。
10:300年の歴史!シンプル素材の桜餅
桜の葉にちょうど包まるくらいの、ちょこんとした大きさが素朴で愛らしい桜餅。地元・岩手県産のもち米を使った自社製の道明寺粉で、無着色、素材のままの「白いお餅」なのが特徴です。お餅を包んでいる桜の葉は伊豆大島産の桜の葉を塩漬けしたもの。程よい塩気、口当たりも柔らかく、お餅と一緒に食べた時の食感もよい。「芽吹き屋」のお餅やお団子は、作りたてを瞬時に冷却させて冷凍輸送するので、自然解凍するだけで作りたての美味しさを味わえます。
※掲載情報は 2017/05/30 時点のものとなります。
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