和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたことで、外国人の多くは日本食について知識があります。海外経験がある人はご存知だと思いますが、アメリカを中心に外国のレストランで「Sushi」や「Tempura」など、和食メニューを見ることは珍しくありません。

そこで、あなたがもし外国の人たちにお土産やプレゼントを渡すとしたら、どんなものを選びますか？そんな時のポイントの一つになるのが、「和柄」。日本人がトリコロールを見てフランスを連想するように、色遣いが独特な和柄は外国人にとってオリエンタルでエキゾチックに感じるようです。今回は、海外旅行にもっていけば、外国人ウケまちがいなし！そんなお土産をご紹介します。

和食といえば「お出汁」。そこまで知っている外国人は相当な日本ツウと言えるでしょう。そんな日本マニアの外国人に間違いなく受けるのが、コーヒードリッパーでとる「幸せをよぶおだし」。出汁をとる姿はコーヒーそのもの。コーヒーは煎れなれているけど、お出汁はとったことがない！そういう外国人はきっと多いですよね。家で和食を作ってみたいけど、お出汁をとるなんて不可能！そう思っている外国人の方にプレゼントしてみましょう。いつもコーヒーを煎れる要領でプロ顔負けのお出汁をとれちゃうので、きっとはまってくれるはず。そのまま出汁スープとしても飲めるし、ジャガイモやニンジンなど海外でも手に入る食材を足してスープにしてもいい、と簡単なレシピを教えてあげるとより親切です。

お湯をさっとそそぐだけでお吸い物が楽しめる「銀座・和光」のお吸い物。ほたて、鯛、湯葉など様々な味のお出汁とお湯でふやけたもちもちの最中が、とってもおいしい一品です。日本人にとってはそれほど珍しいものでもないかもしれませんが、外国人にとってこのアイディアは斬新そのもの。箱を開けても食べ方を想像できる人は少ないでしょう。予期せぬ驚きは、おもてなしの常とう手段。楽しい驚きを与えることで、より日本や和食への興味を持ってもらえるかもしれません。グルメなフランス人やサプライズが大好きなアメリカ人のお友達にいかがですか？

「日本と言えば何をイメージしますか？」そんな問いを外国人にしてみたら必ず上位に上がるのが「FUJI」。そう、「富士山」です。日本の象徴でもある富士山は日本人だけでなく、外国人の心もとらえるようです。そんな富士山を生で見たことはなくても、葛飾北斎の「富嶽三十六景」で知っている、という外国人は多いです。北斎は各国の国立美術館などでも展覧会が開かれるほど、外国人に人気の日本画家のひとり。東京国立博物館と資生堂パーラーがコラボしたのは、東京国立博物館の収蔵品“北斎の赤富士”（正式名称「凱風快晴」）をプリントしたクッキー缶。食べ終わった後でもおうちにずっと残してもらえそうなので、思い出のしなになりそうです。

夏しかない南国、冬がとっても長い北欧、など地域によって季節というものは様々ですが、日本ほど四季の移り変わりをはっきりと感じられる国もそう多くありません。「銀座あけぼの」のおかきは、四季折々の日本の花がデザイン。美しいパッケージを目で楽しみ、多様なお味を楽しめるのもこのおかきの良いところ。「青海苔」、「柚子ざらめ」、「桜海老」、「和胡麻」、「紫芋」、「だしカレー」、「黒胡椒」、「海苔醤油」など、外国人にとっては聞いたこともないような珍しいフレーバーが揃っているので、日本からのおみやげにはぴったりです。小分けになっているので、大勢の人がいるパーティーなどのおみやげにも最適です。

昔ながらの日本のお菓子「金平糖」。色とりどりの星のような小さな砂糖粒は、小さいものを愛でる日本らしいお菓子と言えます。そんな金平糖を現代風にアレンジしたのが、京都「星果庵」。「イチゴミルク」、「塩」、「ワイン」など珍しいフレーバーの金平糖を作っているのです。綿貫宏介さんによるモダンレトロな缶のデザインも、外国人にとっては日本を感じるものになりそうです。原材料がほぼ砂糖だけでできている金平糖はどこの国の人にも食べやすいはずなので、はずれることのないお土産としてリストしておきましょう！

近年日本で大ブームを巻き起こしているスパークリング日本酒。今やコンビニなど手軽なところでも並ぶようになるほど定番商品になりました。そんなスパークリング日本酒ですが、海外ではまだあまり知られていません。

日本に来たことがある外国人や、自国で和食をよく食べるという外国人にとってSAKE（日本酒）を楽しむ一番クールな飲み方は「熱かん」。アルコールを温めて飲む文化は世界的にも珍しく、日本酒の熱かんは外国人にとって日本を楽しむ最もメジャーな方法の一つなのです。熱かんの次はこれ！と日本酒好きの外国人に教えてあげたいのがスパークリング日本酒。中でも「MIZUBSHO PURE」はシャンパーニュ製法で作られたキメの細かい泡立ちと、日本酒らしいすっきりした甘口を楽しめる逸品としておすすめです。

観光庁主催「魅力ある日本のおみやげコンテスト2013」においてCOOL JAPAN部門金賞を受賞し、生産が間に合わないほど人気を呼んだワインボトルカバーがこちら。テーブルの上のワインにすっとかぶせるだけで、日本人形のような存在感を放ちます。外国人にとって着物は日本の美しい文化そのもの。それを簡単にテーブルコーディネートに取り入れることができるなんて、受けること間違いなしです。デザインは、女性着物、男性袴など多数。大切な人に贈るのは消えてしまう食べ物ではなく、いつまでも思い出に残るこんな一品でもいいかもしれませんね。お家でワインを飲むたびにあなたのことを思い出してくれそうです。