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アジアンエスニックブームによって名物料理が身近な存在に!
ここ数年は、パクチーブームのおかげでしょうか。タイ料理をはじめとする東南アジアの料理に興味を持っていただく機会が増えました。雑誌やテレビでも、国内のレストラン情報や旅情報、文化などが取り上げられ、目にしたことのある方もいるのではないかしら。
私自身はもちろん、アジアンエスニック料理が好きな人にとっては嬉しいことです。とはいえ、「レストランに入りづらい」、「何をオーダーしてよいかわからない」という声もあるんですよね。アジアンフリークの方が周りにいない限り、フレンチやイタリアン、もしくはおしゃれなカフェのように、“気軽に利用するきっかけがない”という場合もあるでしょう。
「マンゴツリー東京」監修のトムヤムクンヌードル
ブームの流れはレストランだけではなく、日常生活の中にもみられるようになりました。東南アジアで使われている調味料やアジアンエスニック料理が手軽に作れる加工食品、フレーバースナックと、スーパーやコンビニなどで購入しやすくなったのです。
明星食品から期間限定で発売されているのは「トムヤムクンヌードル」。タイに本店があるタイ料理の名店「マンゴツリー東京」(東京・丸の内)が監修したものです。かんきつ類のカフェライムやハーブのレモングラスの爽やかな風味や味わい、エビが香ばしさと辛みのあるトムヤムペーストの三位一体の味わいが食欲をそそります。
もちろん、インスタント麺の加工において現地の味をそのまま再現することはできません。しかし、アジアンエスニック料理に食べ慣れていない人にも、味を知ってもらう最初の一歩として、これらの加工食品を利用することもひとつの方法でしょう。
味を知っていただくことで、現地ってどんなところだろう? レストランに行ってみようかな? と少しずつアジアンエスニックに興味を広げてみてくださいね。
※掲載情報は 2016/02/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。