2016年も半年が過ぎました。4月に入社した新入社員の方は、なれない仕事をする中でも充実した毎日を送れていたのではないでしょうか。4月の初給料で両親に手土産やギフトなどプレゼントした方もいるとは思いますが、忘れていた方は6月や7月にもらえる初ボーナスでちょっとした手土産を用意するのはいかがでしょうか。今回は、初ボーナスで購入したい両親への手土産を紹介します。日持ちがして手土産にぴったりな洋菓子や季節を感じさせる和菓子、大人が好むお酒などを紹介いたします。社会人ならではのお土産を選んでみてはいかがでしょうか。

まずは、会社などでもらう手土産やお土産でよく目にしやすい、日持ちもして定番である「クッキー」を3つ紹介します。140年以上も京都の人々に愛されてきたお店“村上開新堂”は、クッキーより少しソフトな生地の焼き菓子「ロシアクッキー」が大変有名です。30年ぶりに新作として販売されたのが、パリッとした外側、ふっくら且つしっとりとした食感、中に込められたキャラメルクリームの3拍子が揃った「ダックワーズ」。紹介者のY+Associates 代表の麻生要一郎さん曰く、絶品だそうです。あまりの美味しさのためお話を聞いたまわりの方も、京都に行ったらお土産で購入をされているほど。京都のお土産がマンネリ化している方、ぜひ間違いのないお土産を選んでみてください。

甘いだけではない大人向けのクッキーを紹介します。料理研究家/食のトータルデザイナーの小野孝予さんに紹介いただいたのが、鎌倉にある“レ・ザンジュ”の「プティ・フール・サレ」です。湘南鎌倉でわずかに作られる釜炊きの塩とフランス・ゲランド塩を、ブレンドして使用して作られるクッキーは、バジル、ドライトマト&オレガノ、ゴーダチーズ、レッドチェダーチーズの4種類。そのまま食べてもいいですが、ワインやシングルモルトなどのお酒と合わせれば、おつまみとしても最適なのだそうです。お菓子だけど、食べ方の用途も広がる「クッキー」、選択肢の一つにいかがでしょうか。

季節に合わせてお土産や手土産を選ぶことも重要です。実際に涼しさを感じられるお菓子を目にしている方もいると思います。ここから、夏にふさわしい涼菓を紹介いたします。京都にある“御菓子司 亀屋則克”の「涼菓 浜土産 (はまづと)」は、真夏でも日持ちするお菓子を、ということで考案されたそうです。紹介者のギフトコンシェルジュの裏地桂子さん曰く、よく冷やすと琥珀羹の甘さと納豆の味噌風味が見事に調和し、独特の味が楽しめるのだそうです。販売期間は5月中旬から9月中旬と期間限定販売ですが、今の季節にぴったりな和菓子、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

こちらは見た目から夏らしさを感じさせてくれるのが、“WA・BI・SA”の「夏季の氷（かきのこおり）」。かき氷に見立てたデザインは、カラフルで夏らしく、光を反射するダイヤモンドカットのカップで、涼しげな印象を与えてくれます。味はイチゴ、レモン、メロンの3種で、果実本来の味が楽しめる層と、果実にミルク風味を加えた二層仕立て。紹介者のミラノ万博日本館　公式サポーターの里井真由美さん曰く、口どけなめらかで、ジャリジャリした氷ではない食感がいいのだそうです。常温保存が可能ですので、手土産やお土産にもぴったり。食べる時は12時間凍らせて、常温解凍で10分あたりが食べごろだそうです。

ゼリーなども暑い夏にはぴったりなお菓子。特に季節にあったフルーツが使われていればお土産や手土産にもぴったりです。京都にある“老松”の「夏柑糖（なつかんとう）」は、4月1日から夏みかんがなくなるまでしか味わえません。甘さと酸味のバランスも抜群で良く冷えた夏柑糖のプルンとした涼しさと、喉を通った時の美味しさはとてもクセになる味なのだそうです。販売期間が限られてしまいますが、こちらもギフトなどで選んでもきっと喜んでもらえると思います。

大人になったら楽しむことができるお酒は、飲食店などで初めて目にする銘柄や種類も多いと思います。ここからは、お土産や手土産でも選びたいお酒を紹介いたします。大人のお酒にぴったりなのが、レストラン モナリザ オーナーシェフの河野透さんに紹介してもらったのが、知り合いの方に教えてもらった日本でも限定でしか味わえない「コニャック」や「アルマニャック」です。香りはもちろんのこと、味もよくてついつい飲みすぎてしまうほどなのだとか。どちらもブランデーのため、飲みすぎには注意が必要です。こちらのお酒はどちらも日本限定ですので、詳細は記事でご確認ください。

最近では海外でも人気が高くなっている日本酒。中にはなかなか手に入らないものもありますが、やっぱりいいお酒は知っておきたいもの。「日本橋ゆかり」三代目の野永喜三夫さんに紹介してもらったのが、日本酒の新しい可能性を広げるため、シャンパンに負けない泡や味を再現したのが“永井酒造”の「MIZUBASHO PURE」です。日本酒とは思えない味と口当たりは、食前酒、食中酒、食後酒などシーンを問わない形で飲めますし、料理も和、洋、中とジャンルも問わないのでオススメだそうです。選びにくい日本酒ですが、汎用性が高いので覚えておいても損はありません。

お酒の中でもお中元やお歳暮などで贈られることが多い「ビール」。でも、せっかくなのですこし珍しいものを選んでみてはいかがでしょうか。ビアジャーナリスト/パンコーディネーターの宮原佐研子さんに紹介していただいたのが、ブレタノマイセス酵母を使用して作られたTHE WILD BEER CO.の「Evolver IPA」です。こちらのビールは、瓶詰めしてから最初の3ヶ月はフレッシュなエールと同じ味がしますが、その後に瓶の中で酵母が煌めきだして、6ヶ月後に味が変わります。何本か用意をしておけば、飲み比べをしてみても楽しいビールを選んでみてはいかがでしょうか。

最後は、お世話になった方へのお土産やギフトにもぴったりな、京都のお米屋“八代目儀兵衛”の十二単シリーズの「満開」を紹介します。米マイスターにより選び抜かれた12種類のセレクト米が12色のミニ風呂敷で包まれていて、それぞれの個性が最大に活きるようブレンドされているのだそうです。紹介者の客室乗務員OGである広瀬しのぶさんは、12種類の中の「極」を食べたそうですが、炊き上がった艶やかなごはんはおかずがいらない程のおいしさだったそうです。