朝食はパン派という人の中には、“おかずを用意しなくて良い”や“すぐ食べられる”という手軽さを理由に挙げる人が多くいます。その中でも定番の人気を集めるのが「食パン」で、ジャムやペーストを変えるだけで簡単にアレンジできるのも魅力なようです。ここでは、アレンジ自在なことはもちろん、そのまま食べてもとびきりおいしい「食パン」を揃えました。1日の始まりの楽しみに、いろいろ試してみてはいかがでしょう。

名古屋で噂になっている食パンがこちら。最高級カナダ産小麦粉100％で職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げる高級「生」食パン専門店『乃が美』の「高級生食パン」です。口に含んだ瞬間にとろけていくような生地は、ふわっとした心地良い弾力に素材そのものの旨味と甘味が生きているのでトーストせずにそのままどうぞ。有名雑誌でも“日本の食パン10本”にも選ばれた注目の食パンは、売り切れ必至なので予約するのがベターです。

東京・表参道にあり、いつも人で賑わっている人気のパン屋さん『パンとエスプレッソと』。こちらの名物のひとつが、フランス語で“やわらかい”という意味を持つ、しっとりふわふわで濃厚なバターの味が染みわたる、まるでデニッシュのような食パン「ムー」です。一人3個までという限定発売で、焼きたてが並ぶと同時に完売してしまう幻のパンとなっています。手でちぎって食べてみるとそのやわらかさを実感できますよ。

北海道の中でもスキーの名所として知られる、羊蹄山と洞爺湖の間にある『ルスツリゾート』。近年、とくにオーストラリア人に大人気なこのリゾート地で、大評判になったのがホテルメイドの食パンです。国内で作りにくいとされていた強力タイプの北海道産小麦“ゆめちから”を使った食パンはずっしりと重く、きめ細やかな質感に小麦の風味がしっかりと香ります。表面をカリッと焼いたトーストで、香りと食感をお楽しみください！

かつて中目黒で人気を博したパン屋さん『ラ・ブランジェ・ナイーフ』がパン激戦区と言われる世田谷の環七沿い、世田谷線若林駅近くに昨年復活。もっちりとした食感にビターな香りが絶妙な看板商品の食パン「シリアル・ブレッド」は、国産小麦ゆめちから100%に加水100%、自家製酵母ホップ種とレーズン種を使用して、約20時間熟成して焼かれています。一枚でも食べ応えがあり、腹持ちも抜群です。

石川県金沢市で話題となっている食パン専門店『新出製パン所』。地元にある醤油蔵の醤油を練り込んだ食パンや、加賀棒茶の生地で粒あんを包み込んだ食パンなど豊富なバリエーションの食パンが揃う中、一番人気を誇るのが「匠－TAKUMI－」です。思わず頬ずりしたくなるくらい絹のようになめらかな生地で、小麦の自然な甘みと味わいをじんわり感じるシンプルな食パンです。耳までやわらかいのでそのままどうぞ。

麦の生産が盛んなことから、世界有数のパン大国であるドイツ。そんなドイツで焼き色がついて香ばしい外側をより味わって食べるという違いがあり、食パンでも噛めばかむほど旨味が広がる“耳”が重要視されています。そんな本場ドイツの食パンが味わえるのが、東京都大田区にある『schomaker（ショーマッカー）』です。酸味が強い生地で焼かれたドイツ伝統の食パン「ロゲンブロート」は、香ばしい“耳”を中心に味わってみて。

鹿児島市の“鹿児島の迎賓館”とも評される『城山観光ホテル』。露天温泉から桜島を一望できる露天風呂などが評判のホテルで、地元名産のお茶を使った「知覧茶ジャム」が全国的に大ヒット。その次に注目を集めているのが、様々なフレーバーを練り込んだリッチな風味の食パン「フラワーパン」です。チョコレート、ミルク、ストロベリー、メープル、季節限定と多彩なフレーバーがあり、美しい切り口には朝から嬉しくなりそうですね。