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奥田政行シェフ初のベーカリー「地ぱんgood ~TOTSZEN terroir~」。がオープン
山形県鶴岡市には、庄内イタリアンとして全国的にも有名な奥田政行シェフによる「アル・ケッチァーノ」があります。
庄内の生産者のもとでおいしく作られた素材・在来野菜を最大限生かし、ひきたてるお料理が提供されるアル・ケッチァーノの厨房には、毎朝庄内中のあらゆる場所から、海から川から山から畑から、おいしい食材が集まります。その食材で、お客様にも生産者にも喜んでいただける料理をつくることが、ここ庄内の幸せにつながるのだという思いがひしひしと伝わる、素晴らしいレストランです。
このアル・ケッチァーノの世界観をそのままパンに反映させたのが、今年4月にオープンしたばかりの奥田政行シェフ初のベーカリー「地ぱんgood ~TOTSZEN terroir~」。
このユニークな店名は、「地」元の「パン」をもっとおいしく(「good」=良く)したいという想いと、zipang(ジパング)=日本 を元気に、という想い、TOTSUZEN terroirは、今回お店のプロデュースに関わった奥田シェフの友人、ベーカリープロデューサー岸本拓也のベーカリー「TOZSZEN BAKER’S KITCHEN(トツゼンベーカーズキッチン)」から由来する。
ここでは、貴重な山形産小麦を使ったパン、庄内産「はえぬき」を使用したパン、そしてパンという日常食にアル・ケッチァーノの料理を融合させたパンが多数あるが、なかでもオススメ「グルメコッペパン」各種。
写真は「庄内豚カツのケッカソースコッペ。」
素材の味を生かしたアル・ケッチァーノの料理は、味付けがシンプルなことでも知られるが、ベーカリーにおいてもその考えを踏襲しつつ、パン単体での美味しさや素材感が押し出るように、「アル・ケッチァーノの料理風のパン」として仕立てているところがポイント。
ハレの日のお料理も、パンにあわせることで「手軽なグルメ」として日常的に楽しめる。そしてもっと日常が楽しくなる。パン最大の強みが活かされたこの「グルメコッペパン」は季節や旬に応じて、いろいろなお料理が登場。ランチにはもちろん、夕食にも食べたいパンとして注目です。
※掲載情報は 2015/10/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本パンコーディネーター協会代表
稲垣智子
学生時代にノート80冊分のパンのスケッチとベーカリーレポートをもとに生活デザインの観点からパンのある生活空間と日本のパン食文化についての論文を執筆。 リテイルベーカリーのマーケティングとして勤務後、渡仏。スターバックス コーヒージャパン(株)でベーカリー製品・菓子・パッケージフードのマーチャンダイザーを経て、2007年に一般社団法人 日本パンコーディネーター協会設立。
現在はベーカリーや小売店のMD戦略の立案をはじめ、商品開発、パッケージ制作、販促ツールの企画から人材育成を含めたコミュニケーション戦略、店舗運営まで、売り場重視のトータルアドバイスを行う。また、パンコーディネーターの一人として、講演会やテレビ・ラジオ出演などを通してパンの食べ方・楽しみ方の提案活動も全国で行っている。
一般社団法人 日本パンコーディネーター協会 代表。