記事詳細
紹介している商品
アルゼンチンの食卓には欠かせないオリーブオイルとオリーブ漬け
アルゼンチンでは、19世紀の終わり頃、スペインやイタリアから多くの移民が移住したことから、食文化に変化をもたらし、オリーブの需要が急激に高まりました。今では、アルゼンチンの食卓には欠かせないテーブルオリーブ(オリーブ漬)とオリーブオイル。「ピカーダ(アルゼンチン風おつまみ盛り合わせ)」にも、ハムやチーズなどと一緒に必ずオリーブが盛りつけられています。
アグロ・アセイトゥネラ社は1947年に創業した「NUCETE」(ヌセテ)ブランドを持つ、アルゼンチンで最大規模をもつオリーブメーカーです。アルゼンチンのスーパーや小売店では、「NUCETE」のロゴマークが入った様々なオリーブ商品を目にすることができます。
植民地時代にアルゼンチンにもたらされたオリーブ文化。スペイン人による大規模なオリーブ畑の開墾地として選ばれたのは、アルゼンチンの北西に位置し、温暖な気候に恵まれたラ・リオハでした。ラ・リオハでは、現在でも、アルゼンチン産オリーブの主力品種である「アラウコ種」の一大生産地です。
アルゼンチンでは、テーブルオリーブ(オリーブ漬)はグリーンオリーブが一般的です。その割合は市場の90%ほどを占めています。残りの10%がブラックオリーブで、オリーブそのままのものもあれば、中に詰め物をしたものや香辛料を加えたものなど、味のバリエーションも豊富です。
また、オリーブオイルは鮮度を落とさないよう厳しい管理のもと加工が行われ、最高品質のエクストラ・バージン・オリーブオイルを製造しています。豊かな自然環境の中で育ったオリーブはアルゼンチンならではの野性味あふれる爽やかな味わいが特徴です。
「NUCETE」の商品は生産量のおよそ70%を南米、北米、イタリアなど10カ国以上に輸出しています。アルゼンチンの食卓に欠かせないオリーブ。日本の食卓でも、NUCETEのオリーブを味わえる日がもうすぐ訪れそうです。
※掲載情報は 2017/05/18 時点のものとなります。
- 3
キュレーター情報
アルゼンチン共和国大使館
アメリカ大陸の南端に位置するアルゼンチンは、世界でも有数の広大な可耕地を持つ国の一つです。アルゼンチンは、気品あふれる魅惑的なタンゴ、サッカーへの情熱、そして世界各国に輸出されるハイクオリティーの食料を生み出す国として世界中で知られています。広大な土地と多様な気候は、質の良い食料が生産されるのに最適の場所と考えられています。アルゼンチンは牛肉が有名ですが、それだけでなく、我々の食生活に用いられる多くの食料を生産しています。例えば、ジャガイモ、とうもろこし、ピーマン、かぼちゃ、亜熱帯性フルーツ、柑橘類、そして、海や川の魚、はちみつ、オリーブオイル、ワインなど・・・まだまだ沢山あります!この食料の豊かさが19世紀末から20世紀初頭にかけ、主にヨーロッパからの移民がアルゼンチンに定住することになった理由の一つなのです。従って、アルゼンチン料理は地理的影響と移民という二つの大きな影響の結晶なのです。豊富な食料とヨーロッパ移民から受け継いだ洗練性によって、アルゼンチン料理は他に類をみないものとなったのです。皆様にアルゼンチンスタイルのアルゼンチン料理をご紹介します!