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アートと蕎麦が融合する夜
去る11月9日(水)に、ippinキュレーターで「株式会社キギ」のクリエイティブディレクターの植原亮輔さんが運営に携わるショップ「Our Favorite Shop」にて、蕎麦打ちワークショップが開催されました。今回はその様子をレポートします。
扉を開けると店内には、キギがデザインしたKIKOFのテーブルウェアや家具を中心に、洋服、食品やジュエリーなどこだわりの一品が揃っています。また、店内にはキッチンやギャラリーも併設されていて、まるでアート展のような錯覚になります。
今回、蕎麦打ちワークショップを主催するキギの植原さん(写真上)は、現在企業やブランド、ショップなどのアートディレクションで活躍されていますが、数年前から滋賀の伝統文化を守りたいと、滋賀の職人達が集まってできた組織「マザーレイクプロダクツ」と協力して、キギのデザインを取り入れたブランド「Kikof」を立ち上げました。その、「Kikof」の商品を多く販売する「Our Favorite Shop」では、毎月さまざまなイベントが開催されています。今回、蕎麦打ちワークショップの講師を務めるのは、白金にある予約が取れない蕎麦屋「三合菴」の加藤裕之さん(写真下)。
まずは、加藤さんが参加者にデモンストレーションをしながら説明をします。少しずつ水を入れながら、粉をまぜるのを繰り返します。微妙な水加減が、蕎麦のおいしさを左右します。
生地が少しずつ固まってきたら、今度はそれを丸めていきます。生地をこねる作業は非常に力がいるため、生地をこねる大きなお椀を2人がかりで押さえつけ、加藤さんが生地をこねていきます。加藤さんの腕の太さは、普通の人の2倍はありました。
生地をこねる作業が終わると今度は、薄く伸ばす作業です。何度も木の棒で生地を薄く伸ばす事で、まるで紙のように薄い生地に仕上がります。手で確かめながら少しでも厚い部分があると、何度も木の棒で生地を薄くする作業を繰り返す、加藤さんの目つきはワークショップでも真剣そのもの。職人の気迫が伝わってきます。
薄く伸ばした蕎麦を均等に切って並べて、出来上がりです。まるで、太さを測ったかのように均等に切られた蕎麦を見てさらに感動を覚えます。
デモンストレーションの後は、植原さんはじめ参加者も蕎麦づくりを体験しました。今回は、蕎麦づくりワークショップでしたが、「Our Favorite Shop」では、アートのワークショップやマルシェなどを開催しています。新しい趣味やインスピレーションをお探しの方は、是非「Our Favorite Shop」のイベントに参加してみてください。
Our Favorite Shop
東京都港区白金5-12-21
TEL:03-6677-0575
Open:12:00-19:00
Close:月・火(祝日を除く)
※掲載情報は 2016/11/16 時点のものとなります。
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