ロシアのスーパーヘルシーフード亜麻仁(あまに)でヘルシーライフのススメ

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旧ソ連圏ではなじみの深い食材「亜麻仁」

皆さん、ご機嫌よう。ロシア在住ウズベク人、亜麻色の髪のオルズグルです。

 

というのは嘘で、私の髪は亜麻色ではないのですが、皆さん、「亜麻色」ってどんな色かご存知でしょうか?
あまり馴染みがないですよね。私も実は今回の記事を書くまで、そんな色があるって知りませんでした。

 

主人によれば日本では昔、「亜麻色の髪の乙女」という歌が流行ったそうですね。

島谷ひとみさんもカバーされたということで私もYouTubeで聞いてみましたが、とってもすてきな元気の出る可愛らしい曲ですね。

 

話が長くなってしまいましたが、今回ご紹介するイッピンは、ズバリ、「亜麻仁」です。

 

最近、日本でも健康志向の方には「亜麻仁油(フラックスシードオイル)」は知名度が上がってきていると思いますが、私たちウズベク人やロシアなどの旧ソ連圏ではごくごく馴染みの深い健康食品なんです。
今回は、そんな「亜麻仁」の魅力に迫りたいと思います!

 

亜麻色ってどんな色?そもそも亜麻って何?と思われる方も多いと思うのですが、そんな皆さんにはまず亜麻の花をご紹介します。

 

 

ロシアのスーパーヘルシーフード亜麻仁(あまに)でヘルシーライフのススメ

すてきな可愛い色の花ですよね。でも青いんです。じゃあ亜麻色って紫色なのでしょうか?そうではないみたいです。

 

「亜麻色(あまいろ)とは、亜麻を紡いだ糸の色のような黄色がかった薄茶色のことです。日本古来の色ではなく明治以降に使われるようになった比較的に新しい色名。 フランスの作曲家「ドビュッシー」の前奏曲『亜麻色の髪の乙女』が有名であるため、一般的に髪の色として知られています。ちなみに、亜麻色は金髪の一種という誤解があるようですが、正しくは薄い栗色の髪をさしており、金髪とは少しイメージが異なります。」(引用:http://irocore.com/ama-iro/)だ、そうです。

 

薔薇色というと薔薇の花の色なのに、ちょっと変な気もしますけれど、花が主役の薔薇とは違って、亜麻の主役はあくまで茎から取れる「繊維」なんですね。

 

サイトの続きを読むと、
「亜麻はヨーロッパが原産で紀元前から栽培されており、人類最古の繊維とも言われています。亜麻の種子を絞れば亜麻仁油に、茎からとれる繊維で織ったリンネル(リネン)製品は高級な麻織物になります。日本では明治初期、ロシア公使だった「榎本武揚」が寒冷地に適した亜麻の栽培を推奨し、北海道開拓使によって北海道での栽培が始まったと言われています。」(引用: http://irocore.com/ama-iro/)

 

ここで気になるのは「ロシア公使だった榎本武揚のおかげで、北海道で栽培が始まった」というくだりです。


140年前、サンクトペテルブルグに駐在していた榎本公使が亜麻仁(亜麻の種) を日本に送り、日本の開拓史が栽培を始めたんですね。今、日本のスーパーで買える亜麻仁油はほとんどが北海道産。それは明治時代にロシアから持ってこられた物なんです。

 

私も夏にラベンダーを見に、一度だけ北海道を訪ねたことがありますが、とても涼しくてロシアと環境が似ていますよね。私たちが日頃食べていた亜麻仁が明治期に日本の産業振興の中で、栽培が始まっているなんて驚きでした。

 

亜麻仁は日本ではなかなか手に入らないと思いますが、ロシアのスーパーでは普通にこんな感じでドサッと売っています。

 

特に有名なのはシベリアの亜麻です。

 

ロシアのスーパーヘルシーフード亜麻仁(あまに)でヘルシーライフのススメ

 

