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秋に旬を迎える代表的なフルーツといえば、柿やみかん、梨などおいしいフルーツがありますが、無花果(いちじく)も旬を迎えます。イチジクを漢字で書くと「無花果」で、花が咲かずに実を結ぶことから来ていると考えられますが、花が実の中に隠れて咲くという変わった仕組みになっているので、外からは見えないだけなのです。イチジクの木は生命の木、知恵の木としても知られ、世界中で愛されています。身体に嬉しいフルーツという事もあり、特に女性に愛されるフルーツでもあります。今回は、イチジクの進化系スイーツを3つご紹介します。
1:日本では入手困難だったイタリア中部の伝統的ないちじくのお菓子
イタリアの中部にある「マルケ州」の伝統的なお菓子で、 サラミのようにも見える事から、現地では「ロンズィーノ・ディ・フィーコ(イチジクのサラミ)」と呼ばれている「Fig Log(フィグログ)」。フィグはイチジクで、ログは丸太の事ですから、イチジクでできた丸太という意味です。もともとフィグログは、冬の保存食のような食品で、一年に1度しか作る事ができず、日本では入手困難な食べ物でした。イチジクの甘味やプチプチの歯触りと、ナッツの旨みと香りがハチミツとラム酒で1つにまとめられ、さらに黒コショウがピリッと全体を引き締めている。とても複雑な旨みと食感を持つ食べ物なのです。フランスパンとの相性が抜群です!
2:まるでフランス料理のチョコレートテリーヌのような羊羹
まるでフランス料理のチョコレートテリーヌのような美しいスイーツ。実はこれ羊羹なんです。中に、ドライフルーツのいちじくといちご、くるみが丸ごと入っています。この「ドライフルーツ羊羹」は、餡の滑らかさとラム酒の香りが想像以上に素晴らしく、和と洋が見事に融合した新しいお菓子だと気付かされます。海外でも人気を博したというのも納得の、和を超えたデザートとしての貫録を感じさせます。クリームチーズと共にパンにのせて、また赤ワインやウィスキーと合わせても、とても相性がいいのです。世界に向けて、日本の和菓子の可能性が広がりそうな、素敵な1品です。
3:糖度16~17度のいちじくを使用したドライフルーツ
福岡県が生み出したブランド無花果「とよみつ姫」。契約農家だけで栽培されるその生果の糖度はなんと16~17度と、一般に流通しているほかのいちじくに比べて非常に高く、さらに、果肉部分が厚くてジューシーなのが特徴です。その「とよみつ姫」を、ドライフルーツにした一品が「とよみつ姫ドライいちじく」です。食物繊維や鉄分、カルシウムなどのミネラル、ビタミン類も豊富で、さらに抗酸化作用のあるポリフェノールや消化促進酵素も含まれていますので、まさに女性の美容の強い味方です!
※掲載情報は 2016/09/26 時点のものとなります。
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