東京都渋谷区神宮前。流行に敏感な人なら一度は目にしたことのある住所でしょう。原宿や表参道一帯を占める神宮前では、ファッションに限らず幅広い分野での最先端のお店が常に揃います。今回はそんな神宮前でも、主に表参道の南側に広がる神宮5丁目で買えるスイーツをご紹介します。世界の最先端スイーツから老舗の甘味まで、どれも実力はもちろん話題性にも事欠かない逸品ばかりですので、ぜひチェックしてみてください！

2017年2月4日、スペインを代表するデザイナーズパティスリー『ブボ バルセロナ（bubo BARCELONA）』が、ついに日本初上陸しました。昨年春に、期間限定でプレ上陸した際のには、連日長蛇の列を作ったことでも話題になりました。スペイン最優秀パティシエの称号を持つ“カルレス・マンペル”氏が手がける芸術的なチョコレートスイーツをいち早く楽しんでみてはいかがでしょう。お店は表参道から一本南に入った静かな裏路地にあります。

原宿に通うファッショニスタの間で安定人気をキープし続けているのが、キャラメル専門店『NUMBER SUGAR』です。ブランド旗艦店が立ち並ぶ表参道のブティック街にあり、パリの一街区を切り出したかのような雰囲気を放っています。キャラメルを包む一粒一粒の包装紙に個別の数字“NUMBER”がふられ、数字ごとに違う味が楽しめます。口の中ですーっと雪のように溶けてなくなる食感と鼻から抜ける豊かな風味は、一度お試しあれ！

ニューヨーク発のカップケーキとして有名な『マグノリアベーカリー』もこの一角に佇んでいます。カップケーキのイメージが強いのですが、実はカップケーキ以外のスイーツもとってもおいしいということをご存知でしょうか。しっかり甘く、アメリカのお母さんが作るホームメイドな味わいのケーキは、デザインのかわいさも魅力です。打ち合わせやお茶会のちょっとした手土産に持っていくと、喜ばれること間違いなしです。

表参道沿いの横道に佇む『GLACIEL（グレッシェル）』は、「アントルメ・グラッセ」の専門店。日本ではまだ数少ないジャンルですが、一言で言うならアイスクリームで作ったリッチなデコレーションケーキです。通常のケーキではなかなかない、美しく華やかで立体的なフォルムと、抜群のおいしさが最大の魅力です。それぞれの季節限定でうっとりとするケーキが登場するので、こまめなチェックをおすすめします。（※写真は昨年の春限定）

もうひとつ、ニューヨーク発のスイーツを。2015年6月に日本に上陸して以来、お店の前は列が絶えないペイストリーショップ「ドミニクアンセルベーカリー」。バターたっぷりのクロワッサン生地をドーナツのように揚げたサクサクの“クロナッツ”が看板ですが、手土産にするなら持ち運びやすい「モーニングシリアル」がイチオシ。朝食にはもちろん、小腹が空いた時にも強い味方になってくれるので差し入れにいかがでしょう。

この界隈で欠かせない和菓子店のひとつに『瑞穂』があります。東京三大豆大福とも賞される看板の「豆大福」は、毎日売り切れ必至の大人気スイーツです。豆大福も一度は味わってほしい逸品ですが、手土産に選ぶのなら豆大福よりもお日持ちのする「最中」もおすすめです。包みを開けると最中の皮の香ばしい香りがふんわりと立ち込め、ジューシーで甘すぎない極上の餡が口の中に広がります。

表参道の交差点の一角に店を構える『桃林堂』は、大阪八尾市に本店を持つ大正14年創業の和菓子店。90年以上の歴史を持つ老舗で看板を張っているのが、お祝いの手みやげとして多くの人に愛されている「小鯛焼」です。卵の風味が豊かなカステラのような食感の皮に、頭から尻尾まであんこがぎっしり詰まっていて、手のひらサイズながらもびっくりするほどのずっしりとした重量があります。入園入学祝いや引き出物にも選ばれています。