7月もに入り、お中元の品を最終的に決める時期ですね。日ごろお世話になっている方へ、感謝の気持ちを込めてお渡しするお中元。ある調査では、お中元を贈る予定のある人に対しお中元1件当たりの予算を尋ねたところ、「3000円～4000円未満」がもっとも多いそうです。

ただ、価格帯が同じだとどうしても同じような商品を選びがちになりますよね。そこでギフトに詳しいippinのキュレーターの方々からご紹介頂いた商品の中から、お中元として喜ばれる品物で、3000円台の商品を10商品ピックアップいたしました。

「お中元」と言うとどうしても格式ばった印象になりますが、ここではカジュアルな気持ちで贈れるギフトを紹介します。

まだお中元選びに迷われている方は参考にしてくださいね。

明治のはじめより滋賀県近江八幡の地に創業した「たねや」。こちらは、そのたねやのトマトゼリーやブルーベリーゼリーを詰め合わせた涼菓詰合せです。

まるでフルーツのような完熟トマトがどっしり、丸々ひとつ入っているトマトゼリー。トマトのほどよい酸味と口当たりなめらかな寒天ゼリーが、とっても優しい味わいです。そして、ブルーベリーの皮ごと丸々の果実がたっぷり入っていて、寒天も甘すぎない自然な風味です。

このトマトゼリーとブルーベリーゼリーは、8月上旬ごろまでの夏季限定商品。以下の「のどごし一番 本生水羊羹」とゼリーを組み合わせた涼菓詰合せは、3,661円（税込）です。

二層のコントラストが特徴の銀座千疋屋マロンプリン。真ん中にどっしりと存在感たっぷりの丸栗の大きさが、風格を漂わせます。このマロンプリンはこっくり濃厚、カラメルゼリーはほろ苦い大人味で、これぞ秀逸なまとめ役としてエッジが効いています。

お日保ちが6ヶ月というのも贈り物として、とても重宝しているポイントです。この銀座マロンプリン6個入の販売価格は3,780 円(税込)です。

そして、決め手はやっぱり銀座千疋屋のこの包装紙ですね。

50年以上続いている柑橘農家、石丸農園の飲むみかんゼリー。石丸農園は、愛媛県松山市で伊予かんを中心にみずみずしい多種なみかんを作り続けています。

その石丸農園が作る飲むみかんゼリーは、生の柑橘のみずみずしさがそのまま楽しめます。「つるるんっ」、「スルりん」と喉にあっという間に入ってしまいます。無理のない甘さで、生の柑橘そのもののような味わいが楽しめます。「旬がそのまま詰まっているなあ」という感じです。

飲むみかんゼリー170gが10本（温州みかん・伊予柑×各2本、きよみ・デコポン・美生柑・甘夏・じゃばら・ブラッドオレンジ×各1本）入った詰め合わせは、3,500円（税込）です。

持ち運びにも便利なパッケージは、ご自宅利用でもピクニックのおやつなどでも重宝されます。

誰しも一度は口にしたことがある、北海道土産のド定番の六花亭「マルセイバターサンド」。

クリームは北海道産生乳100%のバターに加え、ドライレーズンでアクセント。ホワイトチョコレートを溶け込ませているので、まろやかです。バターは十勝産のマルセイバターにこだわり、サンドしているクッキーにも六花亭オリジナルの小麦粉を使うほどのこだわりよう。

似たタイプのお菓子は全国に沢山ありますが、六花亭のクッキー生地は、バターたっぷりで柔らかめなのが特徴です。

あえてこのマルセイバターサンドを夏にもお薦めするのには、理由があります。冷蔵庫に入れる前に常温だと、ホワイトチョコ入りクリームが柔らかくなり、クッキーと見事に口の中で一体化し、分離しないで口の中で膨らんで溶ける感じになり、本当に美味しくなります。

冷蔵庫に入れば、生地が多少しっかりした食感になって、それもまた美味。さらに冷凍してみますと、アイスのようでこれもおいしい。

マルセイバターサンドは、30個入で3,870円 (税込)です。
日持ち： 25度以下の涼しい場所で9～10日間 。

このシックなお菓子は、ハプスブルク家の紋章を背負い、カヤヌマ氏が継承する菓子店「ツッカベッカライ・カヤヌマ」のテーベッカライです。

「ツッカベッカライ・カヤヌマ」というお店の名前ですが、ドイツ語でツッカは砂糖、ベッカライはパン屋、ツッカベッカライ・カヤヌマは栢沼氏のケーキ屋という意味だそうです。

