母の日のプレゼントはもうお決まりですか？あなたのお母さんが「テレビを見ながら煎餅をかじる時間がいちばん幸せ」と頬をゆるませるタイプなら、おいしい煎餅を贈りましょう。煎餅を母の日に？とちょっと違和感があるかもしれませんが、化粧箱入りの煎餅ならプレゼントとしても見劣りしません。なにより、母の日にはお母さんが喜ぶものを贈るのがいちばん！ギフトとしてもぴったりな煎餅をご紹介します。

ポテトチップスに続きカルビーの人気菓子からプレミアムラインが登場しました。「やめられない、とまらない」という印象的なキャッチフレーズで国民的菓子なかっぱえびせんです。「かっぱえびせん匠海」は、従来のスナック菓子の常識にはありえない、瀬戸内海で採れる新鮮な天然エビを使用しています。さらに、天然の味わい深い「海人の藻塩」と、ごま油の老舗「かどやのごま油」を使うことで、老舗のせんべい屋さんも驚くほどのハイクオリティーなスナックに仕上がっています。

近頃体重が気になるわという悩めるお母さんには、雑穀を使ったおせんべい「寿穀せんべい」がおすすめです。通常お米からら作る煎餅に対し、こちらは大麦やたかきびなどを原料としたもの。サクサクとした食感を楽しめる「大麦」、ポリフェノールたっぷりの「たかきび」、コクのある甘みが尾を引く「いなきび」など、いずれもそれぞれの雑穀の特徴が引き出されています。お米だと炭水化物やGI値が気になるという方も、安心して食べられる煎餅です。

ド直球な煎餅をお探しなら「田子作煎餅」のお煎餅はいかがでしょう？千葉県産の料理ツナコシヒカリと同じく千葉特産である天然醤油だけを使った完全無添加のお煎餅。今では珍しくなった炭火焼を頑なに守っている硬派なおせんべい屋さんです。米を自社で粉ひきし、蒸して、練って、伸ばして、焼くというシンプルな工程で、手作りのような素朴な味わいを楽しめます。いろいろなお煎餅を食べたけど、最後にたどり着くのはこういうシンプル極まるもの、というツウな方からも好評です。

肥沃な加賀平野に囲まれ、加賀百万石と呼ばれた城下町、石川県金沢。江戸時代末期の嘉永二年（1849年）に創業した「落雁諸江屋」では、創業以来、金沢の歴史や風を感じる加賀銘菓と呼ばれるお菓子を排出してきました。こちらでは、煎餅を「のれん菓子」と銘打ち、長年お店の看板商品のひとつとして掲げています。蓮根風味の「蓮根」、白味噌風味の「唐松」、生姜砂糖風味の「菊花」。程よい砂糖がけされた煎餅は、まさに銘菓と呼ばれるにふさわしい気品を感じるもの。母の日という特別な日に贈るのにピッタリの煎餅です。

5年で100万箱も売れたという「風美庵」の「博多明太えびせんべい」。その名の通りえびと明太子の両方を楽しめる煎餅です。人気の秘訣は、バランスの良さ。米粒の感じを残した薄めのせんべいは割れやすいほどパリパリで、いくらでも食べられそうな食感の軽さがポイント。口へ入れるとまずえびの旨みと甘みがふわっと香り、続いて明太子のピリリとした辛さが追ってきます。この手のスナックは味が濃すぎて肝心の煎餅の味がわかりにくいということが多々ありますが、風美庵のものは絶妙なバランスが上手に煎餅、エビ、明太子の三つの味を楽しめるようになっています。

名古屋にある「桂新堂」は、エビを使った煎餅が有名です。特に、沖縄・宮崎・鹿児島・佐賀・熊本・大分・長崎・和歌山で養殖した「ジャポニカ種」と呼ばれる国産の車えびを使ったえびせんの発売時は、煎餅業界に衝撃が走ったといわれるほど斬新だったそうです。そんな桂新堂で今最も人気を呼んでいるのが、名古屋名物のエビフライをそのまま煎餅にした「名古屋えびふりゃあ」。エビフライ味のせんべいにはなんとリアルなタルタルソースがかかっています。まるで本物のエビフライを食べているような味と食感。エビフライを模したキュートなパッケージにも注目です。

ありそうでなかった「天ぷら煎餅」を販売するのは東京「築地ちとせ」です。春先に水揚げされた甘みのある「鷹爪海老」と、日本三大葱の一つ兵庫県朝来市の特産「岩津ねぎ」を使った贅沢ないっぴん。岩津ねぎは、白ねぎと青ねぎの中間に位置し、ほかのねぎにはない香りと甘さ、柔らかさが特長のねぎです。二つの特選材料を米粉を使ってかき揚げ風に揚げたせんべいは、そのまま食べるほか、お茶漬けにしたり、天ぷらそばにしたりと、さまざまなレシピに応用できます。