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毎月20日は、ワインの日。なぜなぜ毎月20日がワインの日なのでしょうか。ワイン通っぽく語るには、まずはここから。それは、フランス語のワイン=vin(ヴァン)と数字の20=vingt(ヴァン)の発音が似ているということで、1994年(平成6年)2月に(社)日本ソムリエ協会が制定しました。
ワインはその歴史が古く種類が多いこともあり、初心者がギフトとして贈るのには少し難しいお酒で、料理に合わせて味や香りを選ぶソムリエの様なわけには行かないですよね。そこで今回は、ワインを贈る時に一言添えられるストーリーがあるワインをご紹介します。知っておけば、ワインのことを知っているワイン通っぽく語れると思いますよ。
1:ヌーヴォーだけじゃない、ボージョレのワイン
ボージョレ・ヌーヴォーと言えばワイン通でなくともご存知の人も多いはず。ボージョレ・ヌーヴォーとは、「ボージョレ地区で造られる新酒(ヌーヴォー)であること」までは知っている人もいると思いますが、そのボージョレ地区で、「ヌーヴォーではない普通のワインが造られていること」を知らない人も多いはず。
こちらは、ヤン・ベルトランの「フルーリー キュヴェ・デュ・カオス」。まだヤン・ベルトランはまだ20代のボージョレで注目すべきワインメイカーの一人です。ボージョレと言ってヌーヴォーだけでないワインを知っているだけでもワイン通っぽいですよね。
2:日本人がニュージーランドで一から作ったワイン
こちらは、日本人がオーナーをつとめるブランドで、ニュージーランドの9割失敗すると言われた放牧地から始めて、各賞を受賞するまでの極上ワインを作り上げたワインです。
オーナーの大沢氏をはじめとする日本人スタッフの日本的な考え方や哲学と、ニュージーランド的考え方や哲学がマリアージュした、唯一無二の個性と特徴をもつ味わいに人々が魅了されているワインだそうです。
3:コシヒカリとワイン酵母のコラボが生んだライス・ワイン
こちらは、「ライス・ワイン」。そう文字通り、「米のワイン」です。米で作ったお酒=日本酒ですが、ワイン酵母を使った「ライス・ワイン」を福井県の田嶋酒造が開発し、福井発祥のコシヒカリを原料に、甘酸っぱくすっきりとした飲み口の白ワインタイプの純米酒が生まれました。アルコールもワイン同様12%で醸しています。冷やしてワイングラスで飲むのもよし、オンザロックもおススメの「ピュア・ライス・ワイン」です。
4:「ストリートファイター」や「モンスターハンター」のカプコン創業者のワイナリー
こちらの「ケンゾーエステート」のワインは、「ストリートファイター」や「モンスターハンター」など、ゲームソフトで有名な『カプコン』の創業者・辻本憲三氏が私財100億円以上を費やして開いた、カリフォルニア・ナパバレーのワイナリーで作られたものです。趣味の範囲ではなく、ワイン愛好家や高級鮨店など食通にこぞって愛されているワインです。少し高いですが、酒屋では購入できないため、直販のみのこのワインは、ここぞと言う時に使えるワインです。
5:モルドバの土着品種100%のワイン
モルドバは歴史的には5000年以上も前からワイン作りがスタートし、1960年代には既に旧ソビエト連邦の中で一番の生産量を誇っていました。しかし国交が断絶していたということもあり、モルドバのワインが日本に入ってくる事は最近になってからのことです。こちらは、ドールの「フェテアスカ レガーラ100%」。モルドバの土着品種100%のワイン。フレッシュな酸味と豊かな果実味が特徴で、日本料理にもとても相性がよいとのこと。ボトルのエチケットのデザインも美しいワインです。
番外編:ジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュ
このシャンパンは、映画『007』シリーズでジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュとして世界的に知られている「ボランジュ」です。2015年12月に公開されたシリーズ『スペクター』でも使われたのが、この『ボランジェR.D.2002』。ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%で、13年の長い熟成期間を経たこのシャンパーニュ。艶のある黄金色で、ドライフルーツやココアのようなニュアンスがあり、ミネラル感とパワフルさが口中に広がるそうです。
※掲載情報は 2017/01/19 時点のものとなります。
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