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ベルギーと言えば、フランスやオランダなどの大国に囲まれた小さな国でありながら、「EUの首都」と呼ばれ、食べ物に関して「美食の国」などと呼ばれています。
日本でも有名なショコラティエ「デル・レイ」や「ピエール・マルコリーニ」、「ゴディバ」などベルギー発祥のチョコレートのブランドが有名ですよね。そんなベルギーにはチョコレート以外にもたくさんのスイーツがあるのをご存知ですか?
伝統のワッフル、スペキュロスに加えて、チョコレート以外にも注目すべきお菓子がありますので紹介いたします。
1:ベルギー人なら誰もが知っている。ベルギー王室御用達のクッキー
ベルギーを代表するクッキーメーカー「ジュールス・デストルーパー」。ベルギー人なら誰もが知っている、王室御用達のブランドです。その発祥はフランダース地方。貿易商のジュールス・デストルーパーが、アフリカやアジアから輸入したスパイスと地元の素材を組み合わせて作ったオリジナルのクッキーが始まりです。薄く焼かれたクッキーは香ばしいバターと生地に練り込まれたたっぷりのアーモンドが特徴的。クッキーに使用するバターは、放牧された牛のミルクからできる「夏に採れるバター」だけ、というこだわりよう。夏のバターは冬のものに比べ、滑らかでクリーミーな味わいなのだとか。
2:クリスマスの少し手前「聖ニコラの日」に食べる伝統的なクッキー
ベルギーでは、クリスマスよりひと足早い12月6日「聖ニコラの日」に、子供たちはお菓子にプレゼントするという伝統があります。その日に送られるのが「スペキュロス」というクッキー。シナモンやクローヴ、ナツメグなどのスパイスと、濃厚なハチミツ、ブラウンシュガーが効いた素朴な味のクッキーです。1829年創業の「MAZON DANDOY(メゾン ダンドワ)」は、スペキュロスで有名な老舗。聖ニコラをかたどったものから、ベルギーの風景である風車をかたどったものなど、大小様々形のスペキュロスが見られます。海外では初出店となる東京大丸内に支店があります。
3:ベルギーワッフルに種類があることを知っていましたか?
日本でも人気のワッフル。サクサクの表面の生地と時々噛む砂利っとした粒砂糖が癖になるスイーツです。ワッフルの本場、ベルギーでは実に16世紀から食べられていたという伝統菓子。実はワッフルには日本でよく見かけるあのタイプ以外にも、いろんな種類があるということをご存知ですか?まず日本で一般的に見られるのが「リエージェワッフル」。続いて、リエージュよりもふわふわと生地が軽く、ホイップクリームやフルーツなどと一緒に食べるのが「ブリュッセルワッフル」。最後に蜂蜜やシロップが入っている薄いワッフルが「ラクモントワッフル」。いずれも違ったおいしさが楽しめるので、ベルギーに行く機会や、お土産をおねだりできる機会があれば、ぜひ食べてみたいですね。
4:ダイアモンド型のチョコレートで有名な「デル・レイ」のバニサブレ
ベルギー最大の都市アントワープに本店を構える「デル・レイ」。ダイアモンドをかたどったプラリネは日本でもあまりにも有名です。アントワープはダイアモンドの取引地として栄えたことから創業者でありブランド名の元であるアデル・レイマーカー(Adele Raymaekers)は、この形にインスピレーションを得たのだとか。チョコレートが有名すぎるあまり他のスイーツがかすみがちですが、ぜひおすすめしたいのが、バニラをふんだんに使った「サブレ」。バターがたっぷり使われているので、食べるとショートブレッドのように崩れやすいのが特徴。最高級のバニラは蓋をあけるだけで花のように甘い香りが漂います。
5:ビーガンに大人気の自然派ベーカリー自慢のヘーゼルナッツスプレッド
有機小麦や天然酵母を使うなど、身体に優しい食をモットーにしたベルギー発のベーカリー「ル・パン・コティディアン」。日本でもビーガン食を好む人たちに大人気です。パンがおいしいのはもちろんですが、今回おすすめするのは、ヘーゼルナッツスプレッド「ブルネット」。市販のピーナッツバターと違って、しつこいような甘ったるさに代わり、ナッツの芳醇な香りと自然な甘みを楽しめる一品です。パンやアイスクリームにかけて食べても良し。チーズなどとともに食べても味が引き立ちます。
※掲載情報は 2017/03/10 時点のものとなります。
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