ツッカベッカライ・カヤヌマのクッキー「テーベッカライ」はしっとりとした口当たりの中にも濃厚なバターの香りがして、バニラ、チョコレート、ラズベリーのジャムなど特に素材の良さを感じます。

テーベッカライA缶3種のクッキー詰め合わせは、3,780円（税込）です。

京都北山マールブランシュの｢加加阿365祇園店」から夏の冷菓「加加阿アイスキャンディー」です。こちらは夏の期間限定商品ですが、｢加加阿365祇園店」だけでなくマールブランシュ主要直営店で購入でき、お取り寄せも可能です。加加阿アイスキャンディーは、カカオの濃厚さと果実の持つフレッシュな味わいが6種類で楽しめます。ビターチョコレート、ミルクチョコレート、バナナ&ビターチョコレート、お濃茶&ホワイトチョコレート、莓&木莓&ホワイトチョコレート、マンゴー&ホワイトチョコレートと、それぞれ個性ある味わいです。

中にはチョコレートガナッシュやゼリーが入っていて、食べ進めていくと隠し味のように一口目より更にお味の個性を楽しむことができます。

加加阿アイスキャンディーギフトBOX 6本入は、3,326円（税込）です。

こちらは、コンセプチャルなデザインケーキで知られる『LOUANGE TOKYO （ルワンジュ東京）』のマカロン詰め合わせです。

まるで高級な皮革製品でもおさまっていそうなボックスには、どこまでも鮮やかな色彩アートのマカロンがずらり。ラインナップは、ローズ×ピスタチオ、グリーンアップル×オリーヴオイル、オレンジ×ジンジャー、ユズ×バジル、チョコレート×トリュフ、などなどオリジナリティに富んでいて極めて前衛的。

その味は、いくつかの繊細な風味がひとつに融合して、複雑で奥深い大人の味わいです。

プレミアムマカロン10個入りの販売価格は、3,780円(税込)です。

かりんとう好きの人は知らない人はいない程の名店、麻布十番にある「麻布かりんと」。こちらのかりんとはサイズが小さくて食べやすく、そして量が程よいのが特徴です。

麻布かりんとでは従来の黒蜜味だけにこだわらず、非常にたくさんの味があります。サイズが小さいので食べやすく、色々組み合わせた詰め合わせギフトは楽しめます。ポリポリとした食感の硬いかりんとの他にやわらかかりんともあり、年代を問わず頂けるのも嬉しいですね。

7個（種）入り詰合せギフトは、3,024円（税込）です。

初詣でも有名な、成田山新勝寺の門前町にて明治時代に創業した、老舗和菓子店「なごみの米屋」。そんな老舗の商品とは思えないくらいのラブリーさを持った名作が、この「ぴーなっつ最中」の「ぴーちゃん」です。

透明な袋に入れカワイイ形を見せてキャラクター化し、おまけにピーナツ型のパッケージにしたところ、大人気商品になったこの商品。中には落花生を練り込んだ白餡がたっぷり詰まっていて、ピーナツ風味でとってもおいしい。

ぴーなっつ最中24個詰で、3,240円（税込）です。
お日持ち：2週間程度

長崎県島原のご当地そうめんの「島原そうめん」。そのご当地そうめんの中にも凄い製麺所があります。それが陣川製麺。三百数十年、造り酒屋を営んできた11代目の陣川利男さんの製麺所です。

陣川さんは、厚生省「現代の名工」に手延べそうめんとして全国で初めて受賞しており、そうめん業界でただ一人、黄綬褒章も受賞されている方です。

極寒の朝、島原の名水「有馬湧水」と木村さんの天然塩「塩の宝石」、福島さんの「長崎県産小麦粉」、中山さんの「天然椿油」で作る、長崎県産100％のそうめんです。23段仕込みのあと低温貯蔵庫で15か月間熟成させたこのそうめんは、もちろん保存料や着色料不使用なので自然な小麦粉の色合いです。極細ながらもコシがあり、つるりとした喉ごし、小麦粉の優しい風味、そして陣川さんの真剣ぶりを感じることができます。

手のべ素麺・木箱 2kg（50g×40束入）の販売価格は、3,400円（税込）です。