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素材の旨み・甘味を上手に生かしたジェラートに驚いたある夏の日
私が、観光大使をしている徳島県・美馬市での落語会に行った際に、「このへんに美味しいものはないのかな?」と聞いてみたら、「美味いジェラート屋さんが出来たんですよ。ちょっと隣の市なんですけど、行ってみませんか?」とのこと。車で20分くらいで、隣の阿波市に行きました。
ロッジ風の建物が現われて、1軒だけすごく混んでいるんです。中に入ると、女性客が圧倒的に多い。すると、3人くらいの女性の店員が立っていて、「いらっしゃいませ。どれになさいますか。」と声をかけられたので、ショーケースを見ると見たこともないようなものがたくさん並んでいるんですよ。
「何がいちばん人気ですか?」と尋ねたら、「塩キャラメル」と「しぼりたて牛乳」と「きな粉」とのこと。この時に頂いたのは、「ブルーベリー」だったんですが、別の日にはなかったりするんです。その日によって、販売されているものが違うようで、これという定番は「しぼりたて牛乳」だけ。
ですので、いつも行き当たりばったりで、お気に入りのものを楽しめるんです。いつも違った味を楽しめるところが良いですね。この味が良かったから、その味を求めてまた行こうというのではなく、全く正反対の不思議なものに出会えうことができる。まさに、ジェラート界の「ナルニア国物語」でしょうか。「なんだこれは!」という材料をジェラートにしているんですね。
「ブルーベリー」をいただいたんですが、相当な数のブルーベリーを使って作っているようでかなり濃厚です。食べると、ジェラートの中には地場のもにこだわったブルーベリー粒がぎっしり。他の種類も、いかに地元の良い素材を使うかというのが、このお店の特徴らしいです。
注文する際に、「コーンにしますか、カップにしますか?」と尋ねられ、皆さん、コーンにする方が多いんですが、私はカップにするんです。コーンだと、上の方にしか入っていなくて、なかなかとけないので、カップにするんです。しかも、シングルの100円増しで、3段重ね(トリプル)にもできるんですよ。
もちろん、贈答用もありますのが、「何と何をお願いします。」と言っても、「いや、それはないんです。これとこれしかありませんけど。」という感じで、その日にあるお店のおすすめのものを選んで送ってくれるそうです。
「これからの季節はどういったものが出ますか?」と聞いたら、「いちじく」とのこと。9~10月の間、阿波市産の完熟いちじくを使用されるみたいです。
8月11日に行った時には、行列ができていてビックリ。大阪の堺・愛知・福井等のナンバープレートの車がいましたね。帰省の方もいらっしゃると思いますが、子供さんや若い女性が特に喜んでいらっしゃるように見えましたね。
天然素材を使った食材などが使われていて、雰囲気が非常にいいんです。店は、丸太小屋になっていて、奥にイートインコーナーがあり、山が広がり田園を眺めながらいただくことができます。きれいな風景を眺めながら、「舌から爽やかに涼やかになるのはいいものだな。」とつくづく思いましたね。
他には、濃厚なオレンジの味わいと酸味がある「ブラッドオレンジ」や舌に清流が流れるような印象を受けた「すだちハニー」をいただきましたが、どれも格別な美味しさで、6人くらいで行って、みんなで食べ合ったほどです(笑)。
店員全員が「ジェラートソムリエ」といったこだわりのお店。迷った際は、ぜひ訪ねてみてください。おすすめのものをはっきり提示してくれますから。まさに、阿波町の穴場ですね。
※掲載情報は 2015/09/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
落語家
林家三平
●本名:海老名 泰助
●生年月日:昭和45年12月11日
●出身:東京都台東区根岸
●「昭和の爆笑王」初代林家三平の次男、祖父は七代目林家正蔵。
●中央大学国際経済学科入学後、平成2年に林家いっ平として落語家の修業に入る。
●現「ねぎし三平堂」堂長
●徳島県美馬市観光大使
【経歴】
●平成5年 二ッ目昇進
●平成11年 シンガポールにて江戸落語「禁酒番屋」を史上初めて英語で公演
●平成14年9月下席より真打昇進
●《第19回》平成14年度浅草芸能大賞「新人賞」受賞
●平成17年7月16日「大銀座落語祭2005」ヤマハホールにて中国語落語「時そば」
●平成18年7月15日「大銀座落語祭2006」ヤマハホールにて中国語落語「動物園」中国語版を発表
●平成18年10月 中国 青島にて中国語落語を公演
●平成19年4月 中国 上海、福建省アモイにて中国語落語を公演
●平成21年3月下席より 二代 林家三平 襲名
●平成22年11月20日 中国上海「蘭心大劇院」にて二代林家三平襲名披露公演を行う
●イケメンらくご家グランプリ 1位受賞『らくご☆まがじん』(35歳から49歳の部)