女性が喜ぶプレゼントと言えば、お花！その名の通り華やかな見た目や香り、それに短命な花の儚さに惹かれるという女性は多いのではないでしょうか。新鮮なフレッシュのお花はもちろんのこと、日持ちのするドライフラワーやプリザーブドフラワーなど、どんなお花でも、もらって嫌がる女性はいないのでは？

そこで今回はお花モチーフのスイーツをご紹介します。お花の形や香りを楽しめる優雅なスイーツばかり。季節も感じされて、春麗かな陽気にぴったり！

女友達、または彼女や奥さん、それに母親（もう直ぐ母の日）、これを贈れば間違いなし、というとっておきのお花スイーツをご覧ください。

小京都の名にふさわしく、歴史息吹く街、金沢。加賀菓子という言葉があるほど、和菓子処として知られている地でもあります。現在でも老舗の和菓子屋が軒を連ね、京都や東京では見られない繊細な和菓子が街にいきづいています。「落雁諸江屋」は伝統的な金沢を代表する和菓子屋のひとつ。花びらのかたちをした「蓮根・唐松・菊花」は、軽い食感を楽しめる
おせんべいです。蓮根風味、白味噌、生姜の砂糖をかけた程よい砂糖がけで、古典的な和菓子でありながら、レトロな洋風モダンさを感じられるので、着物やお茶事など和のものが好きな方へのプレゼントにおすすめです。

黒い箱を開けて現れるのは、四角形に敷き詰められた黄色のバラ！？一見本物のバラに見間違えるほどリアルですが、実はその正体は薄くカットしたフレッシュなマンゴー。こちらは、マンゴーや桃、いちごなど季節の果物を使って本物のお花のような美しいケーキが自慢の「コフレ・デセール」です。代々木公園にある「Fleurs d’ete（フルール・ド・エテ）」は、代官山「ル ジュー ド ラシェット」で経験を積み、南青山「フロリレージュ」でパティシエおよびスーシェフをつとめた庄司夏子さんが独立されてやっています。フルーツケーキ「コフレ・デセール」を予約した方のみ楽しめるレストランは、庄司さんのセンスが至る所に感じられる特別な空間を楽しめるそうです。

日本では入手困難、そう聞けばますますほしくなるのがオンナ心。「マンダリンオリエンタル香港」のケーキショップ限定の「ローズペタルジャム」は、バラ特有の芳しい華やかな香りをそのまま濃縮したようなジャムです。そのリアルな花の香りから、プレゼントにおくると「なんてロマンチックな人！」と思われそうな特別な一品。パンやヨーグルト、紅茶などに少したらすだけで、バラ園にいるかのような甘い香りを楽しむことができます。甘さは控えめの大人向けのジャムに仕上がっています。

戦後間もない頃から市民をあげて「バラのあふれる街」を目指してきた千葉県市川市。市の名物が、手のひらサイズの「バラ最中」です。実は、市川はバラ以外にも、和梨の収穫量が全国一位なのです。ふたつの名物を一緒に楽しんでほしいと願い、バラ最中のくず餅の中には梨のピューレをしっかり練りこんでいます。バラのような鮮やかなピンクは目にも美しく、お祝い事などのお菓子にも使われることが多いのだとか。千葉県に寄った際にはぜひ購入したいスイーツです。

長野県安曇野にある「アップル＆ローゼス」。長野県名物のリンゴを使った美しいスイーツが人気を博しています。一番人気はなんといってもお店の名をかんむりにした「アップル＆ローゼスタルト」。バラの花びらのように薄く波打つようにカットしたリンゴが、タルトのうえにたっぷり乗った一品です。使用するリンゴは季節によって、紅玉、ピンクレディなどさまざま。その年のリンゴのコンディションによって皮を使うか、使わないか、など細かいところにもこだわっています。店内にはアフラーヌーンティーを楽しめるサロンスペースも。安曇野の自然とスイーツを楽しめる優雅な空間です。

高知県高知市にある「まるふく農園」は、農薬や肥料を使わない自然派のハーブ農園。土の中の微生物を増やすことで土を活性化させ、ハーブを育てることを目標としています。こちらの人気商品が、農園でとれたハーブやお花を使用した「お花畑クッキー」。材料はハーブとお花（エルディブルフラワー）以外に、国産小麦と無塩バター、ザラメ糖、卵だけ。シンプルで手作り感あふれるクッキーは、ひかえめな甘さと爽やかで繊細なハーブの香りが楽しめると、評判を呼んでいます。味以外に見た目のかわいさもポイントが高い一品です。