すごいでしょう?亜麻仁油もこんな感じでドンと売っています。

 

 

 

日本ではこんな小さなボトルでこんなお値段……とっても高いです。
http://www.biokura.jp/products/detail.php?product_id=11176

 

きっと、日本では生産量が少ないからなのでしょうね。

亜麻仁油は、オメガ3が取れるスグレモノ、でも熱して食べるとオメガ3の良さが失われてしまう、だから生でサラダにかけて食べる、というのが日本での主な消費方法のようです。亜麻仁の健康効果にご興味がある方は、いろんなサイトをご覧になってみてください。特に亜麻仁公社さんのサイトがまとまっていると思います。(オメガ3、食物繊維、「植物性エストロゲン」ともいわれるリグナンの3つが豊富というのが売りです)(引用元:http://www.amakousya.co.jp/health.html)

 

でも、生の亜麻仁油をお試しになったことがある方は分かるかもしれませんが、好き嫌いの分かれる味かも知れません。

 

私が今回ご提案したいのは、亜麻仁をざらざらっとそのままベリー系のフルーツと一緒にスムージーにしてしまうこと、もしくは亜麻仁をコーヒーのミルで砕いてお粥に入れて食べる、という食べ方です。

 

 

 

ロシアのスーパーヘルシーフード亜麻仁(あまに)でヘルシーライフのススメ
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この食べ方だとオイルをそのまま飲むのが苦手な方も簡単に亜麻仁が取れます。特にロシア産のベリーと一緒にスムージーにすると香ばしい亜麻仁の香りとベリーの味が相性抜群で最高です(旧ソ連では、ヒマワリの種をおやつで食べる習慣もあり、種はおやつ感覚です)。

 


小さくて可憐な花が咲き、茎はリネンに、種はスーパー栄養食品となってしまう亜麻。
すごいですよね。かつては近代日本の経済を支え、そして今もまた健康ブームで日本人の皆様の健康を支えてくれているんです。

ロシアのスーパーヘルシーフード亜麻仁(あまに)でヘルシーライフのススメ

亜麻仁をそのまま食べたい!という方は通販で買ってみてくださいね。画像の商品とは違いますが、このように亜麻仁を粉末にしたものも手に入ります。

 

シベリア産の亜麻仁が食べてみたい!という方は私のfacebookまでご連絡ください。先着3名様に少しぐらいならロシアから帰国時にお持ちしてプレゼントしちゃいますよ。(着払でお願いします、笑)

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※掲載情報は 2015/10/06 時点のものとなります。

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ババホジャエヴァ・オルズグル

ワイン業・食研究・温泉ソムリエ・フードアナリスト

ババホジャエヴァ・オルズグル

ウズベキスタン、タシケント生まれ。13才で「ひらがな」に一目惚れし、14才から大学で日本語を勉強。16才から日本語の観光ガイドとして勤務。21才で日本に移住。一部上場大手物流企業での勤務後、2011年に合同会社GALABAを設立、日本初ウズベキスタンワインの唯一の正規輸入者となる。同じ年から日本国内でタレントとして数々の人気のテレビ番組、ラジオ、明治のR-1ヨーグルトCMで活躍した。東京で数年間ワイン会を開催。ウズベキスタンのワイナリーと日本向けのGALABA社限定の特注ワインをプロデュース、開発に参加した。家庭の都合で仕事を辞めてロシアで3年滞在後昨年より日本に本帰国。ウズベキスタンのワインフェスティバル”WineArt”の審査員、日本での料理コンクール審査員、日本のワインコンクールサクラアワード2019年の審査員、料理現場監督の経験。趣味、得意分野:美術館・神社・温泉・登山・和食•食材アレンジ•宝飾•食器•旅行(海外30カ国以上、国内40都道府県以上。)日本の有名なガイドブック編集も日本語で実施。各種テレビ番組、テレビショッピング•通販出演実績多数。

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