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室町時代(1336年~1573年)後期に京都で創業した400年以上もの歴史のある老舗の和菓子屋「虎屋」。後陽成天皇に和菓子を献上して以降皇室御用達の製菓業となり、明治時代になって京都から東京に都が移されたときに虎屋も赤坂の東宮御所の横にお店を出店し、今日に至ります。特に羊羹の製造販売で知られ、「とらやの羊羹」として広くその名を知られていますが、今回は羊羹以外におすすめの虎屋の和菓子をご紹介いたします。たまには、定番以外の「虎屋」の商品を贈ってみるのはいかがですか?
1:【和三盆糖入お汁粉】「粒餡」・「漉し餡」・「粒白小豆餡」3種の幻の絶品白小豆のお汁粉
「和三盆糖入お汁粉」は、「粒餡」・「漉し餡」・「粒白小豆餡」の3種があります。どちらも小さなかわいい丸餅が2個入っていて、耐熱のお皿にお汁粉とお餅を入れてレンジで90秒ほどで、熱々の絶品汁粉が出来上がります。控えめな甘味は和三盆糖でつけられているので、甘さの切れがよく、さら~っと上品な後味が広がります。お汁粉の濃度も濃すぎず薄すぎずの絶妙さで、小豆の粒が感じられつつも舌で潰せるくらいの柔らかさで優しい食感です。特に白小豆のふんわりした美味しさは格別です。
2:【最中 弥栄】菊をかたどった小倉餡入りの最中は、日本の美学がネーミングに
「最中 弥栄」は、菊をかたどった茶色の皮に小倉餡を詰めた最中です。「弥栄」とは、「いよいよ栄えに栄える」という意味。菊の花は気高くおめでたい花であることから、菊形の最中に、縁起の良い「弥栄」の名がつけられたと言われています。老舗のお店だからこその美しいネーミングには、長い歴史と伝統が感じられます。
3:「ゴルフ最中 ホールインワン」ゴルフ好きでなくても気になる老舗の最中
「ゴルフ最中 ホールインワン」は、大正15年(1926)に誕生したゴルフボール形の最中です。ゴルフがまだ限られた階層だけのスポーツであった当時、斬新な和菓子として好評を博しました。ゴルフボールそっくりの楽しい意匠は、今も多くの方に親しまれています。球体に刻印されている「虎」のロゴに「虎屋」のこだわりが感じられますね。
※掲載情報は 2016/11/06 時点のものとなります。
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