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抹茶のスイーツは、ひと昔であれば、古風で年配の人が好むというイメージでしたが、今や国民的スイーツといえるでしょう。スーパーやコンビニに行けば、チョコレートやアイス、クッキーなどが揃い、大人から子供まで幅広く愛されています。その人気は日本人だけではなく、外国人にも注目されるようになりました。街中だけではなく、訪日外国人も立ち寄る空港の免税店にも、山ほどの抹茶味のスイーツが並んでいてお土産として大人気です。
手軽に楽しめる抹茶スイーツですが、せっかく日本が誇る抹茶なのですから、目利きある茶葉のプロ選定によるワンランク上のものを選びたいですね。和菓子だと日持ちがしにくいものもあるので、訪日観光客が自国でも食べられるような抹茶スイーツを家族や仲間みんなで楽しんでいただきたいです。
茶葉を熟知した茶師が選んだ「十点」
日本茶菓「SANOAH(サノア)」は、“食べる日本茶”として、現代のライフスタイルに合わせたアプローチを試み、様々なスイーツを提供している専門店です。抹茶やほうじ茶といった茶葉を上品に仕上げたスイーツの中でも、抹茶味のフィナンシェである「十点(じってん)」は、深みある抹茶の香りを楽しめるスイーツです。
フィナンシェに抹茶を採用するスイーツは数多くありますが、このフィナンシェが特化しているのは抹茶の極みです。茶葉を熟知した“茶師十段”が厳選したお点前に使う石臼挽きの宇治抹茶を使用しているということ。茶師十段というのは、茶葉の選定やブレンドなどを行い、製造販売をする職人を茶師と呼び、その中でも最高位である十段の位をもつ日本茶鑑定士です。
実は現在、十段の位をもつ日本茶鑑定士は、日本でたったの12名しかいないというのです。その中でも宇治茶師としては1名のみ!これはすごいですね。そんな権威ある茶師十段が吟味した抹茶のフィナンシェは、封をあけた瞬間に目に飛び込んでくる深みある色合いに驚きます。手に取ってみると、指になじむようなねっとりした触感。もう食べる前から高揚してしまいます。香りはバターに負けることなく調和されていて、食べ終わった後の抹茶のふんわり渋味ある香りの余韻がまた良いのです。これは日本人にも味わっていただきたいスイーツといえるでしょう。
有名メーカーのお菓子や人気店のスイーツだけではなく、香り勝負の逸品として手土産にも最適です。私はカラフルでデコレートの華やかなものよりは、シンプルでも五感で楽しめるスイーツが好きです。このフィナンシェは日本人の優れた五感を楽しむスイーツとしてもぴったりかもしれませんね
※掲載情報は 2016/12/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。