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日本の食文化を代表する調味料と言えば、「お醤油」をおいて他にありません。「好きな調味料」アンケートでも、二位に大差をつけ断トツの一位をキープしているそうです。加熱することで生じる醤油特有の香ばしさは、日本人ならたまらない香りですね。原料は主に大豆・小麦・塩。大豆と小麦からできる麹に食塩水を加えた「もろみ」を、麹菌、乳酸菌、酵母などの微生物によって発酵熟成させて作られます。お醤油をつけて食べるお寿司やしょうゆラーメン、そして、昨今ではフランス料理の隠し味に醤油が使用されるなど、グローバルな調味料へ活躍の場を広げています。そこで今回は、お馴染みのおせんべいを始め、醤油を使った「スイーツ」をセレクトしてみました。新感覚の醤油スイーツ5選です。
1:和風テイストが新鮮!旭川土産の「生しょうゆパイ」
旭川を代表する醤油ブランド「キッコーニホン」の熱処理しない「生しょうゆ」を生地に練り込んだ「生しょうゆパイ」。西洋のパイ生地と日本伝統調味料の醤油が出会い、見事に調和のとれた「生しょうゆパイ」が完成しました。ほんのりまろやかな醤油の旨みが感じられるお菓子だそうです。
開発したのは、北国の風土を感じるお菓子を作り続ける老舗菓子店「壺屋」。原材料に北海道の恵みをふんだんに使用するほか、小豆の皮を再生紙として利用するなど、自然に優しい理念の基に作られるお菓子はどれも優しさにあふれています。
2:食べ合わせマジック!「醤油プリン味」のポップコーン
岐阜県を流れる長良川近くに佇む山川醸造では、昔ながらに杉の桶を使用した味噌・醤油造りを行っています。長良川の伏流水を仕込み水として使用した調味料の他、たまりショコラなど、スイーツの開発にも積極的に取り組んでいます。
メディアでも度々取り上げられる人気商品は、「キャラメル醤油味」と「醤油プリン味」という和テイストたっぷりのポップコーン。砂糖、水飴と粉末醤油の組み合わせで見事に「プリン味」を再現しているところなど、蔵人の心意気を伝承する本物のお醤油だからできる味!是非一度お試しください。
3:秋田土産にサクッと軽い「醤油マカロン」
お次は「醤油マカロン」です。二枚の柔らか生地でクリームやガナッシュを挟んだパリ風マカロンではなく、メレンゲに秋田県・角館の安藤醸造元のうす塩醤油を加え、ひとつひとつ焼き上げたサクッとしたタイプのマカロン。
とんがり帽子のような形がキュートで、白い色からは醤油が加えられているとは思えないのですが、食べてみると、醤油の香ばしさが広がる不思議な美味しさだそうです。製造元のおかしの「くらた」では、同じく安藤醸造元の醤油を使用した「元祖しょうゆソフトクリーム」などの醤油スイーツが人気。秋田土産には醤油スイーツをどうぞ!
4:懐かしい甘じょっぱさ!「ほのかに醤油の飴」
明治十二年創業の「澤井醤油本店」は、京都御所より5分ほどの白壁の土蔵と入口の木製看板が目印の老舗醤油蔵です。立派な門構えに京都の老舗らしい敷居が高い印象を受けますが、醤油1本からでも購入できるいたって気さくな醤油蔵さんだそうです。
こちらで作られる「ほのかに醤油の飴」の味を一言で言うと、「甘じょっぱいみたらし団子味」!なぜだか懐かしい気持ちになれる飴です。そのまま食べるだけでなく、ごまめ、大学芋などのお料理にも使えるあたり、醤油が生きているからでしょう。蔵が描かれたパッケージが京都らしく、お土産にも良さそうです。
5:無理やり焦がされた?「勘三郎せんべい」
どうです、この焦げっぷり!決して焼き損じではありません。歌舞伎役者の第17代目中村勘三郎さんがご贔屓にしていた神楽坂の「福屋」さん。当時、どこよりも丁寧に焼いて焦がしていたこちらの毘沙門せんべいを、「勘三郎さん好み」にもっともっと焦げせたのが始まりなのだそう。オヤジさんも驚く焦げせんべいは、その後、他のお客さんにもまさかの人気になり商品化。「勘三郎せんべい」誕生となった逸話が残されています。限界まで焦がした堅焼きの歯ごたえと香ばしい醤油、しっかりと噛みしめてください。
※掲載情報は 2017/03/16 時点のものとなります。
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