病気やケガで「お見舞い」のお気遣いをいただいたならば、お返しの「快気祝い」の用意は必要ですよね。そもそも「快気祝い」とは、本来病気やケガが全快したことを喜んで、本人からお世話になった方々へ「お祝いのおすそ分け」をするもので、「快気内祝い」とも言われています。現在では、全快したことの報告や、療養中のお見舞いに対するお礼として贈られるようになりました。

「快気祝い」は「病気やケガがキレイになくなった」ことをお祝いするものですから、基本的には「消えてなくなるもの」を送るのがマナーとなっています。洗剤やタオルなどの日用品の他、やはり人気なのがお菓子や飲み物などの食品です。熨斗をつける際は、二度とない方が良いお祝いですから蝶結びではなく、ほどけにくい「結び切り」の水引を使うのが良いでしょう。

また、贈る時期としては退院後１ヶ月以内が目安となります。入院していない方は、完治してから１ヶ月以内に贈るようにしましょう。できれば、品物だけではなく現在の体調などを簡単に添えたメッセージカードなどがあると、相手にもより安心して貰えますよね。

そこで、今回は快気祝いに迷ったとき、「コレ！」と思って頂けるようなものを10品ご紹介します。元気になった姿を想像して貰えるような、温かみのある品々であなたの「今」を報告して下さいね。

この見た目にも可愛らしいお菓子は、京都の「亀屋良長」の「宝ぽち袋」です。京都のテキスタイルブランド「SOU・SOU」とコラボレーションした、伊勢木綿のポチ袋入りには、和三盆糖で作られた上品な甘さの落雁が入っています。落雁のモチーフも小槌や小判、七宝など縁起の良いものばかり。贈る相手の幸せを願う気持ちが伝わってきます。軽くて日持ちもするので、沢山の方に配るのにピッタリですね。

洋菓子の街、神戸。そんな神戸にお店を構える「エルベラン」の「エルベランクッキー」は、そのこだわりと美味しさに感動します！見た目は小ぶりなクッキーですが、サクサクのチョコレートクッキーにパイを巻き、さらにヴァローナ社のチョコレートをサンドしているという手間暇かかった品。そのお味は、期待を裏切りません。そのままでも美味しいですし、冷やして食べるとますます美味しくなります。一度で二度美味しい絶品クッキーは、スイーツ好きな方への贈り物にいかがでしょう？

「ギモーヴ」って聞いたことありますか？見た目はマシュマロにとてもよく似ていますが「マシュマロ」は、メレンゲにシロップを加えてゼラチンで固めたもの。「ギモーヴ」は、フルーツピューレにゼラチンを加えて固めたもので、味、食感が違います。今回ご紹介するのは「宮島藤い屋」のレモンのギモーヴ、その名も「泡雪花」。この何とも美しい見た目と、一口食べたときの「しゃり、ふわ、ぷるん」の面白い食感の変化。そして、上質なレモンの果汁がふんだんに感じられ甘酸っぱい心地よさに魅了されます。パッケージも清潔感溢れる逸品、あなたの「とっておき」の時に贈ってみて下さい。

やはり万人に愛されてきた「老舗の味」は、贈る側も受け取る側も安心しますよね。馬車道十番館の「ビスカウト」はそんな昔から愛され続けた定番のお菓子です。見た目も味も、「昔ながら」なのでいたってシンプル。でも、ありそうでないそのお味は、どこか懐かしくホッとする飽きのこない逸品。これが本物なのだな…と実感できます。「贈り物」として抜群の安定感をもつ「ビスカウト」は、老若男女誰にでも喜ばれること間違いなしです

箱を開けた瞬間から華やかな気持ちにさせてくれる、大阪の名店「ポアール」の「BULUGARIA ROSE（ブルガリア・ローズ）」。バラの香りをつけてしっとり焼き上げたフィナンシェは、HACCIのはちみつをたっぷりと使っているので、なめらかな舌触りと上品な甘さでまさに絶品！良く冷やしたフルーティーな白ワインと合うというのも、上質だからこそ。受け取った方も、美しく並ぶバラを見て、元気になったあなたを思い浮かべるでしょう。

今や、万人に親しまれている「マドレーヌ」。子供のおやつのイメージもありますが、「アトリエうかい」のマドレーヌは一味違います！少し大ぶりなマドレーヌは、一口食べると良質なバターの香りが口の中に広がって、何とも幸せな気分にさせてくれます。ひとつひとつ丁寧に作業しているパティシエの「マゴコロ」が伝わる逸品です。大切な方への贈り物に、是非いかがですか？

「可愛い！」が第一声にあがる「西光亭」のクッキーは、本格的なお味とカジュアルなイラストとのギャップが魅力。何十種類もあるイラストの中から、相手がどのパッケージを喜んでくれるか悩むのも、贈り物の醍醐味ですよね。味も12種類もあり、パッケージと味の組み合わせは無限大！あなたの気持ちが伝わりやすい品です。特に女性の方に喜ばれそうですよね。

「つくりたてを、つくりたくて」をコンセプトにする、自由が丘にある「黒船」。カステラやラスキュが有名ですが、他の焼き菓子も絶品。国産小麦にこだわったお菓子たちは、どれも期待を裏切らない美味しさで、黒船の詰め合わせは抜群の安定感を持っています。相手の好みが分からない時など、重宝すること間違いなしです。

貰ってほっこりするお菓子といえば、自由が丘にある蜂の家（はちのや）の「まゆ最中」をおススメします。蚕の繭玉をイメージした5色の最中の皮の中には、小倉、胡麻、白つぶし、柚子、黒糖の5種類の餡が詰められています。甘さも控えめなので食べやすく、見た目も華やかで可愛らしいので「めでたい」気持ちを分け合える逸品となっています。日本茶だけではなく、コーヒーに合うのも嬉しいですよね。

「エレシバター」って聞いたことありますか？多くの万国博覧会で受賞を重ねた、フランスが誇る究極のバターなのです。そんな「エレシバター」を使った商品を販売するのが「エシレ・メゾン デュ ブール」。芳醇なエレシバターをふんだんに使った新食感のクッキーに、バターの奥深さを感じます。美味しい！の一言に尽きます。せっかくの快気祝い、どうせならとっておきのものを……と、お考えの方にはおススメの逸品です。