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2018年の建て替えのために赤坂の本店を一時休業された「とらや」。そのあいさつ文が話題になり、とても素敵なお店だということを改めて感じた方も多いのでは?そこで、みなさんは、どのくらい「とらや」について知っていますか?
株式会社虎屋の創業は室町時代後期で京都で菓子屋「とらや」として始まり約480年の歴史があります。当初は、御所にも菓子を納めていたそうですが、明治維新後に東京に本拠を移し、新しい地での挑戦をはじめました。そこで生まれたのが、今や「とらや」の代表作とも言える小豆と砂糖、寒天でつくる羊羹(ようかん)。この羊羹の製造販売で一躍有名となりました。それから約半世紀、首都圏や京都、大阪、福岡の百貨店などに80店舗を展開し、日本のみならずパリにも出店しているのです。
この10月にパリ店舗の35周年祭を記念として、パリのスタッフが考案した商品「ローズ・ド・パリ」を、10月末まで日本でも一部店舗で限定販売されています。グローバルな進展とともにとても魅力的な「とらや」、実はたくさんの限定企画があり、見逃せない商品がたくさんありますので、ここでその一部をご紹介いたします。
どれも革新的で、2018年に更に新しく生まれ変わる赤坂本店が、今からとても楽しみになりませんか?次はどんな和菓子を世に送り出してくれるのでしょう。日本の「とらや」、今後もっともっと世界にもつながる歩みを作っていってほしいですね。
【東京駅限定】TORAYA TOKYO限定パッケージの小形羊羹
東京ステーションホテル 丸の内南ドーム内2階にあるTORAYA TOKYO(トラヤ トウキョウ)でしか販売していないのが、TORAYA TOKYO限定パッケージの小形羊羹。パリ在住の画家、P.ワイズベッカー氏が描きおろした東京駅丸の内駅舎をモチーフにしたパッケージは、東京らしさが表現され、手帳サイズが持ち運びにも便利なので、東京土産としても人気の商品です。
【大正時代からのロングヒット】ゴルフボール型の羊羹「ホールインワン」
1926年(大正時代)から存在するロングヒット商品、その名も、「ホールインワン」。発売当時GOLFが一部の階級にしか広まっていなかった頃に生み出され、現在まで続いているいうゴルフボール型の羊羹。球体には「虎」のロゴが刻印されています。
生産数と取扱い店舗が限られているため、事前に問合せ予約がおすすめです。ネット注文はなく、店頭販売のみの商品になりますので、手に入りにくい商品だけに、贈り物にもとても人気です。
【パリ店35周年祭記念】10月末までの限定販売「ローズ・ド・パリ」※販売終了
1980年に「和菓子を通して日本文化を紹介したい」という思いでパリに出店し、今年の10月でちょうど35周年。それを記念して、パリ店のスタッフが考案した「ローズ・ド・パリ」を日本でも10月末まで一部の店舗での限定販売されています。口に入れるとバラの香りが広がり、パリジェンヌ気分に?!期間限定なので、話題商品なので、これは見逃せません。
【父の日限定販売】バリスタも認めた「珈琲羊羹」※販売終了
昭和38年から販売していたのですが、平成20年に販売を停止。ところが今年、販売開始から50年を記念してリニューアルし、父の日限定で再販が開始されました(現在は販売終了)。コロンビア産のまろやかなコーヒー豆を使った羊羹で、エスプレッソに合わせたり、ワインや、ウイスキーなどにも相性抜群。コーヒーを知り尽くしたバリスタ マエスト横山千尋さんも納得の逸品です。残念ながら現在販売終了しているので、伝説の羊羹となっています。
【TORAYA CAFE限定】伝統の餡とショコラを混ぜて生まれた「洋菓子フォンダン」
2003年、自由で新しいお菓子をコンセプト六本木に初出店した「TORAYA CAFE(トラヤカフェ)」。現在は六本木のみならず、表参道、青山にも店舗を構える虎屋の新業態。おすすめは「あずきとカカオのフォンダン」。とらや伝統のこし餡・小倉餡に、ショコラ(カカオ)を混ぜることで洋菓子フォンダンとして生まれ変わりました。あずき豆と、カカオも豆の相性の良さが、和風の緑茶にも、洋風の珈琲や赤ワインにも合うのが魅力です。
※掲載情報は 2016/08/26 時点のものとなります。
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