記事詳細
食べると暑くなることは分かっているのに、なぜか夏になると恋しくなる激辛料理。暑い!と言いながらも、汗を流しならでも食べたくなりますよね。そこで今回は、いつもの料理に入れるだけで、激辛&激ウマになる厳選スパイスをご紹介します。
今回ご紹介する辛い調味料はどれも個性的なものばかり。国産の唐辛子からヨーロッパでも人気がある地中海のスパイスなど、ただ辛いだけではない、辛さの中に旨みがたっぷり詰まっているスパイスです。この夏は激辛&激ウマで、暑い時期を刺激的なスパイスを使って乗り切ってくださいね。
1:「島とうがらし」に魅せられて作られた辛味調味料「島ネロ」
沖縄の「島とうがらし」は、沖縄県の在来種の1つでハバネロをスリムにしたような小粒な風貌です。ただ「島とうがらし」と呼べるのは、F1交配されていない在来種の4種のみだそうです。こちらは、その島とうがらしを使った辛味調味料「島ネロ」です。
「島ネロ」は島とうがらしや泡盛、シークヮーサー果汁など複数の原料をブレンドした辛味調味料で、2種類あります。黒色のパッケージが「島ネロ」。そしてそれを低温熟成抽出したのが、黄金色のパッケージ「島ネロ キラーズホット」です。「島ネロ キラーズホット」のほうがその名の通り辛味を強く感じますが、突き刺さる鋭利な辛さではなく、厚みのあるかどの丸い辛さと、そのあとにでてくる旨みが癖になります。
「島ネロ」の生産者の大島東修さんは、30余年コックの仕事に従事したあと、縁あって2000年に沖縄に移住し、その後縁あって島とうがらしに惚れ込み、一から畑を耕し、種から育て、ほかの仕事をしながら毎日畑の面倒を見て、試作を繰り返し作り上げたのがこの「島ネロ」です。
刺身につけたり、ピザやグラタンにかけたりという使い方のほか、ビールに数滴たらすと、一気においしいカクテルが出来上がりますので、是非試してみて下さい。
2:沖縄のテーブルには欠かせない「コーレーグス」
「沖縄そば」の店に行くと、「コーレーグス」というものが、必ずテーブルの上に置いてあります。瓶の中には、小ぶりでふっくらした赤い唐辛子がプカプカと浮きながら、たくさんひしめき合っていて、いかにも辛そう。「コーレーグス」は、沖縄の調味料で別名「島とうがらし」とも呼ばれています。
地元の人は、沖縄そばや汁ものをはじめ、ゴーヤチャンプルーやラフテーにもかけるらしいです。沖縄そばにかけてみると、一口スープを飲むとピリッと辛い。しかし、スープの味が引き締まり、辛さの後に甘さが追いかけてきます。料理の甘みを引き立たたせるなんとも言えない癖になる辛さです。
一度使い始めると中毒になりそう。豚しゃぶ、豆腐料理と何にでもかけたくなってしまうほどです。
3:ハバネロとハラペーニョのマジックソース
こちらが、「STUSSY Livin’ GENERAL STORE」が発売した「GS Hot Sauce by Mellow Habanero」です。
いつものハンバーグの上にかけたケチャップの上にこのソースを少し加えただけで、一瞬にして味に深みが出て、手品を見ているかのようにコロッと変る、まさに「マジックソース」なのです。名前にも書いてある「ハバネロ」と聞くと、まず「ただ辛い」とか思う人も多いと思いますが、実は「甘み」もあるのです。このハバネロには、とても「フルーティーな甘さ」があり、「辛さ」に深みがあるので、味にいくつかの複数の層が出来て、美味しさが増します。
無農薬で、化学肥料を使わずに育てたハバネロとハラペーニョを72時間かけて薫製にし、それに米酢、トマト、タマネギ、バルサミコ酢をブレンドし作り上げています。
4:ご存知長野善光寺の老舗七味唐辛子
信州善光寺の門前に店を構える八幡屋礒五郎の七味唐辛子。江戸時代から続く老舗の定番商品です。
八幡屋礒五郎で調合される七つの素材は唐辛子、山椒、生姜、麻種、胡麻、陳皮、紫蘇の七味。唐辛子の刺激的な辛味をベースに、清涼感ある辛味と香りをあわせ持つ山椒と生姜、特有の風味や香りが特徴の麻種、胡麻、陳皮、紫蘇がアクセントとなり、しっかりとした辛味と香りが広がります。バランスのとれたこの絶妙な風味はどんな料理や場面でも引き立て役として大活躍します。
5:いつでもどこでも使える八幡屋の「どこでも七味」
こちらは、同じく長野の八幡屋の「どこでも七味」。内容は一味唐辛子、七味唐辛子、柚子七味、深煎七味、粉山椒、バードアイ(激辛)の6種類が入っています。それぞれが小包装になっているので、どこにでも持っていけます。小分けされているので、風味を保つことが出来きます。また、いろんな料理にもそれぞれの刺激を足して、新しいイメージを沸かせる事で食欲を増進させてくれます。
6:東京・浅草の伝統七味唐辛子
こちらは、東京を代表する唐辛子「浅草 やげん堀 七味唐辛子本舗(通称:やげん堀)」。寛永2年(1625年)に、初代からしや徳右衛門が日本橋薬研堀町(今の東日本橋1丁目)で漢方薬をヒントに創業し、昭和18年(1943年)に浅草へ移転。
七味に入っている、生唐辛子粉、焼唐辛子粉、けしの実、麻の実、粉山椒、胡麻そして陳皮(ミカンの皮)は、漢方薬でも使用されています。辛さだけではない、体にいい刺激がありそう。こちらの店舗に出向けば好みに合わせて調合してくれるので、お好みで大辛にもしてくれます。
7:地中海チュニジアの伝統スパイス「ハリッサ」
こちらは、チュニジアの「ハリッサ」。チュニジアといえば、ヨーロッパとアフリカ大陸の中継地点に位置する国で、古代からさまざまな食文化の交流地点でもありました。「ハリッサ」は、そのチュニジアが誇る調味料です。乾燥唐辛子とガーリックやスパイス数種を混ぜ合わせてペースト状にしたハリッサは、チュニジアではさまざまな料理に欠かせないスパイス。ピリッとしたスパイスに塩気が効いて、料理の味わいを引き締めてくれます。
日本の夏でも、新たな激うまスパイスとして取り入れてみませんか。
※掲載情報は 2016/07/15 時点のものとなります。
- 5
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。