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ベルギーチョコレートが王道と呼ばれる理由
日本でも数多くのチョコレートブランドがありますが、ベルギーといえばチョコレーというイメージをお持ちの人も多いのではないでしょうか。ベルギーチョコレートのクオリティーは世界中で認められており、そのバラエティーの多さとおいしさはベルギーチョコレートの特徴ともいえます。なぜ、ベルギーのチョコレートが人気があるのでしょうか。今回は、ベルギーチョコレートのおいしさの秘密をご紹介したいと思います。
ベルギーチョコレートを一気に人気にした「ノイハウス」
ベルギーでは、17世紀のスペインの植民地時代、チョコレートが伝わったと言われています。その後、1886年に、ベルギー国王レオポルド二世の時代にコンゴが植民地になり、カカオのプランテーション化が進みました。1812年に、日本でもベルギー王室御用達の高級チョコレート「ノイハウス」が、世界で初めてナッツ類に飴をからませてペースト状にしたものをチョコレートでコーティングした「プラリネ」を開発した事で、一気にベルギーチョコレートに注目が集まります。その後「ノイハウス」によって、「バロタン」と呼ばれる宝石箱のような、「プラリネ」を入れるためのお持ち帰り箱を開発した事でさらにその人気が高まります。ベルギーチョコレートをまるで宝石のようなチョコレートと形容されるようになったのはこの頃からです。その点で、「ノイハウス」がベルギーチョコレートに貢献した功績は非常に大きいと言えます。
カカオバター100%の品質を守り続ける
ベルギーチョコレートは、その豊富な種類そしてその美しさも、人気のひとつですが最大の魅力はその品質にあります。「カカオバター100%」これこそが、ベルギーチョコレートのポリシーであり、植物性油脂やパーム油を混ぜたものはチョコレートとは認められていません。現在、EUでは植物性油分を5%まで含むものはチョコレートとして認定していますが、ベルギーはあくまでも「カカオバター100%」がチョコレートというスタンスを変えていません。
ベルギーで是非訪れて欲しいチョコレートのあれこれ
フランダースの代表的な観光都市の1つ「ブルージュ」では、55を超えるチョコレートショップがあり、ベルギーチョコレートの老舗から新店まであらゆる種類のチョコレートを楽しむ事ができます。
人気のショコラティエ、ドミニク・ペルソーンのショップ「チョコレートライン」もぜひ覗いてみてください。ワサビ、トマト、コーラ、唐辛子など、独創的な風味のチョコレートに出会えます。チョコレート博物館「チョコストーリー」も必訪です。チョコレートの歴史や製造過程を知ることができ、製造の実演やグッズ販売もあります。毎年開かれるチョコレートフェスティバル「Choco-Late」にも注目です。チョコレートの彫刻やボディーペインティングなど、食べる事以外にもチョコレートの楽しさに触れられます。
※掲載情報は 2016/04/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベルギー・フランダース政府貿易投資局
ヨーロッパの中心に位置するベルギー・フランダースは中世より「ヨーロッパ交易の十字路」として栄え、さまざまな文化と芸術、そして食文化を育んできました。ブルージュ、アンプワープ、ゲントなど聞き馴染みのある魅力的な街が点在し、それぞれにこだわりの地元の味を発信しています。日本でもポピュラーになったワッフル、チョコレートやフリッツと呼ばれるベルギー発祥のフライドポテトの他にも、小エビやムール貝などのシーフード、チコリやホワイトアスパラガスなどの伝統野菜や豚肉にハムなど、自慢の食材、料理、デザートで溢れています。こだわりの逸品をビールとペアリングして楽しむのがベルギー流!まだまだ知られていない美食の国ベルギー・フランダースの奥深い食の魅力を、皆様にご紹介させて頂きます。