フランス語で“千枚の葉”という意味の、ミルフィーユ。パイ生地でクリームを挟んだフランス発祥のお菓子で、幾重にも重なるパイ生地の様子が落ち葉を重ねたように見えることから、その名がついたのだそうです。今回はさまざまな層を重ねたミルフィーユをご紹介します。落ち葉が美しい秋にこそ、見た目に美しいミルフィーユを愉しんでみませんか？

最初にご紹介したいのが、『ホテルニューオータニ』内にあるパティスリー『SATSUKI』の王道スイーツ「ナポレオンパイ」です。ナポレオンパイは、いちごを使ったミルフィーユのこと。さっくりと焼き上げたパイでいちごと特製カスタードクリームをたっぷりと挟み込んだオーソドックスなスタイルで、ロングセラーとなっているケーキのひとつです。元記事では毎年冬に開催される“いちごフェア”をご紹介しています。

※販売時期は店舗にご確認ください。

2010年にイルドフランスでベストミルフイユ賞を受賞し、本国フランスでも大好評な『フレデリック・カッセル』の「ミルフイユ ヴァニーユ」。今夏新たに、手で食べられるサイズの「ミルフイユ・フィンガー ヴァニーユ メキシコ」が誕生しました。ホワイトチョコレートのバニラクリーム、マスカルポーネクリームを、サクサクのパイ生地で挟みました。ワイルドな香りが特徴のメキシコ産バニラの魅力が溢れるミルフィーユです。

ミルフィユで有名な『フランセ』とのコラボレーションで生まれた松屋のオリジナルブランドで、ミルフィユ専門店の『ミルフィユ メゾン フランセ』。“現代のミルフィユ”をテーマにした専門店で見つけたのが、こちらのクッキーです。ザクッとしたクッキーらしい歯ごたえの後には、ミルフィユならではの噛むごとに口の中でハラハラと生地が解けていく新感覚なお菓子です。パッケージの美しいおしゃれギフトとしても注目されています。

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手土産としてはもちろん、お歳暮などのご贈答品として高い人気を誇る『ベルン』の「ミルフィーユ」。三層のパイ生地にクリームを挟んだミルフィーユをチョコレートコーティングした、この形を日本で最初に考案したが『ベルン』なのだとか。スイートチョコレート、ヘーゼルナッツチョコレート、ミルクチョコレートの3種類のほか、季節ごとにフレーバーも登場するのでチェックしてみて。

横浜初のスイーツとして、長く愛されているのが『横濱フランセ』の「ミルフィユシリーズ」。いちご・ミルク・抹茶の三種が楽しめる「横濱ミルフィーユ」は、東京と神奈川の地域限定で販売されています。横浜ならではのシンボルをモチーフは、お土産としても喜んでもらえそうですね。また、今年「果実をたのしむ」シリーズが新登場。爽やかな香りと酸味楽しめるレモンのほか、甘みと酸味のバランスが絶妙ないちごの２種類があります。

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地層のように幾重にも折り重なったのは市田柿のミルフィーユ。品質の高さに定評のある『かぶちゃん農園』の豊富な干し柿商品の中でも、とくに人気が高いというこちらは、その名も「かさね柿」です。干し柿にした南信州特産の市田柿に、安納芋やクリームチーズを挟んだ干し柿ミルフィーユは、ワインやブランデーとの相性も抜群なことから男性にもおすすめです。秋の夜長のおともにいかがでしょう。

東京・新宿に今年5月にオープンした新宿ルミネの新施設『NEWoMan（ニュウマン）』。中でも話題になったお店のひとつ『オー・ギャマン・ド・トキオ』で、ニュウマン店限定商品として美食家たちに注目されているのが「ベーコンミルフィーユサンド」です。じっくり焼き上げたこだわりベーコンとチェダーチーズを重ねた食べ応え満点のサンドイッチは、見た目にも華やか。絶対に喜んでもらえる、差し入れとしても重宝します。

これからの季節にぴったりなのが、白菜と豚バラ薄切り肉を交互に重ねる「ミルフィーユ鍋」。切った白菜を鍋に並べ、間に豚肉を挟むだけのお手軽料理です。塩や粉末のだしをさらさらっとかけ、水は加えずフタをするだけ。簡単なのに、見た目も美しく、しかもおいしい、大活躍間違い無しのメニューです。どんなお鍋でもできますが、こんなおしゃれなホットプレートを使えば、パーティー料理としてもおもてなしできそうですね。