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甘いものに目がない人は多いですが、中でも、癖になる甘さといえば、和菓子に欠かせないアンコではないでしょうか。小豆を砂糖と一緒に柔らかくなるまで煮込んだアンコは、豆の素朴なおいしさをしみじみと感じる日本古来の甘味です。お母さんがアンコ好きなら、母の日にアンコを使ったお菓子を贈ってみては?アンコ菓子と言ってもタイ焼きから大福まで種類は様々。お母さんが好きそうな一品を探してみましょう!
1:北見産小豆のおいしさをダイレクトに感じる上品な羊羹
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小豆と言えば北海道産。本土では十勝が知られていますが、道東の北見市でも年間500トンの小豆を生産しています。北見の小豆のおいしさを知ってもらいたい、と道内の老舗和菓子屋「清月」が創業80周年を機に手掛けた「きたみあずき屋」では、北見産小豆の一種「紅凛」を使った商品がたくさん発売されていますが。一番人気は、一口サイズの羊羹。「金箔仕立てあずき屋ようかん」は、紅凛のホクホクとした旨みを損なわないよう、砂糖は控えめに作られています。80周年と掛けた八角形の羊羹は上部に金箔がふられ、特別感のある一品に仕上がっています。
2:あずきバー?ではありません!お洒落に生まれ変わった「ういろ」と「ないろ」
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名古屋の銘菓として有名な「ういろ」は、約600年前に中国から日本へ伝来したスイーツです。米粉と砂糖で作る素朴なういろにこしあんを加え、やわらかな風味に仕上げた蒸し菓子が「ないろ」です。もっちりとしたういろに対し、ないろはしっとりさが際立ちます。大須ういろの「ういろばー」はういろとないろをアイスキャンディーのようにスティック状にしたもの。二つの違う食感と楽しめるういろとないろのセットは、伝統的な味といまっぽいデザインでSNS上で人気を博しています。
3:アンコにオリーブオイル?合わないと思う人にこそ食べてみてほしい!
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滋賀県近江八幡にある和菓子屋「たねや」は、クラブハリエのバウムクーヘンなど、全国で有名なスイーツをたくさん手がける会社です。常に新しい商品を発信するたねやの最新スイーツが「オリーブオイル大福」。オリーブオイルと大福、一見全く合わないように感じる二つの食材ですが、食べてみるとその相性がよくわかります。オリーブオイルの爽やかな青々しさがアンコの甘味を中和し、まろやかながらも後味のさっぱりとした大福に仕上がっています。新しいもの、話題のものが好きな方への贈りものにぴったりです。
4:なんだかほっとする、口どけの良いこしあんとライ麦の素朴な「あんぱん」
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鎌倉駅西口、御成商店街を海に向かって5分ほど歩いたところにある「KIBIYAベーカリー」は、地元のみならず鎌倉以外からもたくさんの人が訪れるパン屋さんです。添加物は一切不使用。自家製の天然酵母をはじめとし、無農薬国産小麦、石臼挽き全粒粉、ライ麦、天塩、浄水を使ったこだわりパンが充実しています。ハード系のパンが人気の中、密かに人気を博しているのが「あんぱん」です。口どけの良いこしあんと、ライ麦のほのかな酸味が口の中に広がるなんだかほっとする味。年配の方からも親しまれています。
5:アンコぜんざいをかけて楽しむ、京料理の老舗の上品なわらびもち
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わらびもちといえば、多くがきな粉をかけて食べるものですが、「京懐石美濃吉本店竹茂楼」の京わらびもちは、はったい粉と大粒のあずきぜんざいをかけていただきます。はったい粉とは、大麦を炒って挽いた粉のこと。きな粉にはない香ばしさが特徴です。炒ったばかりの香りが立つはったい粉と柔らかいあずきと、黒蜜が練り込んだわらびもちの組み合わせは他では味わえない逸品です。竹茂楼は、全国に17店舗を持つ老舗料亭、京懐石美濃吉の本店。憧れの料亭の雰囲気を自宅でも楽しめますよ。
6:白餡派なら絶対にこれ!旅人を癒した手焼き生地とアンコ菓子
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アンコはアンコでも、白餡にこだわるという方には、「小松屋総本家」の「白餡あんまき」がおすすめです。あんまきは、溶いた小麦粉を焼いた生地にアンコを挟んだもの。今川焼やどら焼きと同じく、小麦粉と小豆の組み合わせを楽しむお菓子ですが、あんまきは、全てのアンコ菓子のルーツともいえるものです。その歴史は古く、1889年、東海道五十三次39番目の宿場町「池鯉鮒(知立)」の茶店「小松屋総本家」で販売されたのが始まりといわれています。一枚一枚手焼きした生地に、ねっとりとした白あんをたっぷり包んだあんまき。素朴ながらも洗練された菓子です。
7:チョコ?キャンディ?一見なにかと見まがうスイーツの正体は「あんこ玉」
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古き良き日の東京のおもかげを残す歴史ある和菓子屋「浅草舟和」で、アンコ好きにもってこいのお菓子を見つけました。その名もかわいい「アンコ玉」。なめらかな口当たりのこしあんを丸くこね、つやつやの寒天でチョコレートボンボンのようにコーティングしたお菓子です。お味は全部で6種類。小豆、白いんげん、抹茶、みかん、いちご、珈琲、小豆はいずれも素材の味を楽しめるよう、アンコの甘味は適度に抑えられています。一見何かわからない不思議でかわいいビジュアルも人気の理由です。
※掲載情報は 2017/05/13 時点のものとなります。
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