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11月29日から待降節(アドベント)がはじまり、クリスマスの準備が本格的に始まります。待降節になると色とりどりのオーナメントで飾られたクリスマスツリーやリースが目を引くようになり、クリスマスクリブ(※)が各家庭に飾られはじめ、子供たちは、アドベントカレンダーをめくって出てくるお菓子を毎日楽しみにして、大人も子供も少しテンションが上がるそんな季節になります。シュトレンやアイシングクッキーなどippin(イッピン)でこれまでご紹介したクリスマスグルメをご紹介します。
※クリスマスクリブとは、イエス・キリストがイスラエルのベツレヘムという町の馬小屋で生まれたと伝えられているその誕生を再現した模型や人形。
1:ドイツには欠かせないクリスマス・シュトレン
クリスマス・シュトレンは「アドベント(待降節)」と呼ばれるクリスマス4週間前から作られる事が多く、クリスマスまでに少しずつスライスして食べます。ドライフルーツやナッツの甘みが徐々にパンに浸透していくので、作ってから時間がたつほど、味に深みが出てきます。また、日持ちもよく一般的には3週間~4週間もつのも特徴的です。最近ではパン屋さんでもクリスマス・シュトレンを作っているところもありますので、チェックしてみてください。
2:蜂蜜で味付けする、もうひとつのドイツのクリスマス菓子「レープクーヘン」
ドイツではクリスマス時期にいろいろなお菓子を食べます。クリスマスクッキーも数多くの種類があり、家庭でたくさん焼いてアドベントの時期にクリスマスを待ちながら食べたりします。今回ご紹介するレープクーヘン(Lebkuchen)は、牛乳や卵、バターなどの油を使わずに焼くお菓子です。ナッツやスパイスをたくさん入れた甘みを蜂蜜で付けたお菓子です。アニス、フェンネル、ショウガ、カルダモン、コリアンダー、メース、ナツメグ、丁子、ピメント、シナモンと多数のスパイスを使用したドイツ伝統のお菓子です。ちなみに日本では年中食べるご存知バウムクーヘンもドイツではクリスマス菓子の一つですが、この時期以外には、ある一部の地域を除いては全く食べないそうです。
3:親子で作るジンジャーブレッドハウス
実はノルウェーではクリスマスツリーの飾り付けをするのは「リトル・クリスマスイブ」と呼ばれるクリスマスイブの前日だそうです。このリトル・クリスマスイブに作られるのがジンジャーブレッドハウスです。ノルウェーではこのジンジャーブレッドハウスを家で、親と子供たちで作るのが伝統となっているそうです。このジンジャーブレッドハウスの作り方は、以下のノルウェー大使館の記事に記載されていますので、ぜひご参考して頂き親子で一緒に作ってみては如何ですか。
4:英国のクリスマスに欠かせない、クリスマスプティング
英国のクリスマスに欠かせないのが「クリスマス・プディング」。スコットランドでは、このクリスマス・プディングの中に、幸せな結婚ができるといわれる6ペンス硬貨や裁縫の指ぬきなどをしのばせて焼き、硬貨と指ぬきを引き当てた独身の男女は運命の相手であるという言い伝えがあるそうです。クリスマス・プディングは単体ではとにかく甘くて、日本人とってはたくさん食べられないかもしれませんが、ブランデーやラム酒入りのクリームをぜひ添える食べ方をおすすめします。
5:クリスマスにはやっぱりチキン
クリスマスと言えば、やっぱり盛り上がること間違いないのがローストチキン。でも1羽まるごと焼くとなると不安になりますよね。そこでご紹介するのが、トリ風土研究所のローストチキンです。美しい自然のなかで育てられた地鶏を1羽まるごと、生産地から家庭の食卓へ届けることで、その消費量を支えようという活動をする会社がトリ風土研究所です。届いたチキンを130度のオーブンへ入れて30分温めるだけ大丈夫。1羽で6人分(2〜2.5キロ)ほどありますので、お客さんを呼ぶときは重宝します。
6:英国小説「クリスマス・キャロル」で広まったクリスマスの七面鳥
欧米ではクリスマスにチキンよりもターキー(七面鳥)をいただくのが主流だそうです。実は、英国の文豪チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』の中にターキーが登場して以来、クリスマスに七面鳥を食べることが広まったそうです。
アメリカなどから輸入品されているが七面鳥は、コチコチに冷凍してある事がおおく、慣れないと調理に戸惑ってしまうかもしれませんが、パーティーの1週間前くらいに購入して冷蔵庫の中でゆっくり解凍するれば、焼き方自体はチキンの丸焼きと一緒です。七面鳥の肉はチキンよりもぱさぱさ感があって嫌われることがありますが、調理前に一晩、肉を塩水に漬けて、また調理中にときどきオーブンから取り出してバター(油)をよく塗ると、ジューシーに焼き上がります。
7:クリスマスのために造られたビンテージビール
1948年に「シメイ スペシャル ノエル」の名でクリスマスビールとして造られたものでしたのが、のシメイ ブルーです。「シメイ」は、ベルギーのシメイという街にある、トラピスト会スクールモン修道院で醸造される「トラピストビール」です。このクリスマス用に作られたシメイ ブルーの味わいが人気を呼び、1956年には通年商品となったほどです。そんな理由もあり、クリスマスにはピッタリのビールです。
※掲載情報は 2015/11/25 時点のものとなります。
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