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ファッションからライフスタイルまでを網羅した国民的ブランド
フィンランドでは非常に多くの方に知られていて、もはや知らない人はいないとまで言われているブランドが、この「Ivana Helsinki(イヴァナ・ヘルシンキ)」です。
フィンランドの首都ヘルシンキ中心部から北東部に車で30分程度の場所にアトリエ兼工房を持つイヴァナ・ヘルシンキは、1998年にパオラ・スホネンとピルヨ・スホネンの姉妹によってスタートしました。デザイナーでもある妹のパオラが紡ぎ出すデザインは、彼女達姉妹が過ごした幼い頃の風景を元に、ピルヨが学んだ米国からアメリカンクラシック、ロシアからスラブカルチャーを組み合わせて作られています。フィンランドの豊かな自然、動物達、そして世界的なキャラクターでもあるムーミンも、イアヴァナ・ヘルシンキのデザインに顔を出します。
イヴァナ・ヘルシンキは、北欧レディースウェアとしては唯一パリ・コレクション、ニューヨーク・コレクションに参加。日本ではユニクロとのコラボで話題になったこともあり、ファッションブランドのイメージが強いかもしれませんが、商品は衣服にとどまらず、食器、トレー、照明、ハンドクリームの缶から買い物袋等、フィンランドでは日常のいたるところで目にすることが可能です。
今回皆さんにご紹介したいのは、このイヴァナ・ヘルシンキのデザインをあしらったスツール(1人用の腰掛け)です。日本国産の材木を使用したこちらの商品は、シンプルなデザインでありながら飽きがこない仕上がりになっています。ホームパーティーで参加者が急に増えた時に活躍するのがスツールですが、こんな素敵なスツールがあれば、よりパーティーが華やぐのではないでしょうか。
※掲載情報は 2016/12/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フィンランド大使館
ムーミン、サンタクロース、サウナのふるさととして知られるフィンランドは、日本と外交関係を樹立してから間もなく100周年を迎えます。東京・名古屋・大阪から直行便で約10時間。一番近いヨーロッパの国として、季節を問わず日本から多くの観光客が訪れています。ムーミンやサンタクロース以外でも、美しい自然、優れた教育制度や洗練されたデザイン、高い技術力にゲーム産業やスタートアップなど世界から高い関心を集めているフィンランド。2014年にはムーミンの生みの親であるトーヴェ・ヤンソンの生誕100周年、2015年にはフィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年、2017年には独立100周年を迎えます。そんなフィンランドの情報を食文化という切り口を中心に皆様にお伝えしていきます。