記事詳細
ドイツと言えば、車、ビール、サッカー、音楽など思い浮かべる人によって様々なイメージがあるでしょう。さて、そこでスイーツ・お菓子となると今ひとつこれという物がひらめかないのではないでしょうか。ドイツには、日本人にお馴染みの物から聞いたことのないものまで様々なスイーツやお菓子があります。今回は、ドイツで親しまれている伝統菓子や甘い食べ物を10品まとめてご紹介いたします。未経験でも経験済みの方でもちょっと気になる品を集めました。ドイツっぽさのあふれる品をぜひチェックしてみてくださいね。
1:さくらんぼの蒸留酒が大人の香り!黒い森のケーキ
ドイツとフランスの国境付近には針葉樹の多い通称「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」が広がっています。
さくらんぼの蒸留酒「キルシュ・ヴァッサー」を使った「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森のケーキ)」は、この黒い森をイメージして作られたケーキです。キルシュ・ヴァッサーをしみ込ませたスポンジ生地の上に、さくらんぼとチョコレートを載せるのが定番です。チョコレートの甘みにさくらんぼの甘酸っぱさが美味しい、ドイツの伝統のお菓子の一つです。
2:さくらんぼの風味が新感覚!ドイツ人の愛するマジパン
製菓材料として、またそのまま楽しむお菓子として、ドイツの人々はマジパンをよく食べるそうです。マジパンの人気は強く、品質の良い産地の商品にのみ特別な名称を与えるなど、消費者のための品質管理も徹底しています。
ベルリンで創業100年以上という老舗のレムケ社は、長くマジパンを製造しており、日本へも輸出している企業です。近年出た新商品の一つはさくらんぼ風味のマジパンです。さくらんぼのジュースやペースト、さくらんぼの果肉を練り込んだマジパンがあり、そのまま食べてもケーキのデコレーションにしても美味しくいただけます。
3:ドイツの感性が生きている?風味の素敵なアップルジャム
ドイツ・フランス国境の「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」で生まれたのがこちらのジャムです。黒い森で1913年に創業したジャムのメーカーであるファラー社のジャムです。
リンゴを使ったジャムなのですが、バニラビーンズのさやが贅沢に丸々一本入っているのが特徴です。パンに塗ったりヨーグルトやアイスにかけたりと食べ物にも、また紅茶に入れたり紅茶を飲みながら食べたりと飲み物にも合うのがうれしいですね。
4:日本でも見たことあるあれはドイツ原産!くまのお菓子
日本のスーパーのキャンディ売り場、駄菓子売り場でもお馴染みのお菓子である、クマの形のグミ「ハリボー」。
このハリボーが実はドイツのお菓子ということは意外に知られていないのではないでしょうか。ハリボーのメーカーは、1920年第一次世界大戦後にドイツで創業しました。ハリボーは、現代のドイツでも根強い人気を誇っていて、ドイツを代表する製品として愛されています。企業や航空会社、なんとドイツの外務省まで自組織のカラーを盛り込んだオリジナルパッケージのハリボーを特注するほどです。
5:ドイツのクリスマス前の定番!レープクーヘン
クリスマスまでの間、アドヴェントの時期(待降節)に食べるお菓子のシュトレンは、近年、日本でも知られるようになってきました。
ドイツのもう一つのアドヴェントの味がレープクーヘン(Lebkuchen)です。バター等の油を使わず、ハチミツで甘みを出し、ナッツやスパイスをふんだんに盛り込むのが特徴です。日本人には馴染みのないアニス、フェンネル、カルダモンなどのスパイスの風味は、コーヒーや紅茶に合います。貴重なスパイスの多数使われる個性豊かなお菓子なので、一度は試してドイツ気分を味わってみたいですね。
6:家族経営のメーカーが手作り!チョコ&ナッツスプレッド
こちらは、ドイツ北部ハンブルクで2004年創業のSchokovida(ショコヴィーダ)社のチョコとナッツのスプレッドです。
チョコをベースにハチミツ、ナッツ、フルーツを組み合わせた全6種類(アカシア蜂蜜とビターチョコ、イチゴとホワイトチョコ、ラズベリー、サワーチェリーとビターチョコ、ミルクチョコレートとヘーゼルナッツ、ダークチョコレートとヘーゼルナッツ)のスプレッドは、いずれも保存料を一切使わず、素材にこだわった全て手作りです。健康や自然にこだわるドイツらしさにあふれた商品の一つです。
7:厳格なドイツ基準で作られている、ピュアハニー
規則作りや規則を守ることに熱心というイメージのあるドイツですが、ハチミツに関する法律もあります。ハチミツとして流通させてよい製品の定義、添加してはいけないもの、種類などが決められています。
1954年創業のブラム社は、このような厳格な法律の下、2012年国際味覚審査機構(iTQi)で優秀味覚賞を受賞するなど実力派です。自然保護も重視するドイツのハチミツなので、品質と安全性の高さが期待できます。日本には現在6種類が輸入されているそうです。ぜひ試してみたいですね。
8:35億年以上前から存在する「藻」入り!フルーツバー
ドイツの人々は、日常的にシリアルバー、フルーツバー、チョコバーを食べているそうです。こうしたバーの中には、ナッツやフルーツが豊富に盛り込まれており、ミネラルや食物繊維も手軽に摂ることができるほか、腹持ちの良さから間食としても優秀です。こちらのフルーツバーは、たんぱく質、鉄分、にんじんの10倍のベータカロチンなど様々な栄養素を含んでいるというスーパーフード「スピルリナ」を使っています。
ちょっと変わった色合いでも健康を重視して食べるという、ドイツの人々の健康意識の高さの現れている一品ですね。
9:日本でもお馴染みだった?フランクフルタークランツ
ドイツの伝統菓子には「フランクフルタークランツ」というものもあります。ドイツのフランクフルトで生まれ長く愛されてきたお菓子で、日本でも1960年代から1980年代にかけてとても人気があったと言われています。輪のように丸く花輪(クランツ)を形作るスポンジ生地をバタークリームとアーモンドシュガー、キャラメリゼしたナッツ(クロカン)を振りかけます。
リング状のスポンジ生地にいちごや黒すぐり、さくらんぼを使ったジャムの層を入れることもよくあります。甘酸っぱさを添えるのが何ともドイツらしいですね。
10:本場の味!ドイツ連邦共和国大使館直伝のシュトレン
クリスマス前のアドヴェントの時期に食べるお菓子として日本でもよく知られるようになってきた「シュトレン」は、ドイツの伝統のお菓子の一つです。記事では、なんとドイツ連邦共和国大使館の直伝レシピが紹介されています。クリスマスから時期は外れていますが、身近にシュトレンを売るお店がなかった方でも試すことができます。
何しろ本場のレシピですので、フルーツやナッツたっぷりの中にさらに日本人向けでない、ドイツらしさの詰まったシュトレンがいただけそうですね。
※掲載情報は 2017/04/19 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。