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1823年(文政6年)から日本酒をつくり続ける「木内酒造」。酒蔵に程近い「酒井出」という地から、万葉の昔、井戸から湧き出たという伝承があるほど、水と緑の豊かな地として知られています。近年は、クラフトビールや梅酒等も人気となり、「利き酒処」や「手造りビール工房」がある蔵元には多くの方が訪れています。今回は、そんな那珂市の木内酒造に行ったら、絶対買いたい代表する銘酒と、それに合うおすすめ料理をご紹介します。
1:【リアルジンジャーエール】生姜入りビールは、生姜たっぷりの豚の角煮とぜひ
「リアルジンジャーエール」は、高知県産の生姜を、1本当たりたっぷり約1.44g使用し、伝統の製法で醸造。生姜の香りと味わいが広がるジンジャービア。アルコール8%の、モルトの味わいもしっかりしたビール。このイギリス伝統のおいしさを味わうなら、イギリスのパブでよく使われているノニックグラスがおすすめ。モルトの深みと生姜の香りを充分と楽しむために、10〜13度ぐらいの温度でゆっくりと味わってみてください。
また、合わせて食べるなら、生姜を使って煮込んだ「豚の角煮」。生姜つながりということはもちろん、イギリスのエールビールは、和食の、特に醤油味に実はとても合うビール。そして、アルコール度数の高めなので、柔らかく煮込んだ豚バラ肉のこっくりとしたコクにも負けないベストペアリングとなりますよ。
※原料に生姜を加えているため、日本の酒税法上は「発泡酒」の分類となります。
2:【ホワイトエール】スパイシーな小麦ビールは、生姜とごぼうの肉巻きがおすすめ
この「ホワイトエール」は、日本国内、海外のビールコンテストで数多くのゴールドメダルを受賞し、イギリスでは世界チャンピオンに輝き、世界中でもっとも飲まれている日本のクラフトビールのひとつ。また、「ホワイトエール」は、ベルギーで生まれたビアスタイルで、コリアンダーやオレンジピール、ナツメグなどのハーブを用いた、爽やかさとフルーティさが特徴です。小麦を使っているため、柔らかくふくよかながらもすっきりした味わいが魅力。
合わせて頂きたいのは、「新しょうがと新ごぼうのきんぴら風豚肉巻き照り」。豚肉巻きを噛み切った時に溢れる肉汁、新生姜と新ごぼうの歯ごたえに加え、これらが持つ香りがふわっと口の中に充満します。噛み締めるほどに、ごぼうが持つ土の力強さにさわやかな生姜が調和した野菜の甘味。追って、豚肉と照り焼きの甘味が加わりました。ゴマの風味もいいアクセントになりますよ。
3:【木内梅酒】ホップ、ハーブの風味に梅実の味わいがマッチした梅酒は蕎麦とともに
「木内梅酒」は、先程ご紹介した「ホワイトエール」のもつホップ、ハーブの風味に梅実の味わいがマッチし、さらに体にやさしい果糖を加えて甘味をつけた極上の梅酒で、他にはないさらりとした旨口の味わいが魅力。世界チャンピオンに輝く常陸野ネストホワイトエールを蒸留したスピリッツの風味、豊かな梅の味わいを生かした木内梅酒は、ホップの持つ爽やかな香り、軽い甘味と切れの良い酸味が特徴です。
合わせて頂きたいのは、木内酒造大正蔵の中にある「蔵+蕎麦な嘉屋」で味わえる「手打ち蕎麦」。水を使わずに酒だけで打った十割の酒蕎麦が自慢です。梅酒以外にも、木内酒造自慢の日本酒・ビールと一緒に楽しめますよ。
※掲載情報は 2016/09/09 時点のものとなります。
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