食べる人のことを一番に考えて作るあんドーナツ!北海道のホンマのあんドーナツ

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食べ比べをするときに大切な情報は素材だけではありませんよ!

食べる人のことを一番に考えて作るあんドーナツ!北海道のホンマのあんドーナツ

流通菓子を専門に扱うお菓子屋として、いつも思うことがあります。フィナンシェやパウンドケーキのように時間をかけて寝かせることにより美味しくなる焼き菓子も多くありますが、焼きたてや揚げたてがおいしい焼き魚や天ぷらのように、「出来たて」がおいしいお菓子はたくさんあります。お菓子食品業界は賞味期限というものがあるため、どのメーカーも問屋もできるだけフレッシュなものをできるだけ早くお客様のもとへ届けるため、物流にも大変力を入れて取り組んでいます。

 

ほんまさんのあんドーナツは、消費者へフレッシュなものを届けるための研究に余念がありません!通常のあんドーナツはだいたいしっかり火を通すために120~150度の油で3~5分ほど揚げているでしょうか?(大きさにもよりますが)そういったあんドーナツはジューシー感があり、食べごたえのあるずっしりとしたあんドーナツになります。とても美味しく満足感が得られます!

 

ところがホンマさんのあんドーナツは、180~200度の油で2分ほどで揚がってしまいます。いやいや意図的にフライヤーから上げてしまいます。なぜでしょう?ドーナツの中の熱くなったあんこによる余熱で、最終的にドーナツ全体に火を通すためです!

 

こうすることで、とろけるようなあんこと自社配合のドーナツ生地が、一番一体化するフレッシュな状態を見つけ出したのです!また油を通す時間がたいへん少ないため、思ったよりヘルシーです。先のあんドーナツとは対照的で、両方とも大好きなあんドーナツです。素材は全て北海道産です。それも北海道産が高品質だからというよくある素材へのこだわりではなく、生まれも育ちも北海道のお菓子屋として北海道の素材を知り尽くしています。北海道といえど広いですかどこの生産者の素材が優れている!ということまで理解しているんです。

 

同じものでもメーカーさんによって消費者に届けるための努力の仕方はかわってきます!そこを知っていると「食べ比べ」がますます面白くなりますね!!

※掲載情報は 2016/07/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

二木英一

二木の菓子 専務取締役 商品開発部長

二木英一

「二木の菓子」ではお菓子の専門店として常時約10,000種類のお菓子を取り揃えて日本中、世界中からお客様をお迎えしています。(規模によりますが一般的な小売店で約500~1000種類位と言われています)文化も、環境も違う地域から見つけてくるお菓子は驚きと、感動がいっぱいです!中には決して大型店舗では、売られる事のない名品も沢山あります!私は、食べる時に思わず感情移入してしまう名品を探すべく日々情報収集と自分の足で確認する事を仕事としています。また最近は独自の視点から商品開発も手がけております。それは、私がお菓子のプロとしてお客様から求められる提案に、手土産があるからです。昨今、お菓子ブームから、ただ売れている商品に似せて作った物が多くあります。そこで、決して流行や売れている物の真似ではなく、お菓子が本来持っている手渡しする意味や本物を形にする為、企画からお菓子が出来るまでを「ふたつ木」という自社ブランドでご提案しています。2015年5月テレビ東京「ガイアの夜明け」~進化するお菓子驚きの販売手法~出演 著書「なぜ20円のチョコでビルが建つのか?」Amazonマーケティングカテゴリー1位獲得

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