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年度末を迎える3月は、仕事はもちろん、飲み会や送別会などで、不規則な生活になりやすくなる月でもあります。睡眠時間も少なくなり、寝不足がちで朝からの仕事にも支障をきたすことになってしまうかもしれません。今回は、朝の目覚めをすっきりさせ、代謝を上げるのにも役立つ「はちみつ」を紹介いたします。紅茶やホットミルクなどに入れるだけでなく、スプーン一杯分をそのままとってもおいしい、海外から日本のものまで選別した「はちみつ」を揃えてみました。朝が来るのが楽しくなるモノを見つけてください。
地中海沿岸の南仏で取れる「地中海の花々のはちみつ」
ミレユンヌ・ユイル社のはちみつは、なかなか手に入りづらいと言われているモノです。はちの巣から採るのにナイフを使って手で行われ、最新の専用遠心分離機に掛けて30度程度の低温で抽出した後、20度の適温で保存され、手間暇掛けて丁寧に製法されています。店頭ですとなかなか手に入りづらいですが、デパートなどに出店されることもあるので、ぜひその際は訪れてみてはいかがでしょうか。
パレスチナで取れる「野の花はちみつ」
パレスチナのはちみつ。なんでも、ユダヤ人の方は、西暦の9~10月頃に行われるユダヤ教の新年祭「ローシュ・ハッシャーナー」では、日本人がおせち料理で“よろこぶ”にちなんだ昆布巻き、将来の見通しがきく縁起もので蓮根を食べるように、ユダヤの人々は、平和で(丸くて)すてきな(スウィートな)年になるようにと甘いはちみつをリンゴにかけたり、パンに練り込んだり、実がいっぱいに詰まった年になるように食べるそうです。ちなみに、イスラエル/パレスチナは、旧約聖書に「乳と蜜の流れる場所=約束の地」と描写された土地。自然なままの古代からの農法による縁起もいいはちみつは、フェアトレードのパレスチナ産はちみつが通販で手に入るそうですので、ぜひ試してみてください。
ニュージーランドでしか取れない「マヌカヘルス マヌカハニー」
“マヌカハニー”、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。マヌカハニーはニュージーランドに自生するフトモモ科のマヌカの花から採れるはちみつで、ニュージーランドでしか採取できないのだそうです。「マヌカヘルス マヌカハニー」は、1kgのマヌカハニーに含まれる食物メチルグリオキサールが100mg以上である「MGO100+」の高級なもの。味は、甘みが強く、バターキャラメルのような独特のコクとスパイシーさがあるのだそうです。おススメの飲み方なども紹介していますので、ぜひ記事も参考になさってください。
中国雲南省で取れる「皇蜜」
ちょっとはちみつが取れるイメージはないかもしれませんが、想像を超える体験ができる中国のはちみつを紹介します。中国雲南省の標高1600~2500mの大自然の中に自生するシソ科の植物「ヤハシ」の花蜜をミツバチが集めてできたはちみつは、あまりの美味しさで一般には流通せず、皇帝に献上されたので「皇蜜」と名前がつけられたとのこと。バターのような口どけで、 生キャラメルのような「ねっとりした濃厚な甘さ」も味わえるんだそうです。収穫後の保存方法などもデリケートなので、なかなか味わうことはないかもしれませんが、一度は味わっておきたい幻のはちみつです。
福島県で取れる「日本蜜蜂の天然蜜 百花繚乱の蜂蜜」
こちらの株式会社ウチダの「日本蜜蜂の天然蜜 百花繚乱の蜂蜜」も大変貴重です。約5000年前から生息していると言われる日本みつばちは、おおよそ100種類の花々から蜜を集めてくることから、日本みつばちのはちみつは「百花蜜」と呼ばれているそうです。株式会社ウチダでは、毎年9月の彼岸前の限られた時期のみ蜜を巣から取り出しますが、蜂蜜を巣から取り出す方法も巣を目の細かい布の上に置き、2~3日かけて流れ落ちるのを待ちながら取り出すため、栄養が丸ごと蜂蜜に閉じ込められています。琥珀を思わせる色合いで、味わいは濃厚かつどこかフルーティーなのだとか。そのままの味を楽しんだり、料理の隠し味やヨーグルトに入れたりと、様々な形で楽しみたいはちみつです。
三重県津市でとれる「国産みずき蜂蜜」
はちみつ自体の良さや魅力は、料理にも活かしやすいです。三重県津市にある佐々木養蜂園の直営店【はちみつやさんミエール】の「国産みずき蜂蜜」は、柑橘系の爽やかな香りの中に、奥深い余韻のある甘さで人気があるんだとか。香りや甘さは料理にも合わせやすいですし、砂糖では出すことができない甘さや体へも取り入れやすいです。料理に合わせて香りが違う蜂蜜を扱ってみるのもいかがでしょうか。
淡路島で取れる「日本蜜蜂のはちみつ(百花蜜)」
淡路島でとれる日本みつばちの天然蜜の「はちみつ」。淡路島の日本みちばちは、巣箱から半径2kmの山や森を自由に飛び回って、季節ごとに多種類の樹や花から集められたはちみつは「百花蜜」と呼ばれます。特に日本ミツバチの百花蜜はごくわずかしか採れないため、非常に貴重とされているんだそうです。また、春採れと秋採れで味や色も変わるそうで、椿、梅、桜、栗、柑橘系など季節折々の花蜜の味と香りを楽しめるとのこと。貴重な日本みつばちからとれる蜂蜜、ぜひ味わってみたいものです。
青森県で取れる「BeFavo (ビファーヴォ)」
こちらのはちみつは、青森県唯一の村「西目屋(にしめや)」で“白神山地の季節を味わうハチミツ”をコンセプトに作られています。世界自然遺産の白神山地で花々の蜜を採取しており、季節ごとの花の種類で味や香りが異なるのが、この「BeFavo (ビファーヴォ)」です。「加工ハチミツ」と呼ばれる方法ではなく、巣の中で自分たちが集めた蜜をミツバチ自身が熟成させ、巣の中で糖度が80度まで上げたものを商品化している、「天然ハチミツ」です。世界自然遺産の白神山地の糖度が80度もあるはちみつ、一度味わってみたいものです。
広島県で取れる「百花和蜜」
こちらのはちみつは、日本の特性を活かして生まれた「百花和蜜」です。一般的な蜂蜜と比べて飼育が難しく国産の蜂蜜の中でも全体のわずか10%にも満たないと言われる日本蜜蜂は、その貴重さゆえに「幻の蜂蜜」とも呼ばれています。特徴は、糖度が80度以上もあり、まるでスイーツでも食べているかのような気分になるんだとか。継続して取り入れるなら、お砂糖の代わりに飲み物やヨーグルトに入れるなどで、自分の食生活に合わせることから初めてみるのが早いと思います。
北海道で取れる「プラーナ・マドウ」
なかなか味わうことが難しいはちみつ「アーユルヴェーダはちみつ」。アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で【アーユス】(生命 生気)、【ヴェーダ】(真理 科学)の複合語で、「生命の科学」と訳され、約5000年の歴史があります。日本ではただ一人、尾形剛弥さんは、土作りから行ったオーガニックハーブガーデンと生物質などを一切使用せず、人工的な餌も与えない自然養蜂で「アーユルヴェーダはちみつ」を作っています。年間で2回しか採蜜をしないため大変貴重です。また、非加熱はちみつのためビタミンやミネラル、酵素などが残った力強いはちみつなんだそうですので、はちみつを使うなら、ぜひ一度は味わっておくべきはちみつではないでしょうか
※掲載情報は 2016/03/05 時点のものとなります。
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