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誰もが気軽に立ち寄れるおせんべい屋さんを目指して
1804年創業、現在銀座4丁目に店舗を構える、煎餅店「松崎煎餅」。その老舗煎餅店がこの度、「地域密着・原点回帰」をテーマにしてカフェ併設型の新業態店舗を世田谷区の松陰神社通り商店街に4月9日(土)にオープンしました。
オープンに先がけまして、4月7日(木)に新店舗でプレスプレビューが行われました。近年、煎餅の売り上げ自体は、全く変わりませんが大手の煎餅店が売り上げを伸ばす一方、中小の煎餅店の売り上げが落ち、お店をたたむ事も少なくないとの事です。松崎煎餅では、そんな現状を少しでも変えたいと、地域と密接に関わり原点でもある誰もが立ち寄る事ができる、「街のおせんべい屋さん」を目指すというコンセプトを掲げ、新店舗をオープンさせました。
店内のまるでカフェのようなスペースには、キッチンが併設され煎餅を販売するだけでなく、カフェとしても利用できます。誰もが、気軽に立ち寄る事ができる空間になっています。
誰もが手にとって商品を見てほしいという思いから、松陰神社前店ではガラスのショーケースではなく、棚に商品が並べられています。
松崎煎餅の代表的な煎餅でもある「三味胴」。手間を掛け煎餅の表面をなめらかにして、そこに花鳥風月の絵柄を焼印や砂糖蜜で描いた商品です。今まで販売してきた商品は、銀座本店同様に、こちらの店舗で販売されます。商品を大幅に変え、企業のイメージチェンジを図るのではなく、店舗と人との関わり方を変えるというのが、今回の新店舗のコンセプトです。
新しい試みとしては、商品棚の一部に松陰神社前店限定の商品を販売しています。こちらの棚は「ラボ」的な役割を果たし、地域の人達に受け入れられた商品をいずれ商品化もしていきたいとの事でした。
こちらは、代表取締役副社長の松崎宗平さん。現在の社長である松崎宗仁さんと共に地域の憩い場となれる空間、コミュニティーにより身近な存在になれる場所を1年ほど探したそうです。松陰神社前は、さまざまな年代の人達がこのコミュニティーに存在し、今回コンセプトに掲げる「地域密着・原点回帰」ができる理想の環境とおっしゃっていました。
ランチ難民も少なくないというこのエリアで、「松崎煎餅」はランチも提供します。料理研究家の稲垣晴代さんが主宰するフードユニットで、彩りあふれる華やかな料理で定評がある「MOMOE」。こちらがプロデュースするランチを楽しむ事ができます。
また、食後には神奈川県葉山町にあるスペシャリティーコーヒーショップ「The Five Beans」のこだわりのコーヒーを頂けます。コーヒーに付いてくる瓦煎餅との相性は抜群です。
少し歩けば三軒茶屋駅にも近く、新しいものと古きよきものが混在する独特のエリアにある「松崎煎餅 松陰神社前店」。今後、このコミュニティーとどのように関わっていくのかがとても注目されます!
※掲載情報は 2016/04/15 時点のものとなります。
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