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日本酒でいう「冷や」と「冷酒」の違いをご存知ですか。「冷」と書くので、どちらも冷たい状態のお酒と思っていませんか?実は、冷たいのは「冷酒」で、「冷や」は常温の状態なのです。冷蔵庫のない時代に、燗か常温でしか飲めなかったため、そう呼ばれてきました。
日本酒を飲む温度はいろいろありますが、蒸し暑くなってきたこの季節には、常温より冷やして飲みたくなりますよね。そこで、今回は「冷酒」にしていただきたい、味わいの爽やかな、すっきりとした日本酒を紹介いたします。
持ち寄りのホームパーティーなどにオススメな、日本食だけでなく洋食とのも相性もよい日本酒もありますよ、ぜひ飲んでみてください。
フルーティーな香り爽やかな兵庫の大吟醸酒「ひやしぼり」
国際線ファーストクラスで提供されることもある、創業460年の小西酒造が造る「大吟醸 ひやしぼり」を紹介します。
機内という限られた空間でも香り豊かに愉しめるようにと、厳選された日本米のみ100%使用され、甘すぎず・辛すぎないフルーティーで爽やかな味わいです。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017」では金賞も受賞した実力派でありながら、この大吟醸、コストパフォーマンスもよく、テーブルワイン感覚で手軽に飲める食中酒です。普段の食卓に、ホームパーティーなどでも喜んでもらえるお酒です。
気持ちよく飲んでもらえるお酒、新潟の純米吟醸「越乃寒梅 灑」
「越乃寒梅」を造る酒造として有名な石本酒造が、これまでのトレンドとは一線を画して作ったのが「越乃寒梅 灑」です。
日本酒をはじめて口にする人にもお楽しみいただけるよう、米の旨味を感じやすい純米酒でありながらも、ライトで飲みやすく、飽きの来ない味わいです。「さんずい」に麗しいという字を書いて、「さい」、ネーミングだけでも素敵ですよね。「灑」は、さっぱりとしたさまなどの意味(引用文献:「現代漢字語辞典」角川書店)を持つ言葉です。その名の通りキリッとドライなお酒です。パッケージも涼しげで上品ですね!
洋食と相性のよい日本酒 千葉の純米生「アフス」
飲んだ人のほとんどが「ワインみたい」と、そのフルーティーな味わいに驚き、目をまん丸くする木戸泉酒造の「アフス」を紹介します。
千葉県にある、創業明治12年の木戸泉酒造株式会社で製造されているこのお酒は、昭和30年に海外でも日本酒を楽しんでもらいたいとの思いで、試行錯誤を重ね生みだされた、甘みと酸味のバランスがよくさっぱりしているお酒です。ホームパーティーの手土産にしても話題となること間違いありませんよ。 生酒ですので冷蔵庫で保管し、キリリと冷やしてお楽しみください。
世界の上質を知る人達に愛される 灘の純米吟醸「福寿」
灘は、六甲山を背景に山田錦をはじめ優れた酒米の生産地に近く、六甲の伏流水で日本名水百選のひとつ「宮水」があるなど酒造りには理想的な土地です。その灘の地で創業以来13代にわたり、生産量を追わず、おいしさを極めるために手造りによる丁寧な酒造りを続けてきた「神戸酒心館」の「福寿」を紹介いたします。
2012年のノーベル賞晩餐会で振る舞われたこのお酒は、香りと味のバランスがよく、クリアで流麗な吟醸香を愉しんでいただける逸品です。酒銘は、七福神の一柱「福禄寿」」に 由来していて、飲んでいただく方々に財運がもたらされますようにとの願いが込められているそうで、ハレの日のギフトとしても喜ばれそうですね。
チーズとの相性もぴったり!「不動」
創業元禄2年(1689年)創業の鍋店の「不動」を紹介いたします。名前の由来は、成田不動の前で酒造りをはじめられたことから来ているそうです。このお酒の特徴である「吊るし搾り」は、もろみを機械ではなく手作業で吊るしながら自然に滴り落ちるお酒だけを集める手間の掛かる搾り方式で、みずみずしいのど越しでキリリと冷やして飲むと爽やかな味わいなのに、日本酒らしいコクもきちんと備わって、チーズとの相性もピッタリだとか。父の日のプレゼントとしても喜ばれる逸品です。
※掲載情報は 2017/05/25 時点のものとなります。
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