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日に日に暑さが増す今日この頃、会社などでは「暑気払い」という言葉を聞くことが多くなりませんか？暑い夏を乗り切るため、体を冷やす効果のある食べ物や漢方・薬などで「暑さを払う」という意味を込めたこの言葉。
昨今ではストレス発散のため、飲み会などに使うことが多くなっていますが、本来の意味としては体の健康を気遣った先人の知恵だったよう。仕事関係の取引先との暑気払いに涼しげな手土産を持参すれば、心遣いも含めて喜ばれること間違いなし！
今回は、そんな「暑気払いで喜ばれるような涼菓の手土産」をご紹介します！食べるのがもったいないような美しく可憐な見た目やあっさり控えめな甘さ、つるりとした喉越しの良さは、まさに日本ならではの“夏のお菓子”。
お盆も近いので、実家への手土産やお中元にもピッタリですよ。
金魚がゆらりと泳ぐ、涼し気なゼリー
猛暑の続くこの時期に紹介したいのは、「日本橋屋長兵衛」の「金魚すくい」という和菓子。レモン風味のゼリーの中に、羊羹で作った2匹の金魚を仲良く泳がせていて、懐かしさとともに日本の涼を感じます。
ひんやりつるんとした口当たりは、食欲のないときや暑い夏のおやつにもってこい。実家へ帰省する際の手土産や、お供え用のお菓子にもおすすめです。
【期間限定】上品な甘さで喉越しなめらかな桃の水羊羹
老舗銘店の味を伝承しながら、新しい菓子作りに挑戦する名古屋の和菓子屋「花桔梗」では、夏限定の水羊羹3種を販売。今回ご紹介する「桃の羊羹」は、のど越しの良い羊羹の上に新鮮な桃をのせ、クリアな寒天で固めた逸品。
和三盆で煮た小豆とそれぞれのバランスが何とも上品な味わいです。他にもスイカゼリーや白玉水羊羹も絶品なので、ぜひお試しください。
【期間限定】見た目は蛤そのもの！京都の老舗和菓子屋で受け継がれる夏の涼菓
「御菓子司 亀屋則克」の「涼菓 浜土産 (はまづと)」は、長い間京都で受け継がれている夏の涼菓。蛤の貝殻を開けると、浜納豆が一粒入った琥珀色の寒天がぷっくりと詰まっています。
よく冷やせば、琥珀羹の甘さと浜納豆の味噌風味が調和され、独特の風味が広がります。5月中旬から9月中旬の期間限定販売。ざる入りや籠入り(10個、15個)があり、要望に応じて対応してくれるそうです。
【期間限定】涼しげな夏の風物詩、150年以上続く老舗の水まんじゅう
岐阜県大垣市で150年以上続く老舗「金蝶園総本家」の水まんじゅう。きめが細かくさらっとした控えめの甘さで、口の中でスーッと溶けていくあんと、大垣市の美味しい水でつくられた水まんじゅうは、夏にぴったりのさっぱりとした味わいです。
見た目にも涼しげな夏の風物詩でもある水まんじゅうを差し上げれば、喜ばれること間違いなしです。
伝統製法で作るくず餅は、後を引く独特の触感
東京都北区の王子稲荷参道で100年以上営業し、地元の人々に愛され続ける「石鍋久寿餅店」。江戸時代からの製法を守り、すべての工程を職人が手作りする「久寿餅」は、手間のかかったこだわりの逸品。
2年を費やして発酵させた小麦粉の澱粉を使っているため、普通のくず餅とは違う心地良い噛みごたえと独特な風味が特徴。閉店前に完売することも多いため、早目の時間帯に来店したほうが無難です。
※掲載情報は 2016/07/29 時点のものとなります。
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