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本当に美味しい日本酒について考えたことはありますか?晩秋に入り、今年も早1ヶ月余り。寒くなってくると美味しいお酒はなんといっても「日本酒」。知名度や人気だけではない、日本酒を語る上で欠かすことのできない独特の個性を持ちつつ、そして文句無しに美味しいと言わせる仕上がりの日本酒。そんな美味しい日本酒を日本全国から厳選。また、そのお酒に合う肴もご紹介します。
おすすめその1:牡蠣の養殖カゴで海中貯蔵する気仙沼産純米酒「蒼天伝」
宮城県気仙沼市にある日本酒の醸造元・男山本店。こちらでは毎年秋になると、純米酒『蒼天伝』の海中貯蔵を行っています。牡蠣の養殖用の網カゴを利用して、海中約10〜15メートルに、搾ったばかりの新酒の瓶を沈めて1年間熟成させるのです。男山本店社長の菅原昭彦さんのお話では、初めは興味本位でスタートした海中貯蔵だったそう。しばらく沈めて引き上げたお酒を飲んでみると、味に変化が見られ美味しかったというのです。「海中貯蔵で生まれる自分だけの1本」を味わってみては?
この純米酒『蒼天伝』におすすめなのが牡蠣。牡蠣との相性の見極め方は、牡蠣と同じ土地でつくられた牡蠣と合わせること。ぜひ、気仙沼産の生牡蠣にレモンを絞り、冷やで合わせてみてください。
◆特徴:宮城産酒蔵好適米「蔵の華」を100%使用した純米酒。穏やかな香りと、キレの良い味わい。
◆飲み方の提案 :冷や(15℃)ですっきりとした味わいを。
◆精米歩合:60%
◆アルコール度数:16%
◆日本酒度:±0 (普通:甘からず辛からず)
◆酸度:1.6
おすすめその2:【蟹至福】蟹による蟹の為の日本酒
福井には、蟹のために造られた酒があるって知っていましたか?その名も『蟹至福』。1840年創業。伝統の山廃仕込みで生真面目に酒造りを行う田嶋酒造(株)の銘柄。『蟹至福』は福井産の五百万石で造られる優しいながらも米の旨味卯が詰まったなめらかな酒。
福井は、皇室に献上を許された「越前ガニ」がある蟹王国。11月6日は、全国、いや最近では世界から蟹ファンが待ちに待つ「蟹解禁日」だ。越前ガニと名付けられた日本海の蟹は、実は3種ある。「ズワイガニ」「セイコガニ」「ズボガニ」の3種でそれぞれの蟹はおいしい食べ方があるので色々試してみてはいかがですか? これからの季節、寒さとともに、身が締まってくる蟹と一緒に至福のひとときを。
◆特徴:酒米は、五百万石(福井県産)を使用。乳酸の風味を生かした山廃本醸造。福井の軟水仕込みでうまれるすっきりなめらかな舌触り。
◆飲み方の提案 :冷や、ぬる燗、熱燗と気分やシーンに合わせて。
◆精米歩合:65%
◆アルコール度数:14.8%
◆日本酒度:+4.0(辛口)
◆酸度:1.5
おすすめその3:日本酒の新しい可能性を感じるお米のスパークリング「MIZUBASHO PURE」旬のフルーツとともに
親子3代にわたり宮内庁への出入りを許された老舗名門店「日本橋ゆかり」でも出されている永井酒造の「MIZUBASHO PURE」は、蔵元がが日本酒の新しい可能性を広げるため、シャンパンに負けない泡や味を再現した新感覚の日本酒。
日本酒とは思えない味と口当たりで食前酒、食中酒、食後酒などシーンを問わない形で飲めますし、料理も和、洋、中とジャンルも問わないのでオススメ。世界的な会などでも乾杯酒として飲まれているそうです。野永さん曰く、「このお酒と一緒にフルーツを食べると双方の味がより引き出されるので、好きな飲みかたです。もちろん、シャンパングラスで楽しんでもらいたいです(笑)。」
年末年始は、定番のシャンパンやワインなどではなく、一味違った、このお酒を持っていくと喜ばれること間違いなしではないでしょうか?
◆特徴:尾瀬のやわらかな天然水と、兵庫県三木市別所にて、契約栽培された山田錦を使用。製法・製造の両特許を取得した瓶内二次発酵(シャンパン製法)の活性清酒。
◆飲み方の提案 :冷たく冷やして。
◆精米歩合:65%
◆アルコール度数:13.0%
◆日本酒度:+10.0(大辛口)
◆ガス圧:5気圧(シャンパンと同じ)
※掲載情報は 2015/11/20 時点のものとなります。
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