いつ食べても美味しい芋スイーツ。国産の芋を使ったスイーツは、今の時期しか食べられないお店の商品もあります。有名な鳴門金時はもちろん、珍しい種類まで、芋の種類によっても味の違いもさまざま。お芋の容姿を残したものから、ケーキやプリンに進化したものまでありますので、お土産や自分へのご褒美としてチェックしてみてくださいね。

こちらは、徳島の美馬郡で昭和4年に創業した「栗尾商店」の「すなじきんとき」。昔ながらの砂地で育成した鳴門金時を使っています。霊峰剣山の恵みをうけた水でアク抜きし、職人がひとつひとつ丁寧に手切りにして 釜で蒸した後、80年あまり守り続けた秘伝の蜜床で蜜漬けにしてからじっくり乾燥させ 直火で両面を炙っているそうです。丹念な手作りだからこそ醸し出せる、素朴にして深い味わいが楽しめるそうです。

※6月～9月の季節限定商品です。

こちらも同じく徳島の「栗尾商店」の商品。四国の徳島でさつまいもの女王と呼ばれる「鳴門金時」を蒸かし、輪切りに切って甘い蜜に漬け込み乾燥させた、シンプルで素朴なさつまいもスイーツがこの「鳴門うず芋」。80年以上に渡り作り続けられているロングセラーだそうです。美味しさの秘密は、職人の丁寧な手作業。素材の本来の味を上手に引き出しだすために、80年以上も継ぎ足しながら使われている秘伝の糖蜜を使用。手で輪切りにすることにより、切られたさつまいもの断面に凹凸ができ、糖蜜がたっぷりと絡み深い味わいを生むそうです。自然の美味しさを最大限に引き出すこだわりが、長きに愛され続けるのではないでしょうか。

京都府南部の城陽市で作られている「寺田芋」と呼ばれるさつまいもを使用した、芋ようかんがこちらです。城陽市はお茶で有名な宇治市よりさらに南に位置しており、また奈良県にも近く京都市と奈良県の中間ということで「五里五里の里」（京都からも奈良から五里も距離）と呼ばれる場所。その場所で育つ寺田芋が創業百余年の御菓子司松屋の技術にり、より美味しく、よりしっとりと芋本来の味わいを損なうことなく、ようかんへと変身しています。

鹿児島の唐芋菓子専門店「フェスティバロ」の「唐芋レアケーキ」は、日本最南端・大隈半島で栽培されている唐芋を贅沢に使ったケーキです。25年前にデビューした南国の自然の恵みを感じる絶品ケーキは、これまでに富士山の高さの2千倍の個数、3億5千万個以上を売り上げている大人気商品。航空会社の乗務員も「わざわざ並んで」買うほど人気だそうです。唐芋のホクホクとした甘みに、まるでレアチーズケーキのような軽さ、しっとりとした口当たりが人気の秘密だそうです。

一般的な大学芋のイメージといえば、乱切りにした芋に密が絡んでゴマがかかって・・・という印象ですよね。このcadeau de CHAIMON (ちゃいもん）の「キューブキャンディスイート」は、一瞬大学芋と分からないほどオシャレな芋スイーツ。余計なスパイスは使用せずストレートな芋本来の味を生かした、見た目も味わいもシンプル。冷凍状態で販売されているので食べたい数だけ冷凍庫から出して、30分解凍ではアイス感覚、45分では通常の大学芋と食感の違いも楽しめるのも嬉しいオシャレなスイーツです。

福岡県は京都郡にある『花げしき』で販売している「おいもっち」。見た目はシンプルですが、さつまいもは鹿児島と宮崎の九州産を使い、食べるとほくほくのさつまいも感をしっかり味わうことができるそうです。さつまいもの甘みが砂糖で邪魔されず、クリームチーズとのコラボも無理なく調和されているので、とても食べやすくて、なんだかほっとするスイーツです。

さっくりした揚げ感と程よい甘さが癖になる芋屋金次郎の「芋けんぴ」。芋屋金次郎の芋けんぴは細切りしたさつまいもを、仕上げ油に菜種油とスペイン産オリーブオイルを独自にブレンドした金次郎油で揚げています。他の「芋けんぴ」とはさっくり感が違うそう。オリーブオイルを使用しているのでヘルシーなところがなんとも心憎いところ。ほどよい甘さと素朴な味わいが、ついついもう1本と手が伸びてしまいそうですね。