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持ち運びも楽な使いやすい七輪
みなさん、御機嫌よう、ロシア在住ウズベキスタン人のオルズです。今回ご紹介するのは、七輪本舗さんの高品質、リーズナブルな切り出し七輪です。
七輪とは珪藻土(けいそど)といわれる植物の化石を使って作られた持ち運びのできるグリルです。サンマを焼いたりするイメージが強いかもしれません。
七輪は外国人の私から見てとてもクールな逸品です。
ロシアや私の祖国ウズベキスタンでは、シャシリクといって串焼きバーベキューを週末に楽しむことが一般的で、グリルも薄い鉄板を使った使い捨ての組み立て式のもの「マンガル)を使います。
そのマンガルには白樺の炭を沢山入れて、早く着火させるために着火材を沢山使います。私はロシア伝統のマンガル、主人は七輪を使い競争したのですが、七輪はふた握りぐらいの炭で3時間ほど高火力をキープできたのですが、私のマンガルはものの一時間で消えてしまいました。マンガルは最初に高火力を出せるのですが、すぐに勢いが弱まってしまいます。
ところが七輪は下にある小さな穴で火力を調整できることや、七輪そのものの構造に秘密があるようで、「微細な中空構造を持ち断熱性が高いため保温効果が極めて高い」のだそうです。要は火が長持ちします。普通の炭火とは味が違うんです。なんというか、普通の炭火とは中の肉のしっとり感が違うんです。
七輪本舗さんの説明リンクはこちらです。
http://www.fnw.gr.jp/7rinhonpo/restconer/ ensekigaisen.htm
(引用:上記URLの遠赤外線最強のコンビ!!より)
木炭(炭素)と七輪(珪藻土:天然セラミック)の組み合わせで、木炭を燃焼させると強烈な遠赤外線が発生します。セラミックは加熱により大量の赤外線を発生させます。まさに遠赤外線を発生させるための最強のコンビです。遠赤外線によって加熱効果を高め、木炭の消費量も少なくなります。
木炭だけではなくて器具そのものが赤外線を出す、ということですよね。鉄板を使ってバーベキューを楽しんでいた我々にはとても思いつかない技術です。日本といえばトヨタやパナソニックなどの技術力のある企業のイメージが強いのですが、この七輪の珪藻土は1000年以上の歴史があるとのこと。
切り出しといわれる工程を経て作られるそうなのですが、日本には石川県珠洲市を中心に十数人ほどしか職人さんがいらっしゃらないそうでとても貴重な技術なんですね。
この動画がとても分かりやすくて感動します。http://youtu.be/C7vIbMfjoK0
素敵です、珪藻土そのものが化石なんですよ。ロマンチックだと思いませんか?
太古の資源を伝統ある技術を使って能登の匠の職人が切り出し、赤外線を最大限活用して肉を美味しく、しかも保温性、断熱性、燃焼効率バツグン、エコで「勿体無い」精神を体現した究極のクールジャパンだと思います(七輪の語源の一つは「七厘で買える木炭で火が起こせた」というものだそうです)。
歴史に思いを馳せながら焼く炭火バーベキューはまた格別です。煙も少ないのでマンションのベランダで焼いてもあまり周りに迷惑がかからないことも魅力です。七輪本舗さんのセットでは持ち運びに便利なイスにもなる小さなドラム缶状の容器もついてきます。
この逸品、是非オススメです!
※掲載情報は 2015/09/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン業・食研究・温泉ソムリエ・フードアナリスト
ババホジャエヴァ・オルズグル
ウズベキスタン、タシケント生まれ。13才で「ひらがな」に一目惚れし、14才から大学で日本語を勉強。16才から日本語の観光ガイドとして勤務。21才で日本に移住。一部上場大手物流企業での勤務後、2011年に合同会社GALABAを設立、日本初ウズベキスタンワインの唯一の正規輸入者となる。同じ年から日本国内でタレントとして数々の人気のテレビ番組、ラジオ、明治のR-1ヨーグルトCMで活躍した。東京で数年間ワイン会を開催。ウズベキスタンのワイナリーと日本向けのGALABA社限定の特注ワインをプロデュース、開発に参加した。家庭の都合で仕事を辞めてロシアで3年滞在後昨年より日本に本帰国。ウズベキスタンのワインフェスティバル”WineArt”の審査員、日本での料理コンクール審査員、日本のワインコンクールサクラアワード2019年の審査員、料理現場監督の経験。趣味、得意分野:美術館・神社・温泉・登山・和食•食材アレンジ•宝飾•食器•旅行(海外30カ国以上、国内40都道府県以上。)日本の有名なガイドブック編集も日本語で実施。各種テレビ番組、テレビショッピング•通販出演実績多数。