取引先の担当者や新聞などの公の情報から取引先の人事異動を知ったときに、新社長や取締役などに就任する方へのお祝いを準備すると思いますが、こと人事に関わることは重要かつセンシティブな事ですので、知ったからと言って直ぐにお祝いを贈ればいいと言うものではありません。

社長就任の場合では就任式を行うか否かにより贈るタイミングが異なります。一般的には、以下のようなタイミングが良い様です。

　就任任式を行わない場合：就任日以降に到着するよう贈る。

　　（前任者が就任中の場合は失礼にあたるため）
　就任式を会社で行う場合：就任式の当日、朝一番に会社に到着するよう時間指定で贈る。
　就任式を外部会場で行う：就任式の前日に外部会場に到着するように贈る。

社長就任や役員就任のお祝いの平均相場は、社長の場合30,000円から50,000円以上、役員の場合10,000円から30,000円程度と言われています。一般的には、お花を贈ることが多いです。取引先の方があまり親しくないのであれば、お祝いの金品を贈ることはやめておいたほうが無難です。ただ、ある程度親しい間柄で、お花だけでは儀礼的だと思われる場合は、何かプレゼントをお渡ししたいところです。

この様なお祝いの時の贈り物は華やかなものであったり、少し贅沢な気持ちを感じられる物であったりすれば、忘れられないものになるのではないでしょうか。また相手のご家族にも気持ちが伝わるような、会社向けというより個人的なプレゼントをご紹介いたします。

こちらの『ボランジェR.D.2002』はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%で、13年の長い熟成期間を経たシャンパンです。艶のある黄金色で、ドライフルーツやココアのようなニュアンスがあり、ミネラル感とパワフルさが口中に広がります。香り、味わいともに複雑さがあるので、シャンパン単独でも美味ですが、お祝いの食事と合せて楽しみたい品だそうです。

なお、このシャンパンは、映画『007』シリーズでジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュとして世界的に知られている「ボランジュ」。2015年12月に公開されたシリーズ最新作『スペクター』でも使われるのがこの『ボランジェR.D.2002』。

カリフォルニア州、主にナパバレーを中心に産出される超高価で高品質なワインの総称として「カルトワイン」と呼ばれています。ここに紹介するケンゾー・エステートのモットーはカルトワインの品質でありながら、手頃な価格設定を目指しています。一般の酒屋では購入できないため、直販のみとなりますが、その本格的な高品質に多くのワイン通のファンがいます。藍色の風呂敷で美しく包まれた「プレミアムパッケージ」は、贈り物として適しているそうです。

こちらは、京都『足立音衛門』の「栗のテリーヌ」。中でもこちらの「祈り」は他のシリーズと違いオーダーメイドの特注品で、ミキサーを使わずパティシエの手作業だけで作られるという極上のものです。世界中から厳選したバター、砂糖、卵、小麦粉、仕上げのお酒まで、好みの配合にできるというなんとも贅沢な仕様。

箱を開けると、「○○様御誂え」と書かれていてさらに特別感もアップ。これはぜひともお渡しする方のお名前を入れてプレゼントしたいですね。

生の栗が出回るのは、秋の年に1ヶ月ほど。その間に、茹でたり渋皮煮にしたりして食べるのですが、ほかの季節にもあの栗のゴロンとしてほくっと噛みしめられる感覚を楽しめるのが、「足立音衛門」の栗のテリーヌ「天」だそうです。

こちらの京都・百万遍に店を構える日本“唯一”の金平糖専門店「緑寿庵清水」の「究極の金平糖」は、大変な手間をかけてつくられた金平糖です。緑寿庵清水では、今でも機械を使わずすべて手作りで金平糖を作っています。また、年間を通じて販売している紅茶やコーヒー、ほうじ茶の金平糖のほかに、ブランデー、梅酒、赤ワイン、チョコレートなど季節ごとに合わせた限定品も作もあります。

この「日本酒の金平糖」は京都伏見の最高級の原酒を使用して、18日間かけて日本酒の風合いを苦労して出した逸品で、販売は11月のみ。限定バージョンは毎年キャンセル待ちが出るくらいの人気だそう。今すぐの注文は無理ですが、時期が合えば特別なプレゼントとして喜ばれると思います。

こちらは、ポアールのショコラと祇園辻利の抹茶に対する熱い想いから生まれた逸品、それが最高級御抹茶猪口冷糖 御抹茶トリュフ【建都の昔】。

お抹茶は、創業萬延元年に宇治茶の銘店「祇園辻利」が京都建都1200年を記念として京都府南部にある霧深い山里で丹精込めて、栽培された茶葉を精選吟致し、石臼で丹念に挽き上げて、つくられた抹茶です。ショコラは、老舗洋菓子店「帝塚山POIRE」が、スイスにあるフェルクリン社のこだわりのホワイトチョコレート「エーデルワイス」を使用したものです。

パッケージも高級感に溢れ、紐を解く手が震えてしまうほど。

この御抹茶トリュフ【建都の昔】の美味しい楽しみかは、キンキンに冷えているのを少し室温（約20度～25度）に戻してからお召し上がりください。カカオのミルキーな香りととろけるような口溶け感、そしてお抹茶の芳醇な香りを存分にご堪能いただけるそうです鼻腔にくゆりと広がる上品で優雅な香りの渦が楽しめるそうです。

こちらは、ジュエリーボックスのように大切にラッピングされて届く「CREMA D’OR」。一瓶￥5,000の超希少な“ヨーグルト”です。先方が女性の方ならその包装でも喜ばれるのではないでしょうか。

北海道のオホーツク海に面する興部町の大自然の中で育った牛のうち、厳選された50頭のみから搾取される生乳と、国産のはちみつ、国産のお砂糖だけで作るというこだわりのヨーグルト。着色料、香料、保存料などの添加物は一切使用していないそうです。そのこだわりは健康にこだわりのある方も納得して頂けると思います。

見た目からしてワインのような、この「京都宇治碾茶 The Uji」。飲み方もワイングラスで香りなどを楽しみながら飲むのに相応しい、高級宇治茶です。京都府南部地域の手摘み碾茶（てんちゃ）を原材料とし、石臼で抹茶を挽きあげる前の茶葉は、茶農家が密かに自宅で嗜んでいた、あまり市販もされていない希少な本物の「宇治茶」です。その価格も1本5,500円です。

高価なお茶はなかなか自分では手が出しづらいことがありますので、プレゼントであればこそ、試せる特別なお茶です。