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株式会社 天満大阪昆布
昆布革命 上方仕立て【10g×30袋】
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近年、昆布を使う人が少なくなっているという話を聞きました。出汁パックを使うとあまりにも手軽に公約数的な旨味が取れるという事なのでしょう。かくいう私も、「旨匠だし」という、鰹節や鮭節、干し椎茸、スルメなど10の材料を使った塩無添加の出汁パックに関与してその風潮を助長させているのですが、和食の王道である京料理などの旨味は、上等の昆布から手軽に取れるのであれば、それに越した事は無いのかもしれません。
子供の頃から、昆布は海水に浸かっているのに、なぜその時点で旨味が逃げ出ないのか不思議でした。まだ生きている間は選択透過性という仕組みでそれが守られていて、収穫して煮ると旨味が出るのだと最近知ったのですが、昆布の出汁は、水につけて置いておくだけでも取れるもので、要は断面積の大きさで左右されるとか。昆布の表面ではなく断面から旨味が出るのですね。
この『昆布革命』は、上等の昆布を1mmの細かい短冊状にして断面積を飛躍的に大きくし、少しの昆布からおいしい旨みが効果的に出るよう工夫されたものなのです。
こちらの三代目で、昆布研究科の喜多條清光さんによると、「だしの取り方が難しかったり、面倒だったり、だしを取った後の昆布がもったいないなど、これまでの昆布の短所を長所に変える昆布」だとの事です。
水に10gの昆布革命を3時間からひと晩、冷蔵庫で置くと昆布水ができます。粘り気も臭みも無いので、飲料としても使え、毎日続ければ血圧も安定するそうです。10gで2回使え、冷蔵庫なら10日ほど保存可能なので、とても便利な健康対策にもなります。
和食と言いましたが、イタリアンなどの洋食や中華、エスニック、いろんなジャンルの料理にも水の代わりに使うと深み、奥行きが出ます。私は、スパイスを使った野菜カレーを昆布水で作り、隠し味(隠しませんが)に南高梅の梅干しを入れます。
昆布水を取った後の昆布はきんぴらや蕎麦の具、 酒のつまみなど、使い道は限りなくあります。
合わせて、昆布水用のボトルも販売されています。合わせて試してみてください。
※掲載情報は 2016/01/08 時点のものとなります。
俳優、ナレーター、エッセイスト
松尾貴史
1983年、大阪芸術大学デザイン学科(グラフィック専攻)卒業。
俳優、ナレーター、ボードビリアン、エッセイスト、司会者、折り紙作家。時おり、落語を口演することもある。各地で小規模の落語会、朗読のワークショップなどを不定期に開いて好評を博している。
1983年、ナレーターとしてデビュー。84年、ボードビリアンとしてデビュー。86年、作家の中島らも主宰の劇団、笑殺軍団リリパット・アーミーの旗揚げに参加。98年、演出家のG2と演劇ユニット AGAPE store 旗揚げ。
カレーに対する思いが高じ、東京の下北沢と大阪の福島でカレー店「般°若(パンニャ)」を経営。カレー総合研究所のカレー大學名誉教授。
著書に、「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」、「接客主義」、「ネタになる統計データ」、「折り顔」ほか。
演劇ユニット AGAPE store 座長。日本文藝家協会会員。2013年より「季刊 25時」編集委員。
日本酒造組合日本酒大賞奨励賞(92年)。02年より日本ソムリエ協会名誉ソムリエ。
お問い合わせ matsuo25ji@gmail.com
プロフィール写真撮影:山岸伸