今の時代、百貨店やお店やインターネットで直接お歳暮を配送することが当たり前になってきていますが、以前は風呂敷に包んで相手先まで直接お持ちして気持ちをお伝えしていました。

最近は手渡しすることによって、相手先の都合などもあることから、ちょっと失礼になってしまうかも？なんて考えたりしてしまうものですが、気持ちを伝えるにはメールより電話、電話よりも対面ではないでしょうか。

お伺いする時には日にち、時間をはっきりと決めてお伺いしましょう。なるべく気を使わせないように食事時は避けたほうが良いですね。

お歳暮を手渡しした経験がある方は、この機会にマナーをおさらいしながら、おすすめの「お歳暮」を紹介していきます。

せっかくお歳暮を届けるなら、豪華でインパクトのあるものが最適。年末、久しぶりに集まる家族を想像して「高級すき焼き」はいかがでしょう。こちら銀座吉澤の「すき焼」セットは、【一の重】は黒毛和牛、【二の重】は長葱、春菊、白滝、椎茸、高野豆腐、玉葱、竹の子、えのき、人参と野菜などの具材、特製の「割り下」も付いた折詰です。夕食前などの食事の時間前にお伺いした際には、こちらをお渡しすれれば、喜んでもらえそうですね！

手のひらより大きいこのサイズ、600ｇ以上にもなるという「富士柿」。愛媛県八幡浜市の丸京農園さんで、富士山形の日本一大きい柿「富士柿」を栽培しています。まだまだ流通量が少ない希少フルーツであり、他の品種の柿と比べて種がほとんど無く、繊維も少ないのが特徴です。お届け後、「コリコリ⇒マンゴーみたい！⇒完熟トロトロ」と、変化していく過程を楽しむことができます。お届けする時に、「富士柿」について語ってしまいたくなりますね。

さて、先方の喜ぶ顔が思い浮かんだら訪問準備です。早朝やお食事時を避けた時間帯で、先方の都合の良い時に訪問の約束を取りましょう。もし、急な訪問になった場合でも、電話を入れ「玄関先ですぐに失礼しますので」と予定を伝えてから伺うようにしましょう。

お酒が好きな方をうならせる日本酒を紹介します。「純米大吟醸玉乃光 備前雄町100%」は、幻の元祖酒米「備前雄町」のやや辛口大吟醸。自然なやわらかい香り、天然の酸味と旨味が調和した飲み口で、いつまでも飲み飽きない逸品。「燗酒」もおすすめです。「純米吟醸しぼりたて生原酒」は、有機肥料使用の美山錦を100%使用し、手造りで醸した純米吟醸酒「生」です。冷やかロックでフルーティな飲み口が楽しめます。

おいしい日本酒とおせち料理でお正月をのんびり過ごしてもらいたい上司などにいかがでしょう。訪問先でお部屋に通されたら、先方が座ってから贈り物の風呂敷包みを解きます。のし紙の表書きが先方正面になるように贈り物の向きをあらため、両手を添えて手渡しします。日頃の感謝の気持ちを添えましょう。

滋賀県近江から全国ブランドへ、バウムクーヘンで有名なクラブハリエの「ショコラリーフパイ」です。創業時から変わらない定番商品らしいブレない美味しさは、親愛の気持ちを込めて友人や親族へ贈るカジュアルお歳暮にちょうどいい感じです。さくさくしたパイ生地とショコラの苦味が何とも言えません。

「お歳暮」というものは、お祝いごとの贈り物ではなく、感謝の気持ちを贈るという意味合いであるため、お互いに喪中の場合であっても、お歳暮を贈り合うことは差し支えないこととされています。それでもやっぱり気になる場合は、寒中見舞いの時期にずらして送るという選択もあります。

店名「メサージュ・ド・ローズ」はフランス語で“薔薇のメッセージ”という意味。「美」と「愛」の象徴、薔薇をチョコレートで表現した見た目も華やかな贈り物です。フランスの有名チョコレート原料メーカーであるヴェイス社の原料が、日本で美しい薔薇の花を咲かせました。この花びらひとつひとつ手で重ねているというから驚きです。繊細な技術で心を込めて仕上げられた薔薇なら、感謝の気持がストレートに届くはず。

本来のお歳暮の時期は、関東で12月上旬～12月20日頃とされていますが、近年少し早まっているようです。郵配送する傾向が高い現代ですが、直接お届けに上がるという風習も味わい深いもの。マナーをしっかりおさえて「お歳暮」を贈ることができれば、先方にもきっと喜んでいただけることでしょう。